日本×フィンランド共同制作の「行こう!野ウサギ」、演出に黒澤世莉

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日本×フィンランド演劇プロジェクト「行こう!野ウサギ」が、12月2・3日に埼玉・飯能市市民会館 小ホール、12月20日から23 日まで東京・早稲田小劇場どらま館にて上演される。

フィンランド独立100周年記念事業 日本×フィンランド演劇プロジェクト「行こう!野ウサギ」チラシ表

フィンランド独立100周年記念事業 日本×フィンランド演劇プロジェクト「行こう!野ウサギ」チラシ表

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「行こう!野ウサギ」は20カ国語に翻訳されたフィンランドのベストセラー小説が原作。演出家の黒澤世莉とフィンランド国立芸術劇場に所属していたユハ・マケラによる日本×フィンランド演劇プロジェクトが、同国の独立100周年記念事業として初めて日本で上演する。仕事にも家庭にも嫌気がさしている中年男性ヴァタネンが野ウサギと出会い、旅の中で自分を取り戻していく冒険ファンタジーだ。

上演に際し黒澤は、日本人とフィンランド人について「よく似てると言われながらも、違うところもたくさんある」としながら、「演劇の共同制作を通じて、お互いの違いや共通点など、たくさん理解し合える場にできれば」とコメント。またマケラは本作について「フィンランドが舞台ですが、日本でも世界のどこでも起こりうる物語」と述べ、「人生の喜びと苦悩が浮き彫りになってきます」と見どころを語っている。

黒澤世莉コメント

北欧を代表するフィンランド国立芸術劇場。そこで長年活躍されていたユハ・マケラさんとの出会いは10年前、日本の小劇場演劇を観たいそうだから、とのことで紹介されました。それから柿喰う客やバナナ学園純情乙女組、乞局など、エッジの効いたラインナップを紹介しました。やがてユハさんのワークショップを開催したり、などのお付き合いを通じて「共同制作をしよう」という流れになりました。

日本人とはよく似てると言われながらも、違うところもたくさんあるフィンランド人。演劇の共同制作を通じて、お互いの違いや共通点など、たくさん理解し合える場にできればと思います。

ユハ・マケラコメント

仕事に追われ、ストレスだらけの日々-そんな生活から逃げたくなったことはありませんか?すべてから開放されて、自然の中で爽やかな風に身を任せたいと思ったことはありませんか?

「行こう!野ウサギ」は、ここからすべてが始まるのです。フィンランドが舞台ですが、日本でも世界のどこでも起こりうる物語です。中年男性ヴァタネンと野ウサギが出会い、フィンランドを縦断して北の果てラップランドまで旅する冒険ファンタジー-その旅の中で人生の喜びと苦悩が浮き彫りになっていきます。

※初出時、本文に誤りがありました。訂正してお詫びいたします。

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フィンランド独立100周年記念事業 日本×フィンランド演劇プロジェクト「行こう!野ウサギ」

2017年12月2日(土)~12月3日(日)
埼玉県 飯能市市民会館 小ホール

2017年12月20日(水)~12月23 日(土)
東京都 早稲田小劇場どらま館

原作:アルト・パーシリンナ
脚本:クリスチャン・スメズ
翻訳:宇井久仁子、黒澤世莉
演出:ユハ・マケラ、黒澤世莉

出演:尾崎冴子、菊池美里、木内コギト、小谷真一、ヒザイミズキ、松本一歩、大浅絹子、野元結水

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