幸田もも子「あたしの！」今秋に実写映画化、渡邉美穂とINI・木村柾哉がW主演

幸田もも子「あたしの！」が実写映画化され、今秋に劇場公開されることが決定。渡邉美穂とINIの木村柾哉がダブル主演を務める。

主人公・関川あこ子は、まっすぐ過ぎる素直な性格で、思ったことは即行動に移し、自分にも他人にも嘘がつけない女子高生。そんな彼女は、小学3年生からの親友・充希といつも一緒にいる。高校2年生の新学期、誰もが憧れる学校イチの王子様・御共直己（みともなおみ）が、留年によって2人と同学年に。直己に一目惚れしたあこ子は、ド直球なアプローチを開始する。一方の充希は、「カッコイイと思うけど恋愛って感じじゃない」と直己のことは好きではないと断言。しかしあこ子は充希の怪しい動きを察知し、先手必勝と思い直己に告白する。結果、あっけなくフラれてしまったあこ子だが、直己が彼女を作らない理由を彼の親友に聞いて、これからも好きでい続けることを決意。そんな中、充希も直己に近づき始めて……。原作は別冊マーガレット（集英社）で2017年から2018年にかけて連載された。

渡邉はあこ子役、木村は直己役。監督はこれまで多くのミュージックビデオやTV CMを手がけ、2022年にドラマ「夫婦円満レシピ～交換しない？一晩だけ～」を監督した横堀光範が務める。今作が長編映画初監督の横堀は、撮影と編集も担当。脚本は映画「恋わずらいのエリー」やドラマ「30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい」のおかざきさとこ、音楽は遠藤浩二が担当する。

渡邉と木村からはコメント映像が到着。主演2人と監督、原作者の幸田からはそれぞれコメントが届いている。幸田は何度も撮影現場に足を運んだそうで、渡邉演じるあこ子について「清々しく誰もが応援したくなっちゃうようなあこ子でした」と、木村演じる直己について「画面直視できないくらいパーフェクトなかっこよさでとっても素敵でした！」と絶賛した。

映画「あたしの！」渡邉美穂、木村柾哉（INI）コメント映像

幸田もも子（原作者）コメント

とにかく何事にもど直球のあこ子、はたからみたらかなりヤベェやつになりかねないのに
美穂ちゃんの演じるあこ子は清々しく誰もが応援したくなっちゃうようなあこ子でした。
恋に必死なあこ子に、時には笑い、終盤では涙止まりませんでした。
あこ子と充希がバッチバチに取り合う直己くんは画面直視できないくらいパーフェクトなかっこよさでとっても素敵でした！
原作を読んでくれた方も、読んでない方も間違いなく楽しめる映画だと思います！
私も幼なじみ誘っていっぱい観に行きたいと思います♡

渡邉美穂（関川あこ子役）コメント

「あたしの！」の出演のオファーをいただき、初めての映画で初主演という大きなチャレンジにとても緊張しプレッシャーも感じていました。
けれど、キャスト・監督・スタッフの皆様が「みんなで頑張っていこう」と現場をとても明るくしていただき、背負い込みすぎず、でも一生懸命に撮影に臨むことができました。
映画「あたしの！」は恋をとるか、友情をとるか、悩ましくてもどかしいお話ではありますが、笑いあり、涙あり、キュンキュンあり！の本当に盛りだくさんな内容になっていると思います。
私の演じる、あこ子は猪突猛進で素直でパワフルな女の子で、周りの人を巻き込んでドタバタしますが、あこ子やみんなが成長する姿も見届けていただけたらと思います。ぜひお楽しみにしてください！

INI・木村柾哉（御共直己役）コメント

最初お話を頂いたときは、初めての映画への挑戦でもあるので、嬉しいと同時に不安も大きかったです。
ですが、監督が通常の本読みに加え、リモートでも本読みをしてくださり、撮影では人見知りの僕をキャストやスタッフの皆さんが盛り上げてくださって、クランクアップの時には、不安もなくなり、達成感で感極まってしまいました。
友情、恋だけではなく、他にもすごく色々なことが詰まっている映画です。
喜んでいただけるようなシーンもたくさんあり、見終わった後は絶対に好きになってもらえる映画になっていると思います。
わくわくしながら公開をお待ちいただけたらと思います。映画館で観てくださった方の心を動かせたら嬉しいです。

横堀光範（監督）コメント

SNSやインターネットでコミュニケーションを取ることが多くなった今の時代で、ここまでど直球で素直に気持ちを伝える事の出来るあこ子という主人公が羨ましくも、懐かしく思えます。
この映画は「恋愛」と「友情」の間で悩むあこ子が、持ち前の強さで壁に立ち向かい、少し大人に成長するお話しです。
あこ子と一緒に、甘酸っぱくて、笑えて、少し泣ける、「青春」をど直球に体験できるような映画になったと思います。
人を好きになって、ぶつかって、分かり合えたその先にある「成長」と「喜び」を、あこ子を通してみなさまの心に響く映画になることを願っています。
僕にとって初めての映画監督作品です。
今までの少女漫画原作映画とは一味違う映画にしたい、そんな思いを最高にフレッシュな役者陣、スタッフ陣と共にできたことをとても嬉しく思っています。
早く皆様にこの映画が届くのを楽しみにしています。