映画ナタリー Power Push - 「ピッチ・パーフェクト2」×超特急

CUPSとアカペラで「ピッチ・パーフェクト」の世界へ!超特急 インタビュー&パフォーマンス

ボーカルへの思い

──超特急はベラーズなど作中のアカペラチームとは違ってメインダンサー5人、バックボーカル2人というスタイルですが、ダンサーの皆さんはコーイチさんとタカシさん2人のボーカルについて、いつもどんなことを感じながら踊っているんですか?

リョウガ 「歌詞間違えるなよー? 結構振りに影響するんだからなー!」って思ってますね。

コーイチタカシ あはははは!(笑)

ユーキ それ、1番思うかもしれない(笑)。

タカシ リアルな意見や。

ユーキ たまに音の取り方を変えてきたりもしますからね。歌詞ハメのダンスパートでは「今日はどうやって歌ってくるのかな?」って探ってますよ。

ユースケ 僕はコーイチの巻き舌が気になる! 「バッタマン」とか、調子いいときはすごいから「お、今日巻くねえ!」って思ってます(笑)。あと「Pretty Girl」の「Let's go and check it check it out」のところも、歌声ですぐにその日のテンションがわかるんですよ。「今日は落ち着いてるな」とか、「今日もしかしたら緊張してるんじゃないかな?」とか。

コーイチ

コーイチ そうなんや(笑)。

──では、ボーカルのお2人はお互いの歌声をどのように感じながらステージに立っているんですか?

コーイチ 声質で分けると僕は鋭くてシャープな声じゃないですか。反対にタカシはまろやかで甘い声。僕はタカシのような声質のボーカルがすごく好きなので、いつもうらやましいなと思っていますね。

タカシ ……。

カイ タカシ照れてる。ニヤニヤしてる(笑)。

──タカシさんはどうですか?

タカシ

タカシ コーイチはライブごとに歌い方や表現の仕方を変えているように思える。ライブっていう1つのパッケージごとに、コーイチの歌はいつも違って聴こえるんです。だからずっと聴いていても飽きないし、引き出しの量がハンパないなって思いながらいつも聴いています。

コーイチ ……(にやける)。

ユースケ (コーイチを見て)ふはははは!

リョウガ なんだよこれ。

カイ なんなんだよお前ら(笑)。

──ちなみに、ダンサー陣はどのくらい歌唱力があるんですか? 皆さんが歌に関してどれほどのポテンシャルを秘めているのかが気になるのですが……。

タクヤ なんてことを聞くんですか!(笑)

ユーキ そこはノータッチなところですよ!

ユースケ ユーキはよくターゲットになって歌わされるよね(笑)。

タクヤ

タクヤ そう、ユーキはもともとヘタなんだけど、よく歌わされるから日々進化してる。だから最近ヘタじゃなくなってきててつまんない!

カイ 戦いの中で成長しちゃってるんだよね(笑)。

リョウガ 飲み込みが早いんだよなあ。

ユーキ いや、歌は生き物だから難しいですよ。

カイ ……おい、何カッコつけてんだよ。

ユースケ あはははは!(爆笑)

タカシ なんか、ボーカルよりもボーカルっぽいこと言ってる(笑)。

──リョウガさんは歌声を披露する機会が多いですよね?「EBiDAN THE LIVE」などでもよく歌っている印象があります。

タクヤ そう、リョウガは歌えるんですよ。彼はもう何でも来いって感じですよ。

ユーキ “マルチボーカリスト”だからね!

リョウガ 待って? 俺ダンサーだから! 職業変えないで!?(笑) おかしいおかしい。

7人は○○・パーフェクト

──では最後に「ピッチ・パーフェクト」という作品のタイトルに絡めて、メンバーの皆さんはそれぞれどんなところが“パーフェクト”か教えて下さい。

コーイチ 僕、リョウガの潔癖はハンパじゃないなって思う。

リョウガ

リョウガ え! 潔癖か? 俺。

コーイチ 以前一緒にお風呂に行ったときのことなんですけど、体を洗い終わったリョウガを見たらすごい嫌そうな顔してるんですよ。だから「どうしたん?」って聞いたら「シャンプーで体洗っちゃった」って。そうしたらリョウガ、そこからボディーソープで3回くらい体を洗ってたんです。そのときに「うわ、めっちゃ潔癖症やん」って思った。……え、覚えてない?

リョウガ 覚えてない……(笑)。

コーイチ いや、ホンマに洗っててん。だから「俺先に出てるわ」って。

タカシ 無意識や。

ユースケ リョウガは“キレイ好き・パーフェクト”?

タクヤ そうしたら、コーイチはリョウガと真逆だから“大ざっぱ・パーフェクト”だな。

ユーキ そうだね。

──リョウガさん、あまり納得行ってないみたいですが……(笑)。

リョウガ 僕の部屋を見たらキレイ好きじゃないってわかりますよ……(笑)。

ユーキ リョウガはそれよりもさ、なんて言うんだろ? 立ち居振る舞い的な……。

ユースケ 紳士的? あ、“紳士・パーフェクト”じゃない!?

カイ それだ。

コーイチ そうだ、リョウガはジェントルマンです。そっちにしましょう。

──では、リョウガさんは“紳士・パーフェクト”ということで。

ユーキ ユースケのパーフェクトなところは食関係だと思うんですよね。大食い系。

ユースケ いや、食じゃないって。最近ダメなんだって。自分の限界がわかってきて……。

ユースケ

タクヤ “ワシ鼻・パーフェクト”でいいんじゃない。

一同 あははははは!(爆笑)

ユースケ おいおいおい! おかしいだろーーー!!! どういうことだよーーー!!!

タクヤ だって鼻高いじゃん。外国人みたいな鼻してるから。

ユーキ 外見!(笑)

ユースケ じゃあ……それでお願いします(笑)。ありがとうございます。

カイ

カイ 俺、自分で言ってもいいですか? “プロ意識・パーフェクト”にしてください。いつも、ステージに立つ者としての振る舞いを自分の中で考えながら行動しているので。

ユースケ うん、それは納得。

一同 (頷く)

リョウガ タカシは昔のことに関する知識がすごいんだよなあ。

タクヤ 一番年下なのにね。

タカシ 昔の曲が好きなんですよ。

タクヤ 曲だけじゃなくて、僕らが知らない言葉とかも知ってるじゃん。

ユーキ じゃあ“古風・パーフェクト”だ。

タカシ タクヤはやっぱり“ビューティ”かなあ。

ユースケ うんうん。タクヤは市販されてるすべてのシャンプーを使って試したことがあるっていう伝説を持ってるくらい、美についての意識が高いんですよ。自分のことを追求しているからこそ、そういう研究ができるので……。

カイ じゃあ“自己追求・パーフェクト”だね。

ユースケ さあ残すは……。

タクヤ ユーキはいろいろ持ってるからなあ。

リョウガ やっぱりダンスリーダーとして、ダンスに対する熱い思いと技術はピカイチじゃないですか? しかも最近、空き時間にもめちゃくちゃ踊ってるんですよ。どんどん技術を自分の中に取り込もうとしてる。

ユーキ

タクヤ ユーキは何事に対してもそうだよね。自分の好きなものはとことん突き詰めて、完全に自分のものにしちゃう。

リョウガ 自分が極めようと思ったものは、絶対に極める。もう“パーフェクト・パーフェクト”です!

ユーキ うわー、すごいいい感じになっちゃってるよ!(笑) なんでもできる人みたいになってる!

カイ でも“パーフェクト・パーフェクト”な人は、人の肘の上に座らないからな!?(笑)

Contents Index
超特急インタビュー
パフォーマンスムービー
メイキングフォトギャラリー
「ピッチ・パーフェクト2」公式サイト

「ピッチ・パーフェクト2」2015年10月9日よりTOHOシネマズ六本木ヒルズにて先行公開、10月16日より全国公開

女子大学生によるアカペラチーム、バーデン・ベラーズの活躍を描きヒットを記録した2012年全米公開のミュージカル映画「ピッチ・パーフェクト」の続編。前作の劇中でアナ・ケンドリック演じる主人公のベッカが披露した、プラスチックカップを使用した演奏スタイル「CUPS」は世界中でブームを巻き起こした。

ストーリー

女性だけのアカペラチームとして全米大会初優勝を飾り、以来大会を3連覇中のバーデン・ベラーズは向かうところ敵なし。ところが、オバマ大統領の誕生日を祝う祭典で大失態を犯してしまい、チームは活動禁止の処分を受けてしまう。一度きりの名誉挽回のチャンスは、アカペラ世界大会で優勝すること。しかし優勝することに対するプレッシャーや、卒業後の進路への不安などから、いつしかみんなの心はバラバラに。そんなときに、ドイツから最強のライバルチーム、ダス・サウンド・マシーンが現れベラーズはますます窮地に追い込まれてしまう。はたして彼女たちはプレッシャーに打ち勝ち、友情を取り戻し、世界のステージに立てるのか?

スタッフ

監督:エリザベス・バンクス
脚本:ケイ・キャノン

キャスト

ベッカ:アナ・ケンドリック
エイミー:レベル・ウィルソン
エミリー:ヘイリー・スタインフェルド
オーブリー:アンナ・キャンプ
クロエ:ブリタニー・スノウ
ほか

超特急(チョウトッキュウ)
超特急

ボーカル2人の美しいハーモニー、奇抜で独特なダンスパフォーマンスで人気を集めている“史上初!! メインダンサー&バックボーカルグループ”。メンバーは1号車コーイチ(お父さん担当)、2号車カイ(神秘担当)、3号車リョウガ(ガリガリ担当)、4号車タクヤ(筋肉担当)、5号車ユーキ(ドジっ子担当)、6号車ユースケ(元気担当)、7号車タカシ(末っ子担当)の7人。2012年6月に1stシングル「TRAIN」でCDデビューし、「Shake body」「POLICEMEN」とシングルリリースを重ねる。2014年3月には6thシングル「ikki!!!!!i!!」をリリースし、ホールツアーを実施。12月に1stフルアルバム「RING」を発表した。2015年6月にはデビュー3周年記念の9thシングル「スターダスト LOVE TRAIN / バッタマン」を発表。さらにインドネシア・ジャカルタでのライブイベントに出演し、海外“初開通”を果たす。9月にはフジテレビ系「探偵の探偵」の主題歌を表題曲とする10thシングル「Beautiful Chaser」をリリース。10月31日には初主演映画「サイドライン」が公開となる。12月23、24日には東京・国立代々木競技場第一体育館でのワンマンライブが控えている。

超特急 CHRISTMAS ONEMAN LIVE 2015 Fantasy Love Train~君の元までつながるRail~
2015年12月23日(水・祝)
東京都 国立代々木競技場第一体育館
2015年12月24日(木)
東京都 国立代々木競技場第一体育館
超特急 feat. マーティー・フリードマン
「Beautiful Chaser」
2015年9月9日発売 / SDR
超特急 feat. マーティー・フリードマン「Beautiful Chaser」初回限定盤A
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超特急 feat. マーティー・フリードマン「Beautiful Chaser」通常盤B
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