小学館漫画賞、安倍夜郎、篠原健太、岩本ナオらが輝く

1月21日、第55回小学館漫画賞が発表された。一般向け部門は安倍夜郎「深夜食堂」、少年向け部門は篠原健太「SKET DANCE」、少女向け部門は岩本ナオ「町でうわさの天狗の子」、児童向け部門は永井ゆうじ「ペンギンの問題」が選出されている。

一般向け部門の「深夜食堂」は、ビッグコミックオリジナル（小学館）で連載中。深夜0時に開店する東京・新宿の食堂の主人と客の人間模様を描き、2009年秋、毎日放送・TBS系でドラマ化もされた。

少年向け部門「SKET DANCE」は週刊少年ジャンプ（集英社）で連載されているコメディ。開盟学園の3人の生徒が人助けを目的とした部活動「スケット団」を結成し、さまざまなトラブルに立ち向かう。

少女向け部門の「町でうわさの天狗の子」は、月刊flowers（小学館）にて連載されている、天狗と人間のハーフの女の子の恋心を追う作品だ。

児童向け部門の「ペンギンの問題」は月刊コロコロコミック（小学館）の連載。ペンギンと子どもたちによるギャグマンガで、2008年にはテレビアニメ化されゲームも発売。2009年には劇場版も公開された。

そして審査員特別賞は、マンガ作品の積極的な映像化を通してマンガの普及と認知に大きな貢献を与えたとして、東宝が受賞した。贈賞式は3月3日、帝国ホテルで行われる予定だ。