ねごと、初SHIBUYA‐AXワンマンでバンドの成長を証明

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ねごとの東名阪ワンマンツアー「お口ポカーン?! ワンマンツアー ~フラットな気分でもいいよ~」の最終公演が、5月12日に東京・SHIBUYA-AXで行われた。

「お口ポカーン?! ワンマンツアー ~フラットな気分でもいいよ~」SHIBUYA‐AX公演の様子。(photo by 上飯坂一)

「お口ポカーン?! ワンマンツアー ~フラットな気分でもいいよ~」SHIBUYA‐AX公演の様子。(photo by 上飯坂一)

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会場には1500人のファンが詰めかけ、白を基調とした衣装を着たメンバーが現れると大歓声で4人を迎えた。歓迎ムードの中、メンバーはレーザービームの演出にあわせてまずは「ループ」をプレイ。一気にねごとの世界へとオーディエンスをさらっていく。その後も「サイダーの海」「week…end」「うずまき」などを息の合ったアンサンブルで熱演し、ロックバンドとしての底力を見せつけた。

しかしMCやメンバー紹介では、等身大の素顔が覗く。澤村小夜子(Dr)は「お菓子を途中で食べていても気にしないでほしい」と観客を笑わせ、沙田瑞紀(G)は「いつもの5倍くらい震えている」と告白。蒼山幸子(Vo, Key)は「皆さんとお互いにエナジーをバーン!とできたらいいなと思います」と決意を明かす。そして藤咲佑(B)は、「SHIBUYA‐AXまで上り詰めてきました。ずっと応援してくれて、本当にありがたいです。だけど、ねごとはまだまだなところもたくさんあって……」と言葉を詰まらせながら感謝の思いを表し、「これからもずーっと応援してもらえませんか?」とファンに問いかけた。

また澤村主導で進められる恒例の“自由時間”では、澤村が蒼山をステージの端から端へと走らせ「(蒼山が)前を通ったら手を挙げてほしい」と観客にリクエスト。澤村が歌う「ふるさと」にあわせて蒼山がステージを駆けると、会場は笑いで包まれた。

ライブの後半では、蒼山の「一緒に歌ってください!」という呼びかけで会場が一体となった「カロン」、イントロから大盛り上がりとなった「メルシールー」、そして宇宙空間を漂う映像とのコラボレーションで魅せた「sharp♯」を披露。さらに一度袖に下がり再登場したあとに映画「放課後ミッドナイターズ」主題歌に起用された新曲「Re:myend!」や「透き通る衝動」を観客に届け、バンドの成長を証明する形でライブが終了した。

なお、ねごとは明日5月19日に下北沢で行われるサーキットイベント「Shimokitazawa Sound Cruising」への出演を皮切りに、各地のライブイベントに参加。8月には北海道で行われる野外フェス「RISING SUN ROCK FESTIVAL 2012 in EZO」に出演する。

ねごと「お口ポカーン?! ワンマンツアー ~フラットな気分でもいいよ~」
2012年5月12日 SHIBUYA-AX セットリスト

01. ループ
02. サイダーの海
03. 季節
04. ビーサイド
05. week...end
06. Tonight
07. ワンダーワールド
08. うずまき
09. AO
10. インストゥルメンタル
11. drop
12. ふわりのこと
13. カロン
14. 彗星シロップ
15. メルシールー
16. sharp♯
17. Re:myend!
18. 透き通る衝動

※記事初出時、本文の終盤の下りの表現とセットリスト表記に誤りがありました。訂正してお詫びいたします。

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