「第3回新潟国際アニメーション映画祭」が去る3月15日に開幕。オープニング作品として劇場アニメ「
まずは脚本・監督を担当した
続けて「映画というのは、ドラマやキャラクター以外に、純粋な映像としていかに情報量があるかが重要。アニメーションは結局人間、ひいては“手の技”が作り出す世界なんです」と述べる。今後のアニメーション業界に関しては「どうなるのかじゃなくてどうしたいか。アニメーションの世界に携わっている1人ひとりが、自分のテーマとして考えていくしかないし、結果としてそれがアニメーションの将来を決定する」と期待を寄せ、「私は後は楽ちんに映画と戯れて過ごしたいので、若い世代の方にはシビアな戦いにぜひ挑戦していただきたい」と言葉を残した。
その後、登壇した石川は「48時間前、押井さんと話す機会があった」と切り出す。去る3月2日に開催された「イノセンス」「GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊」の4Kリマスター版の上映記念舞台挨拶にて、押井が「やり残したことが1つだけある」と語っていたことに触れ、「押井さんが『3本目をやりたい』と言っていたので『あれってリップサービス?』という確認をしたんです。詳しくは話せないですが、『イノセンス』でちりばめたヒントが回収できるかもしれないとんでもない構想だった」と明かした。
近年ますます発達を見せるAI。石川は「(1989年から1990年にかけて連載された)
イベントの最後、石川は「約20億円の製作費はまだ回収できていない。これをリクープしないと『攻殻機動隊3』は世に出ない。僕も観たいので、ぜひ『イノセンス』を拡散してください」と観客へ語りかけた。「第3回新潟国際アニメーション映画祭」は3月20日まで新潟市内で開催中。長編アニメーションを中心とした映画祭で、国内外の長編作のコンペティションや、ゲストを招いた上映プログラムが展開されている。
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