ロード・エルメロイII世で一番のミステリーは？浪川大輔「ウェイバーの声変わり」

TVアニメ「ロード・エルメロイII世の事件簿 -魔眼蒐集列車 Grace note-」の先行上映会が、去る6月27日に東京・新宿バルト9にて行われた。

第1話、第2話が先行上映された後、ステージにはロード・エルメロイII世役の浪川大輔、グレイ役の上田麗奈、ライネス役の水瀬いのり、スヴィン役の山下誠一郎、メルヴィン役の平川大輔が登壇。浪川はロード・エルメロイII世、そして若き日のロード・エルメロイII世であるウェイバー・ベルベットの演じ分けについて「難しかった」と言いながらも笑顔を見せる。ウェイバーは、「Fate/Zero」において、征服王イスカンダルとともに第四次聖杯戦争を駆け抜けた少年。2011年に放送されたアニメ「Fate/Zero」でウェイバーを演じた浪川は、「（アニメ「事件簿」でも）ウェイバーの面影がうまく出せてればいいなと思いました」と話し、「髪の毛の長さも変わったけど、あまりにも声帯が変わりすぎて（笑）。この声変わりが一番のミステリー」と、ウェイバーとロード・エルメロイII世の違いに言及した。

浪川はロード・エルメロイII世のセリフ量が多く、またセリフが難解であることにも触れ、原作者の三田誠からも「難しいのでよろしくお願いします」と頼まれたことを明かす。上田も頷きつつ、いかにグレイはそんな師匠が好きかを言葉を尽くして説明。それを聞いていた平川から「なんでこんなにいい内弟子がついたの？」と疑問が飛ぶと、浪川も「奇跡」と首肯し「グレイめちゃかわ……あ、ライネスもかわいいですよ？」と“義妹”である水瀬をチラ見し、観客が爆笑する場面も。

イベントの終盤にはASCAが登場し、エンディングテーマ「雲雀」を歌唱。最後に浪川は「ここまでとんがった作品はなかなかない、と思いながら収録しています。録り終えた後は、この話観てほしいなあと思いますし、昔から『Fate』の世界観を知っている方はわかっていると思いますが、それぞれのキャラクターが本当に素晴らしいんです。ミステリーが絡んできて、『Fate』の世界観からすると少し異質かもしれませんが、アニメ『事件簿』でも確固たる世界をしっかりと作っていきたい。この夏、ほかにもアニメはたくさんあります。ほかのも観てもいいけど、『ロード・エルメロイII世の事件簿』もその仲間に入れてほしい」と挨拶した後、突如「小野くん、がんばってるよ！」とアッド役の小野大輔へ自分のがんばりをアピール。和気藹々とした雰囲気の中、イベントは幕を閉じた。

TVアニメ「ロード・エルメロイII世の事件簿 -魔眼蒐集列車 Grace note-」は、TOKYO MXほかにて明日7月6日24時に放送スタート。公式サイトでは、ひろやまひろし、近衛乙嗣、森井しづき、石田あきらといったTYPE-MOONゆかりの作家による応援イラストが公開されているので、ファンはチェックしておこう。