「ONE PIECE」がネームから単行本になるまでを追う展示イベント、東京で10月開幕

尾田栄一郎「ONE PIECE」の展示イベント「『ONE PIECE ONLY』展」が、10月9日から2025年1月13日まで東京・立川のPLAY! MUSEUMで開催される。

「『ONE PIECE ONLY』展」は、1000話と100巻のメイキングを中心に、「ONE PIECE」が1枚の紙から数100万部の本となって読者の手元に届くまでを追うもの。後日、北米でも開催される予定となっており、PLAY! MUSEUMでの開催は世界初の展示となる。入場は完全日時予約制で、チケットはセブンチケット限定で販売を行う。

会場では単行本100巻と連載1000話記念の際にアーカイブした色校正や印刷刷版を、原画とともに展示。週刊少年ジャンプ（集英社）と単行本の製作現場を8Kハイスピードカメラで撮影し、8Kプロジェクター3台で上映する映像インスタレーションも。「ONE PIECE」が発表されてからの27年間で描かれた1話から1110話までのストーリーを単行本から切り出し、高さ3.6m・長さ140m の壁面に“ひとつなぎ”の巻物のように展示するコーナーも設けられる。

来場者が単行本サイズの特製用紙にイラストを描くコーナーや、「ONEPIECE ONLY」から1字を切り出したシールで海外輸送用クレートを装飾できるコーナーも。また写真家・本城直季が撮り下ろしたネームや原画のクローズアップ、刷版などの印刷に関わる資料、集英社や印刷所の空撮写真を単行本と同じ判型に収録したモノクロの展覧会図録を来場者全員にプレゼントする。カラー印刷の上製本バージョンはショップで販売を行う。

また来場者特典として、7月から東京都内各地で配布された号外ポスターをプレゼント。ポスターは週刊少年ジャンプと同じ用紙に活版輪転印刷され、雑誌と同じサイズに折りたたまれている。