ついに後編発売!アイデアvol.336は村田蓮爾が表紙

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特集「漫画・アニメ・ライトノベル文化のデザイン」の後編を収録したアイデアvol.336(誠文堂新光社)が発売された。マンガデザインのパイオニアたちを取り上げたvol.334掲載の前編に対し、より実践的な、現代のデザインワークに着目した内容となっている。

アイデアvol.336。

アイデアvol.336。

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表紙を飾るのは、イラストレーターながら独自のデザインセンスでも評価の高い村田蓮爾。誌面では「村田蓮爾デザインワーク」と題し、数々の画集から同人誌までを紹介。村田のインタビューも収録されている。

特集の冒頭ではグラフィックデザイナーの横尾忠則によるマンガ雑誌のデザインを紹介。週刊少年マガジン(講談社)、まんがNo.1(日本社)、時代劇漫画 刃-JIN-(小池書院)など、横尾が手がけた代表的なマンガ雑誌が掲載されている。

続いて「漫画雑誌デザイン・オルタナティブ」と題したマンガ雑誌の表紙を紹介するコーナーでは、別冊コロコロコミック(小学館)、週刊少年サンデー(小学館)、季刊MOMO(21世紀社)、月刊マンガDUO(朝日ソノラマ)、COMIC CUE(イースト・プレス)などをセレクト。いずれも未だ古びない個性的なデザイン揃いだ。

また前編に引き続き、マンガやライトノベルの装丁デザインを手がけるデザイナーが一堂に集結。「交響詩篇エウレカセブン」を手がけた草野剛、成人向けコミック誌ながらその洗練されたデザインが話題を呼んでいるコミックLO(茜新社)の宮村和生(5GAS)、石川雅之「もやしもん」の装丁を手がけるアーテンのほか、神宮司訓之(ZIN STUDIO)、ミルキィ・イソベ、chutte、メチクロ、近田火日輝(fireworks.vc)、柳谷志有(nist)、有山達也、寄藤文平、新上ヒロシ(ナルティス)、シマダヒデアキ(ローカル・サポート・デパートメント)、孝橋淳二、ベイブリッジ・スタジオ、伸童舎、バナナグローブスタジオ、田島照久(ジーズデイズ)の手がけた作品が、デザイン誌ならではの美しいレイアウトで紹介されている。マンガのデザインについて特に意識したことがない読者でも、それぞれの特性と魅力がはっきりと見て取れるはずだ。

豪華なフリーペーパーで注目を集めた「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」のデザイン展開を担当した株式会社カラーの轟木一騎、TGB design.の市古斉史へのインタビューも掲載。そのほか手塚治虫の描き文字タイトル一覧、マンガのタイポグラフィ研究なども収録され、質、量ともに前編にも劣らぬ充実した内容に仕上がった。

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読者の反応

かちょー嘉一 @sleek00

コレも既に10年以上前になっちゃいましたね。漫画のロゴにとどまらず装丁全般について、非常に面白い特集でした。 https://t.co/ROyG9keNNK

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