「こちら葛飾区亀有公園前派出所」の連載40周年と単行本200巻の刊行を記念した「こち亀展」。入り口では両さん、中川、麗子、大原部長のパネルが入場者をお出迎え。続いて単行本計200冊や関連書籍、「こち亀」の最終話が掲載される9月17日発売の週刊少年ジャンプ42号(集英社)などの展示コーナーへ。同エリアでは単行本表紙の原画も複数公開されている。
その後来場者を迎えるのは両さん、中川、麗子、大原部長をそれぞれフィーチャーした原画コーナー。連載初期から最新の原画までがずらりと並んでいる。また大原部長によるおなじみの「両津のバカはどこだ」をはじめ、「こち亀」の各話のオチをパネルで紹介する「恒例エンディング傑作選」や、両さんの劇中での収入や損失をまとめた「両津の『金と欲』40年」といったコーナーも。
このほか劇中に登場する下町の風景や、人情エピソードなどの原画も公開。さらに先日神田明神に奉納された「こち亀」の巨大絵巻物や、展覧会のために秋本が描き下ろした21ページの新作エピソードも展示されている。
なお本日会場では展覧会の開幕式と、「こちら葛飾区亀有公園前派出所」が「最も発行巻数が多い単一漫画シリーズ『Most volumes published for a single manga series』200巻」として、ギネス世界記録TMに認定されたことを受け、公式認定証授与式も実施。会場には秋本と「舞台版 こちら葛飾区亀有公園前派出所」で両津勘吉役を演じる
ギネス世界記録公式認定員の石川佳織氏から認定証を受け取った秋本は、「今後のマンガ家人生にも、すごく元気の出ることです。本日はどうもありがとうございます」と挨拶。また本日一足先に会場内を見て回ったというラサールは、「数々の下町の風景も本当に素晴らしくて、両さんがその辺を歩いてるんじゃないかなと思わせる展示の方法になっていました。グッズも非常に凝っていて私も全商品予約しました」とコメントする。一方生駒は現在上演中の舞台を「本当に『こち亀』を読んでいるような気分になれる。現実の世界とマンガの世界がリンクしている素晴らしい舞台だなと思っています」アピール。最後はラサールが両さんの声で「みんな舞台版よろしくな! たとえ連載が終了しても、両津勘吉、『こち亀』は永久に不滅です」と力強く叫び、開幕式と公式認定証授与式は終了した。
「こち亀展」は9月26日まで日本橋高島屋にて開催。12月には大阪で巡回展が行われることも決定している。
こち亀展
会期:2016年9月14日(水)~9月26日(月)
時間:10:30~19:00(19:30閉場)※最終日は17:30まで(18:00閉場)
会場:日本橋高島屋8階ホール
住所:東京都中央区日本橋2-4-1
料金:一般800円、大学・高校生600円、中学生以下無料
主催:こち亀展実行委員会(読売新聞社、集英社)
原作:
企画協力:週刊少年ジャンプ編集部
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- こち亀.com|「こち亀展」連載40周年記念 日本橋高島屋で9月に開催
- こち亀.com|集英社 こちら葛飾区亀有公園前派出所公式サイト
- こち亀よ永遠に | こち亀年表1976→2016
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