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ユリイカで幾原邦彦特集号、中村明日美子やさいとうちほら登場

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本日8月9日に発売されたユリイカ9月臨時増刊号(青土社)は、アニメ監督・幾原邦彦の特集が組まれている。巻頭には幾原と中村明日美子の対談が掲載された。

現在「ノケモノと花嫁 THE MANGA」を共作している幾原と中村だが、対談は今回が初めて。2人の出会いのきっかけや、中村が幾原から言われた“名言”などについて、14ページのボリュームで語られている。

また「少女革命ウテナ」のマンガ版を執筆するさいとうちほ、「ノケモノと花嫁 THE MANGA」の中村、「輪るピングドラム」のキャラクター原案を務める星野リリィ、「ユリ熊嵐」のマンガ版を執筆した森島明子がカラーイラストを、畑健二郎、ワダアルコ、いとう、大童澄瞳道満晴明がモノクロのオマージュイラストを寄稿。そのほか奈須きのこ、相沢梨紗でんぱ組.inc)へのインタビューなども収録された。

ユリイカ2017年9月臨時増刊号 総特集=幾原邦彦 -『少女革命ウテナ』『輪るピングドラム』『ユリ熊嵐』…僕たちの革命と生存戦略-

対談

獣に薔薇を捧ぐ/幾原邦彦×中村明日美子

世界を革命する者

世界の涯まで連れてって/山田正紀
王子様のいない世界でただ手をつなぐということ/川口晴美
現実を超えていく理想の物語、セカイを革命する力/吉上亮
中学生のウテナ/西田藍
薔薇の葬列――『少女革命ウテナ』と少女コミュニティにおける王子様という生贄/上田麻由子
薔薇との戦い/長田祥一

インタビュー

わが魂を象るもの/奈須きのこ

イクニ・クロニクル

花柄/円城塔
幾原邦彦という偉大な「兄」/辻村深月
虚数的な翼による下降/中田健太郎
卵の殻のなか――東映動画の幾原邦彦/木村智哉
「社会派」としての幾原邦彦――講座「僕はこんな作品を見てきた。」より/藤津亮太
十四歳。錯乱の夏は地獄の季節――幾原邦彦と物語のオーロラ詩論/鏡征爾
言葉を持たぬ子供たち――『ノケモノと花嫁』を読む/横田創

カラー口絵――イクニ・カレイドスコープ

さいとうちほ/中村明日美子/星野リリィ森島明子

対談

愚者の讃歌/幾原邦彦×大槻香奈

未来へ誓う愛

ネヘレニアの鏡/少年アヤ
『美少女戦士セーラームーン』における「改変」と幾原邦彦――少女たちの欲望と九〇年代/嵯峨景子
全ては『劇場版美少女戦士セーラームーンR』から始まった/青柳美帆子

オマージュイラスト

畑健二郎/ワダアルコ/いとう/大童澄瞳道満晴明

運命の至る場所

幾原監督との劇伴作り/橋本由香利
生存戦略!/最果タヒ
『ピングドラム』は輪らない――幻想第三次の反転鉄道/佐藤俊樹
3でつながる輪/石田美紀
めぐる命と叶えられた祈り――『輪るピングドラム』の憑在論/小澤英実
彼らには何が見え、私たちには何が見えているのか――『輪るピングドラム』におけるイリュージョンとバンクについて/小松祐美

インタビュー

「革命せよ」と彼女は叫ぶ/相沢梨紗でんぱ組.inc

私たちの望むことは

幾原邦彦監督と作品が与える影響について/ボンジュール鈴木
脱去する媒介者――『ユリ熊嵐』論/古谷利裕
クマと人とが出会う場で/池田剛介
「断絶」は描かれたのか――『ユリ熊嵐』における「異なる他者」/筒井晴香
「私を見つけて」という願いが叶うとき――『ユリ熊嵐』が描いた少女たち/内山美代子
ユリの超克/加藤弘則

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