「映画クレしん」忍者役に米良美一、ベートーヴェン「運命」を高らかに歌い襲いかかる

臼井儀人原作による劇場アニメ「映画クレヨンしんちゃん もののけニンジャ珍風伝」に、カウンターテナー歌手・米良美一が声優としてサプライズ出演していることが発表された。

劇場公開中のアニメ「映画クレヨンしんちゃん もののけニンジャ珍風伝」。米良演じる兵衛刀便系（べえとうべんけい）は、ベートーヴェンの不朽の名曲「運命」のメロディを高らかに歌い上げながら地面より這い上がり、野原家に襲いかかる忍者のキャラクターだ。今回の出演について問われた米良は、「臼井先生が何度か“はりつめた～弓の～♪ 米良さん元気かな～♪”ってコミックで描いてくださってる時があって、びっくりしたんですがそこに愛情を感じて嬉しかったのを覚えています。それからもコミックが発売されると必ず買っていて、今でも買って集めています」とファンになったきっかけなどを語った。

この発表に併せ、「映画クレヨンしんちゃん もののけニンジャ珍風伝」の新映像も解禁に。新映像では米良演じる兵衛刀便系が巨体で野原家を脅かすシーンや、山田孝之演じる“イケメン”が動く姿などが、さまざま忍法が飛び出す場面とともに収められた。

米良美一コメント

『運命』を歌うのは結構難しくて、超絶テクニックが必要です。だから大事なところはちゃんと歌っていますけど、基本はオブリガートで歌いました。
実は臼井先生が何度か“はりつめた～弓の～♪ 米良さん元気かな～♪”ってコミックで描いてくださってる時があって、びっくりしたんですがそこに愛情を感じて嬉しかったのを覚えています。それからもコミックが発売されると必ず買っていて、今でも買って集めています。「クレヨンしんちゃん」は子どもが楽しむものだと思っていたけど実は大人が観ても、胸がキュンとしたりしますよね。それで大ファンになりました。
臼井さんとはお会いしたことは無いんですけど、私が声が出なかったり、苦しかった時に限って、臼井さんがコミックで“米良さん元気かな～♪”って描いてくださっていたんですよ。今回の声優のお話をいただいたのも、臼井さんが“米良もこんな世の中で大変な思いをしてるから、頼んじゃおっかな”と思ってくださったのかなと思って。そういう縁を勝手に感じて、すごく嬉しいです。