この曲は今冬発売される童子-Tのアルバム「12 Love Stories 2」からの先行配信楽曲。童子-Tと青山テルマは以前にも「約束の日 feat. 青山テルマ」でコラボしているが、今回は「愛の罠」をテーマに、夢を追いかけながら自分勝手に恋人に甘える男性と、それを支えながらも振り回され、ボロボロになり自分自身を見失ってしまう女性の心境が描かれている。
ビデオクリップには人気タレント・梨里杏と、カリスマブロガー・ゆんころ(小原優花)などが出演。平穏な恋人の関係を突き落とすような絶望、そしてその後に訪れる結末が2種類用意された、斬新なビデオクリップになっている。
童子-Tコメント
「約束の日」はテルマから「男は記念日を大切にしないから」ということでアニバーサリーをテーマに制作したんですが、今回もテルマから「ダメな男に依存してしまってる女の子の恋愛はどうだろう?」という提案があって。自分の経験してきた恋愛にはあまりなかったテーマだったのではじめは多少とまどったんですが、もう少しレンジを広げて夢を追うことを言い訳にして大切な何かを失っていくみたいなイメージならいけそうだと思い、そこからグッとフォーカスをあてて一気に書き上げていった感じです。トラックはこういうテーマなので「12 Love Stories」シリーズにはあまりないシビアで緊張感のある雰囲気の曲に仕上げていきました。「約束の日」とはガラッと変わったテルマとの化学反応をぜひチェックしてください!究極の「ダメ恋ソング」です!!
青山テルマコメント
今回のコラボレーションは私がこの頃、私の身近でよく耳にする恋愛の形を童子さんに提案し、2人で書きました。からっぽの「愛」という「罠」にどっぷりと溺れて行く女の子と彼女の愛情に甘え過ぎ、自分勝手な彼。愛しすぎて気づけば彼氏に振り回され、自分を見失ってしまいそうになる彼女。そんな恋愛の形を今回描いてみました。自信をなくしてしまうと、それと同時に誰かに頼って生きてしまって、夢が見えなくなり、誰かの陰の後ろで生きてしまってる、そんな男女に届いてほしいと願ってます。もし今逃げられない愛の罠にはまっているなら、勇気を出してもっと自分を愛してほしい。そんな想いで歌詞を書きました。ぜひ聴いてみて下さい。
ゆんころ(小原優花)コメント
私も似たような経験をしてたので、その人に対しての自分の気持ちを代弁するような、「好きな気持ちはあるんですけど、そこから抜けださなきゃいけない」っていう葛藤が入っていて、言葉になかなかできない気持ちがそのまま歌詞に出た曲ですね。「ガキだった俺はマジで身勝手 かっこつけて イキガって」とか、口ばっかりで俺はビッグになるみたいな人物の描写がリアルで。その後に、でも「おまえを離さない」という歌詞が出てくるんですけど、女の人ってそういうのに弱いじゃないですか?「だめんず」だってわかってるのに、結局私が側にいてあげないと、みたいになったりして。その直後に来るサビで、「もう無理だよ……」って言ってるのに、矛盾してもっと深く深く好きになっちゃったり。絶対、この人ダメだってことはわかってるのに、心と行動は全然伴わないじゃないですか? 恋愛って。それが、サビにギュって入っている気がしてすごいですね。嫌いにならなければいけないとわかってても嫌いになれなかったり、気持ちと行動が合わない恋愛のもどかしさとか、リアルな人間の描写とかも入ってて、絶対誰でも共感できる歌詞だと思うし、これを聴いてもらって、また次のステップに行くための思い出の曲にしてもらうとか、共感できる幅が広いなあと思いました!
リンク
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音楽ナタリー @natalie_mu
童子-T×青山テルマ再びタッグ!ダメな男女の恋愛を歌う http://t.co/IxqDKB1v