ONWARD presents 新感線☆RS「メタルマクベス」 Produced by TBS PR

新感線☆RS「メタルマクベス」|3人のマクベスが360度回転!PV撮影レポート

7月23日から2018年の大晦日まで、360度客席が回転する劇場・IHIステージアラウンド東京にて上演される「新感線☆RS『メタルマクベス』」。シェイクスピア四大悲劇の1つ「マクベス」をモチーフに、宮藤官九郎が脚本を、いのうえひでのりが演出を手がけた06年初演作が、12年ぶりに上演される。舞台は長く続いた戦争によって、瓦礫の荒野と化した西暦2218年。無敵の将軍・ランダムスターは突如現れた3人の魔女から、1980年代に活躍したヘビーメタルバンド・メタルマクベスのデビューアルバムを手渡される。そのボーカル・マクベスは、なぜかランダムスターにそっくりで……。野望に取り憑かれ堕ちゆく人間の姿をバンドの生演奏に乗せ、激しく描き出した本作は、シェイクスピア作品の持つ“ロックさ”を浮き彫りにしたとして、初演時に大きな話題を呼んだ。18年版上演に際し、そのロックさを体現しようと、ランダムスター / マクベスを演じる橋本さとし、尾上松也、浦井健治の3人がスペシャルPVの撮影に臨んだ。ステージナタリーではその、“真剣そのもの、なのに可笑しい”PV撮影の様子をレポートする。

文 / 熊井玲(P1) 取材・文・撮影 / 興野汐里(P2~3)

「メタルマクベス」とは?
disc1

1980年の旗揚げ以来、数々の名作を生み出してきた劇団☆新感線。その幅広い作風は、ネタが中心の笑いを追求した「ネタもの」、神話や史実などをモチーフにケレン味を効かせた時代活劇「いのうえ歌舞伎」、ロックをベースにバンドの生演奏に乗せて描く「新感線Rシリーズ」と、大きく3つのタイプに分けられ、「メタルマクベス」はその「新感線Rシリーズ」に分類される。新感線30周年記念特本として「鋼鉄番長」の公演パンフレットに同梱されていた「新感線時極表Ⅱ」の中のインタビューで、主宰で演出家のいのうえひでのりは「音楽と芝居の二枚看板をより強めたのがRシリーズ。生バンドを丸々ひとつ演劇の舞台に組み込み、なおかつ一般的なミュージカルとは一味違った共闘体制を創るというのは、演出家として難しいけれど非常に醍醐味を感じられる作業でした。それに、コンサートやライヴ的な見せ方を芝居で利用することは、僕が舞台を創る感性の根本中の根本のような部分。原点を見つめつつ進化させる作業が、そこにはあったんだと思います」と述べ、自身の創作活動において必然的に生まれたシリーズであることを語っている。

disc2

そんな音楽的側面が注目されるRシリーズだが、「メタルマクベス」では宮藤官九郎が脚本を手がけていることを、忘れてはならない。シェイクスピアの重厚なストーリーに、宮藤ならではの視点が加えられ、人間の弱さやバカバカしさをシニカルに笑い飛ばす、多彩な人間ドラマとなっているのだ。

disc3

2018年版「メタルマクベス」でランダムスター&ランダムスター夫人を演じるのは、disc1の橋本さとし&濱田めぐみ、disc2の尾上松也&大原櫻子、disc3の浦井健治&長澤まさみの3組。退団後、実に21年ぶりの新感線出演となる橋本は、「アダムス・ファミリー」「マーダー・バラッド」などミュージカルでの活躍も多い。一方の濱田は劇団四季で数々のヒロインを務め、退団後は「メリー・ポピンズ」など大作ミュージカルへの出演が続く。歌舞伎俳優でありながら高い歌唱力を買われ、「ロミオ&ジュリエット」「エリザベート」などミュージカルでも活躍するのは松也。対する大原はミュージシャンとしての活動の傍ら、ミュージカル「わたしは真悟」「Little Voice」で瑞々しい演技と伸びやかな歌声を披露し、舞台女優としても注目を集めている。ミュージカル界の人気俳優が結成するユニット、StarSのメンバーでもある浦井は、まさに今をときめくミュージカル界のトップスター。新感線では「五右衛門ロック」シリーズの天然王子シャルル・ド・ボスコーニュ役でおなじみだが、ストレートプレイでの骨太な演技も評価が高い。長澤は、映像での活躍はもちろん、11年に本谷有希子作・演出「クレイジーハニー」で初舞台を踏んで以来、倉持裕や三谷幸喜の舞台にも出演。特に松尾スズキ演出のミュージカル「キャバレー」で魅せた、大胆かつ堂々とした歌声と演技は観客に鮮烈な印象を与えた。

ミュージカルファン垂涎のdisc1、フレッシュな顔合わせが楽しみなdisc2、実力派スターの共演に注目のdisc3と、18年版「メタマク」は3組とも目が離せない。

ONWARD presents 新感線☆RS「メタルマクベス」 Produced by TBS
[disc1]2018年7月23日(月)~8月31日(金)
[disc2]2018年9月15日(土)~10月25日(木)
[disc3]2018年11月9日(金)~12月31日(月)
東京都 IHIステージアラウンド東京
作:宮藤官九郎
演出:いのうえひでのり
音楽:岡崎司
振付&ステージング:川崎悦子
(原作:ウィリアム・シェイクスピア「マクベス」松岡和子翻訳版より)

disc1

キャスト

橋本さとし、濱田めぐみ / 松下優也、山口馬木也 / 猫背椿、粟根まこと、植本純米 / 橋本じゅん / 西岡德馬 / 山本カナコ、礒野慎吾、吉田メタル、村木仁、冠徹弥、富川一人、小沢道成 / 穴沢裕介、Erica、見目真菜、齋藤志野、鈴木智久、鈴木奈苗、橋本奈美、原慎一郎、山崎朱菜、山﨑翔太、米花剛史、渡辺翔史、藤家剛、工藤孝裕、菊地雄人、熊倉功、あきつ来野良、横田遼、北川裕貴、紀國谷亮輔

ミュージシャン

岡崎司(guitars)、髙井寿(guitars)、福井ビン(bass)、松田翔(drums)、松崎雄一(keyboards)

disc2

キャスト

尾上松也、大原櫻子 / 原嘉孝(宇宙Six / ジャニーズJr.)、浅利陽介 / 高田聖子、河野まさと 、村木よし子 / 岡本健一 / 木場勝己 / 逆木圭一郎、インディ高橋、保坂エマ、市川しんぺー、徳永ゆうき、伊藤玻羅馬、常川藍里 / 蝦名孝一、大久保芽依、落合悠介、狩野新之介、岸波紗世子、嶌村緒里江、鈴木悠華、武市悠資、西田健二、本多陽葉、本多玲菜、渡部又吁、武田浩二、加藤学、川島弘之、南誉士広、藤田修平、森大、渋谷亘宏、下島一成

ミュージシャン

髙井寿(guitars)、滝和祥(guitars)、大桃俊樹(bass)、雨宮直人(drums)、松崎雄一(keyboards)

disc3

キャスト

浦井健治、長澤まさみ / 高杉真宙、柳下大 / 峯村リエ、粟根まこと、右近健一 / 橋本じゅん / ラサール石井 / 礒野慎吾、吉田メタル、中谷さとみ、村木仁、冠徹弥、上川周作、小沢道成 / 伊藤結花、植竹奈津美、駒田圭佑、鈴木智久、鈴木奈苗、鈴木凌平、新納智子、早川紗代、本田裕子、山崎翔太、米花剛史、渡辺翔史、川原正嗣、藤家剛、工藤孝裕、菊地雄人、あきつ来野良、横田遼、北川裕貴、翁長卓

ミュージシャン

岡崎司(guitars)、髙井寿(guitars)、福井ビン(bass)、松田翔(drums)、松崎雄一(keyboards)