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「ラストレシピ」二宮和也も驚愕、西島秀俊がロシア語の先生と「殴り合ったよね!」

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「ラストレシピ ~麒麟の舌の記憶~」公開記念トークショーの様子。

「ラストレシピ ~麒麟の舌の記憶~」公開記念トークショーの様子。

ラストレシピ ~麒麟の舌の記憶~」の公開記念トークショーが、本日11月13日に東京・TOHOシネマズ 日劇にて開催され、キャストの二宮和也西島秀俊宮崎あおい、監督の滝田洋二郎が登壇した。

田中経一の同名小説を原作にした本作は、70年前に天皇の料理番をしていた男・山形直太朗が考案したフルコースの再現に挑む佐々木充の姿を描いた人間ドラマ。一度口にしたものの味を完全再現できる“麒麟の舌”の持ち主・佐々木を二宮が演じ、山形に西島が、山形の妻・千鶴に宮崎が扮した。

本編上映後に行われたこのイベントでは、観客から感想と質問を募ることに。まず「皆さんの食べ方がとてもきれいでした。特に気を付けたシーンはありますか?」と質問が上がると、二宮は「それは意識してますよ! オフショットじゃないですから!(笑)やっぱり自分は天才料理人なんだっていう気概を持って食べてました」と笑いを誘う。料理の先生に食べ方まで習ったという西島は「まずどこを食べるかや、最初にちょっと混ぜてみるということを聞きました。本当は、同業者だとバレないようにしながら、香りを嗅ぐところから始めるそうです」と語る。宮崎は「私は味見係だったので。夫が作ってくれた料理っていうだけでもうれしい気持ちになるし、実際に用意していただいているお料理も本当においしいので、その気持ちをそのまま出せばよかった」と撮影を振り返った。

本作を観るのは4度目だという観客が「いつも、二宮くんが涙を(流しそうで)流さないなと思いながら観ていた」と言うと、二宮は「5回目観ても6回目観ても流さないんだけどね、僕は」とジョークで笑いを起こす。滝田と二宮は、該当シーンについて「泣いたらわかりやすすぎるので、ためてためて。もちろん心では泣いてるんですけど」「泣いちゃうことで、すごく成長してるように見えたら嫌だった。この映画は“1からどこまでいけるか”ではなく、“マイナスからゼロに戻って、やっとスタートする”話だから。初めてレシピ通りに料理を作って、それを食べて『うまいな』と言う。そこからスタートするんです」と説明した。

続いては、劇中でロシア語を披露している西島へ、どうやって発音を練習したのかという質問が。西島は「実は調理場のシーンにいたロシア人の方が先生。ドラマ『MOZU』のシーズン2冒頭で、僕が思いっきり殴っているロシア人がいるんですけど、その方が先生として指導に現れたんです。そのときは『ああ! 殴り合ったよね!』となった。だから、全然やりやすかった! ロシア語の前に一緒にアクション練習してるんですもん」と話して二宮らを驚かせた。

最後の挨拶で滝田が「いろんな世代の方に楽しんでいただける映画だと思う。僕も3人の娘と一緒に観に行きました」と言うと、西島も「僕も、珍しくうちの両親から『感動した』と電話がかかってきました」と反響を明かす。そして二宮が「この作品を悪い映画だと言う人はいないと思う。自分の家族に置き換えてもつながる部分はあると思うので、ご家族のみんなで一緒に観て、確かめ合っていただきたい」と話し、イベントを締めくくった。

※宮崎あおいの崎は立つ崎(たつさき)が正式表記

(c)2017 映画「ラストレシピ ~麒麟の舌の記憶~」製作委員会 (c)2014 田中経一/幻冬舎

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