コアミックスのWebマンガサイト・ゼノン編集部で連載された「顔に泥を塗る」は、自分に自信がなく、周りに気を遣ってばかりの社会人・美紅がメイクという“心の武器”を手に入れて変わっていくさまを描く物語。弁護士の彼氏・はるくんの希望に合わせて、美紅は毎日控えめの化粧ばかりだった。そんなある日、気ままにメイクを楽しむ青年・高倉イヴに偶然出会う美紅。彼に憧れの赤リップのメイクをしてもらい、美紅は生まれて初めて自分のことをきれいと思うことができた。はるくんも喜んでくれるはずと思っていた美紅だったが、優しかった彼がこれまで見たことがないような恐ろしい一面を見せ……。単行本は全8巻が発売されている。
美紅を演じる高橋についてヨシカズは「主人公の美紅を演じてくださる高橋ひかるさんはとても華やかで美しい俳優さんですが、同時に純真で謙虚な雰囲気も感じられ、自分がイメージする美紅にぴったりでした」と述べ、ドラマについて「脚本も面白い展開を多々入れていただいており、リアルな美紅たちのドラマを見られることを今から楽しみにしています」とコメントしている。またヨシカズによる応援イラストも公開された。
高橋は「誰もが抱える悩みを、それぞれのキャラクターが何かしら持っていると思うので、自己投影して見ていただいたり、私自身も多分この役を通して強く生きるヒントをもらえる気がしているので、作品を通して皆さんが毎日を楽しく強く生きるヒントが何か送れればいいなと思っています。美紅が強くなっていく姿を見守ってもらえるよう、精一杯、頑張りたいと思います」と意気込みを綴った。ドラマ「顔に泥を塗る」は土曜ナイトドラマ枠で放送される。
ヨシカズ(原作者)コメント
数多の作品の中から「顔に泥を塗る」を見つけていただき嬉しく思います。主人公の美紅を演じてくださる高橋ひかるさんはとても華やかで美しい俳優さんですが、同時に純真で謙虚な雰囲気も感じられ、自分がイメージする美紅にぴったりでした。脚本も面白い展開を多々入れていただいており、リアルな美紅たちのドラマを見られることを今から楽しみにしています。
高橋ひかる(柚原美紅役)コメント
主演が決まったときの気持ちと、原作・台本を読んだ感想
最初に原作の表紙とタイトルを見た時に、タイトルの印象がとても強くて、「どんなお話なんだろう?」と、すごく引き込まれる感じがしました。実際に読んでいくと、とても苦しい気持ちにもなりましたが、共感される方も多い作品だと思ったからこそ、美紅に自己投影して、ご覧いただく方に楽しんでいただけたらな、と原作を読みながら思いました。
自身演じる美紅の印象と、共感できる部分や演じるうえで大事にしたいこと
最初は美紅に対して、もどかしさや悔しさ、イライラなどを感じながら読んでいて、正に原作者のヨシカズさんからしたら、「してやったり」だと思うんですけど(笑)。でも、読めば読むほど、「この苛立ちは自分自身と重なる部分があるからこそ感じるものなんだ」と気づき始めました。それからは、美紅を知るほど愛おしく感じるというか、他人事じゃないように感じるようになりましたね。保身に走ってしまうところなど、私にも共通する部分なのですが、客観的に見ていると「ずるいじゃん」や「なんでそうなっちゃうの?」と思ってしまったりして、最初はそれに戸惑いましたが、読み進めると、美紅は感情に素直な子なんだということがわかってきて、むしろ感情に真っすぐでいいなという印象に変わりました。素直に自分の落ち度にもちゃんと気づくことができて、きちんと自分と向き合って答えを探そうとしているひたむきさがすごく好きです! また、美紅はイヴくんやハルくんなど、人からもらうエネルギーをすごく大切にする子で、自分が主軸ではなく、対相手がいてこそ輝く美紅だと思うので、それぞれの共演シーンを楽しみながら大切に演じていきたいなと思っています。
自分にとってメイクはどんな存在?
メイクもそうですし、「色」は感情をとても豊かにしてくれものだと思います。私は割と日常生活では色を取り込まないタイプだったので、かつては「可愛い色は似合わない」や「目立たない色でいいや」など自分で色を制限していたのですが、お仕事を通して強い色のブルーや赤などの物を身につけたり、チークを取り入れたり、ネイルを塗ったりした時に、自分自身も強くなれた気がしたんです。それをきっかけに好きな色を身にまとえるようになったので、メイクや色は自由の象徴だなと感じています。最近ではパーソナルカラーや骨格診断で「あなたに似合うものはこれです」と指標が見つけやすいからこそ、「絶対そっちの方が似合うよ」と人にも言いやすい世の中でもあり、誰がどう思うかを大切にしがちだなとも思うのですが、イヴくんみたいにメイクやファッションは自分の内面を表に表現できるものだと思うので、自由に楽しんでいいんだということを、作品を通して感じていただけたらなと思います。
撮影に向けての意気込みと視聴者へのメッセージ
見どころは沢山あるんですけれど、これまで自分の好きなものを内に閉じ込めていた美紅が、イヴくんのメイクによって自分の好きなものに気づいてワクワクしていく表情はその1つだと思います。最近「自分って趣味ないな」という人が結構多いなと感じているのですが、好きなものはあるのに、そこまで上手いわけじゃないとか、趣味とまでは言えないかな、みたいに思い込んでいるのかなと思うんです。でも、好きだと感じた小さいときめきに気づいてほしいですし、大切にしてほしいなと思うので、美紅をはじめ、それぞれのキャラクターの些細なときめきとかワクワクを映し出しているシーンを見て、「“好き”ってもっと気軽でいいんだ」とか「“楽しい”って表現していいんだ」と思っていただけたらなと思います。ときめきが沢山詰まっている「ときめきMAX」な作品になっていると思います(笑)。また、誰もが抱える悩みを、それぞれのキャラクターが何かしら持っていると思うので、自己投影して見ていただいたり、私自身も多分この役を通して強く生きるヒントをもらえる気がしているので、作品を通して皆さんが毎日を楽しく強く生きるヒントが何か送れればいいなと思っています。美紅が強くなっていく姿を見守ってもらえるよう、精一杯、頑張りたいと思います。ぜひご覧ください。
土曜ナイトドラマ「顔に泥を塗る」
テレビ朝日系24局:2024年7月13日(土)より毎週土曜日23:30~24:00
スタッフ・キャスト
原作:
脚本:大久保ともみ、遠山絵梨香
出演:
演出:
ゼネラルプロデューサー:服部宣之(テレビ朝日)、
プロデューサー:藤崎絵三(テレビ朝日)、瀬島翔(スタジオブルー)
制作協力:スタジオブルー
制作:テレビ朝日
※高橋ひかるの高ははしごだかが正式表記。
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