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PARCOプロデュース「プレイハウス」根本宗子×磯村勇斗×松隈ケンタ|GANG PARADEと挑む異色ミュージカル、常識をぶち壊す最高の“遊び場”

根本宗子が東京芸術劇場 プレイハウスで、初ミュージカル作品「プレイハウス」に挑む。主演を務めるのは、根本がファンを公言する音楽プロダクション・WACK所属の10人組アイドル・GANG PARADE(通称ギャンパレ)と、映画・ドラマを中心に目覚ましい躍進ぶりを見せる磯村勇斗だ。本番を3週間後に控えた8月初旬、根本と磯村、そしてWACKのサウンドプロデューサー・松隈ケンタの座談会を実施。松隈が手がけるギャンパレのエモーショナルな楽曲をふんだんに取り入れた“異色ミュージカル”を、根本と磯村はどんな“遊び場”として立ち上げるのか? 

取材・文 / 川口聡 撮影 / 川野結李歌

ギャンパレは“全員フォワード”

──根本さんは以前からBiSやBiSH、GANG PARADE(以下ギャンパレ)など、WACK所属のアイドルグループのファンを公言されていますが、松隈さんの楽曲とはどのように出会ったのでしょうか?

根本宗子 もともとAKB48や、ももいろクローバーZといったアイドルが好きだったんですが、初期BiSの曲を聴いたとき、私の中にあったアイドル像とは違ったカッコよさを感じて。プー・ルイ(元BiS / 現BILLIE IDLE)の声に惹かれつつ、松隈さんが楽曲を手がけられていると知り、それからずっとWACKのアイドルを追っかけています。WACK以外でも、ルイフロ(編集注:LUI◇FRONTiC◆松隈JAPAN。プー・ルイ、松隈が所属していたバンド)が好きで、いまでもカラオケで歌ってるんです。

松隈ケンタ マジですか! うれしいなあ……あのバンドにファンいたんですね(笑)。

根本 ここにいますよ(笑)。

左から磯村勇斗、根本宗子、松隈ケンタ。

──根本さんと松隈さんは「プレイハウス」の劇中歌のレコーディングが初対面だったそうですね。

根本 そうなんです。今回、松隈さんには「Wake up Beat!」という新曲を手がけていただいたのですが、私が作詞させてもらっていて。

松隈 レコーディングに立ち会っていただきました。根本さんの演劇作品にはプー・ルイや、ファーストサマーウイカ(元BiS / 現BILLIE IDLE)が出演していたので、すごい方だという噂を聞いていて。正直、「ケンタちゃん、よろしくー!」みたいな“ゴッドねえちゃん”的な人が来るんだろうと思ってたんですが、腰の低い可愛らしい方が現れて(笑)。

根本 なぜかイケイケな女だと思われがちなんですよね(笑)。松隈さんと磯村さんは今日が初顔合わせですよね?

磯村勇斗 完全に初めましてです。松隈さんの楽曲には、ギャンパレさんの曲で初めて出会ったのですが、本当に女性アイドルの曲なのかな?と思うほどカッコよくて。松隈さんの曲構成やアレンジ、メンバーの歌声やダンス含め、好きな世界観でハマりました。

松隈 光栄です!

──ギャンパレは音楽性の高さだけでなく、2度のグループ名改名、カミヤサキさんを中心とした“200kmマラソン”や、第2期BiSメンバーとのレンタルトレード、ハルナ・バッ・チーンさん、月ノウサギさんが加入した際の合宿オーディションと、目まぐるしく変化する活動展開でも注目されています。そして今年4月にはメジャーデビューを果たし、ナルハワールドさんがWAggから昇格するなど、今、勢いに乗っています。改めてギャンパレの魅力を教えてください。

GANG PARADE。上段左からココ・パーティン・ココ、ナルハワールド、カミヤサキ、ユイ・ガ・ドクソン。下段左からテラシマユウカ、キャン・GP・マイカ、ヤママチミキ、ユメノユア、ハルナ・バッ・チーン、月ノウサギ。

松隈 いい意味でバカっぽくて、お行儀が悪いと言うか、明るくヤンチャなところが魅力ですね。今日(取材当日)、僕もギャンパレも「TOKYO IDOL FESTIVAL 2019」に出演したのですが、WACKのグループが全員集合したステージでも、ギャンパレだけ目立とうと前のめりになっている姿を見て、「いいなあ」と思いました。ギャンパレは10人が10人とも超個性的で、サッカーで例えるなら“全員フォワード”って感じ。みんなで攻めちゃうから、「誰かキーパーやれよ!」っていう(笑)。

一同 あははは!

松隈 だから楽曲もあえてバランスを考えず、次から次へとメンバーが飛び出してくる感じを意識しています。

ミュージカルでもライブでもない、まったく新しい作品

──「プレイハウス」は、ギャンパレを象徴するナンバー「GANG PARADE」をはじめ、彼女たちの楽曲が物語と絡み合うジュークボックスミュージカルです。根本さんは、ギャンパレの“攻めの姿勢”に惹かれて演劇の世界に招き入れたのでしょうか?

根本 WACKのグループを主役にしたミュージカルを作りたいという構想がまずあったのですが、ギャンパレはWACKの中でも人数が一番多くて、10人の役を書き分けるのは面白いだろうなと思って。脚本を書き始める前にメンバー全員と話をさせてもらい、「なんでアイドルをやろうと思ったのか?」「どういう家庭環境で育ったのか?」と、プライベートの話を根掘り葉掘り聞いたんです。出てくるエピソードも十人十色で面白いし、普通の子が1人もいなくて、刺激をもらいました。

──現役アイドルなのに“全員風俗嬢役”という設定も、WACKのグループらしいなと思ってしまいました(笑)。

「プレイハウス」ビジュアル。上段左からココ・パーティン・ココ、ユメノユア、ヤママチミキ、月ノウサギ、カミヤサキ。下段左からユイ・ガ・ドクソン、キャン・GP・マイカ、ナルハワールド、ハルナ・バッ・チーン、テラシマユウカ。

根本 ギャンパレのキャッチフレーズが“みんなの遊び場”なので、新宿歌舞伎町の風俗店を舞台とした群像劇にしたくて。もちろん彼女たちにリサーチしたことをそのまま役にしているわけではなく、「この子がこういう役をやったら面白くなるだろうな」と役を当てていきました。メンバー10人で話してるときも、ライブ中のMCを見ていても、一番口数が少なかったのがヤママチミキちゃんだったので、ミキちゃんを物語の真ん中に置いてみようと。やっぱり、あまりしゃべらない人ってドラマを持っていますからね。ギャンパレを知らない人に誰が誰か覚えてもらえるように役名もそのままにしています。

──一方、磯村さん演じる一ノ瀬聖夜は物語の軸となる歌舞伎町ナンバー1のカリスマホストという役柄ですね。

「プレイハウス」ビジュアル。一ノ瀬聖夜役の磯村勇斗。

磯村 ホストには、きらびやかな表舞台の世界もありますが、「プレイハウス」では、その裏側、接客していないときの日常がメインで描かれます。俳優業もホストと似たところがあって、一見キラキラした世界だけど、そこには悩みや苦しみがあったりする。でもそれを人前では絶対に見せないんです。ホスト役は初めてですが、バックボーンをしっかり持っておかないと務まらない役なので、どんどん深掘りしていけたら。

根本 磯村さんがイケイケな感じの役をやっているのを、そんなに観たことがなかったんです。モテている要素はあっても、ちょっと変わり者だったり、コミカルに描かれていたりしたので。今回はカリスマホストとしてギャンパレ10人から“キャーキャー”言われてほしかった(笑)。ホスト役といっても、ただのイケメンとして演じないだろうなという期待もあります。

磯村 稽古ではいろいろなアプローチを試させてもらっています。根本さんは自由な発想をお持ちで、何が飛び出してくるかわからないので楽しいですね。普通のミュージカルにはならないだろうし、ギャンパレのライブという感じでもない、まったく新しい作品をお届けできると思います。