「東リベ2」千冬役・高杉真宙はタケミチと友達になりたい、北村匠海も“相棒”を感じる

和久井健原作による実写映画「東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編 -運命-」の初日舞台挨拶が本日4月21日に東京・丸の内ピカデリーで開催された。

原作マンガの4巻から8巻にあたる「血のハロウィン編」を実写化した「東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編」。前後編の前編となる「運命-」の舞台挨拶にはタケミチ役の北村匠海、ドラケンこと龍宮寺堅役の山田裕貴、ナオト役の杉野遥亮、ヒナタ役の今田美桜、三ツ谷隆役の眞栄田郷敦、半間修二役の清水尋也、アッくんこと千堂敦役の磯村勇斗、松野千冬役の高杉真宙、稀咲鉄太役の間宮祥太朗、マイキーこと佐野万次郎役の吉沢亮、英勉監督が登壇した。

本編上映後に行われた本イベント。まず北村が観客に向けて「まずはどうでした？ 後編観たいですよね」と6月30日に公開される続編への期待を煽る。観客から拍手が起きると北村は「僕らも後編を観るまで1カ月くらい待っていたので、その気持ちすごくわかります」とファンの気持ちに寄り沿い、「僕らでもそう思うくらい自信を持てる作品をやっと皆様に届けることができ、たくさんの反響をいただいています。現場はなかなかスムーズとは言えなかったんですが、第一線を張っている仲間がこれだけ集まって、各々が汗水流してできた作品です。皆さんに伝わっているんだなと顔を見て感じています。改めてこの作品に出会えてよかったなと、しみじみ感じています」と思いを語った。

作中で最も“仲間”を感じたシーンを問われたキャストたち。なかなか1つに絞れず考え込むキャストたちだったが、山田が「毎シーンそうですよね、誰かが誰かを思っているので。でも言うなら、東卍結成シーンは一番“仲間”を感じました」と答え、北村も山田の意見に同意する。吉沢が「あと高校で話しているところとか……あそこのアッくんがかわいいんだよな」と別のシーンを挙げると、磯村がその話題に乗り、その後もキャストたちは話が止まらず最終的に「みんな仲間だよ……」「ありがとう仲間……」と各々が言い合う状態になった。

吉沢が、撮影中に眞栄田が見せたある思いやりに感謝する場面も。劇中で上半身裸になるシーンが多かった吉沢は「その場面のために体を鍛えていたんですが、そうしたら郷敦が、スッと来て『吉沢さん甘いもん食ったほうがいいですよ』って」と食事についてアドバイスされたという。山田と吉沢から「特に筋肉に対していいやつ」「筋肉の仲間だよな」と讃えられた眞栄田は「撮影前にめちゃめちゃパンプアップしていたので……」と吉沢の努力を見守っていたことを明かした。

続いて「仲間・親友になれそうなキャラクターは？」というトークテーマでは、まず杉野が三ツ谷を挙げる。杉野は「一本気で好きですね。いいなあ、友達になりたいなという感じがする……でもまあ、みんなヤンキーですからね」と言って観客を笑わせた。今田が「千冬のピュアな感じがいいなと思います」と答えると、千冬役の高杉は「ピュアなヤンキーでよかった」と笑顔を見せた。

清水は少し考えたのち、アッくんをチョイス。清水が「単純にアッくんが好きで、友達になれそうというか、なりたい」と熱い思いを述べると、磯村は「大人になると裏切るけどいい？」とジョークを飛ばす。間宮は「ドラケンですかね。最後の最後まで裏切らずにそばにいてくれそう」と答え、山田を「うわー、やった！」と喜ばせる。高杉は「間違いなくタケミっちです。一緒にバカやりたいです」と答えると、北村は「こんなに相棒って言葉を感じられる人っているんだと思いました。昔共演したときは真宙くんがなかなか楽屋に帰らず現場の椅子に座っているので、現場の妖精だと思ったんですけど」と過去の共演エピソードを明かした。

舞台挨拶では、キャストたちが劇中で好きなセリフを挙げるフリップトークも行われた。最後にキャストを代表して北村が挨拶をする。北村は共演者たちについて「この仲間たちはとにかく誇りに思えるくらい、常に第一線を張っている人たち。そんなみんなが今このタイミングで作品を作れるのは運命だと思いますし、ここにいない（村上）虹郎や（永山）絢斗くんも、ものすごい熱量でぶつかってくれました。『僕らの代表作を作ろう』という最初に掲げた目標を、この前編後編で体現できていると断言できます。これからずっと続いていく役者人生の中でかけがえのない出会いができたと思います」と熱弁。続けて「後編が楽しみですが、前編をまず噛み締めていただいて余韻に浸っていたければ。いつもは公開すると作品が手を離れていく感覚があるんですが、今回はいつまでも心の中にあるように感じています。これからも心の中にどこかで温めて、愛でていけたらと思っています」と述べ、舞台挨拶を締めくくった。