井上芳雄＆中川晃教が「影を逃がれて」披露、「ハデスタウン」出演者も

7月25日21:00からWOWOWプライムで放送される「僕らのミュージカル・ソング2020」第2夜で、井上芳雄と中川晃教が「モーツァルト！」より「影を逃がれて」を歌唱する。

井上がホストを務める「僕らのミュージカル・ソング2020」は、“今だからこそ聴きたいミュージカル・ソング”をテーマに送る番組。中川と井上による「影を逃がれて」のパフォーマンスは、番組が事前に募集したリクエスト投票で1位となったことで実現に至った。併せて井上のソロ歌唱曲も明らかになり、「ピピン」より「Corner of the Sky」、「コーラスライン」より「愛した日々に悔いはない」が歌われることも発表された。

さらに昨年、第73回トニー賞でミュージカル作品賞を受賞した「ハデスタウン」より、リーヴ・カーニー、エヴァ・ノブルザダが番組にリモートで参加し、劇中歌を披露することも明らかに。リーヴが「Epic II」をソロで歌うほか、「All I’ve Ever Known」のデュエットも披露される。

収録を終えた井上は「愛した日々に悔いはない」を紹介しながら、「今この曲が僕にはすごく沁みるんですよ。苦しい状況や不安を抱えている仲間たちと励ましあい、一緒に一歩ずつでも前進して行きたいという思いを込めて歌いました」と胸の内を語る。また中川は井上とのデュエットを振り返り、「この二人だからこその唯一無二のハーモニー！ さすが僕たち!!（笑） 2002年の初演からオリジナルキャストとして演じてきた同志、芳雄さんとのデュエットを皆さんに是非聞いて頂きたいです」とメッセージを送った。

「僕らのミュージカル・ソング2020」第2夜にはミュージカル「四月は君の嘘」から小関裕太、木村達成、生田絵梨花、「ジャージー・ボーイズ」から中川、藤岡正明、矢崎広、spi、井上と「ダディ・ロング・レッグズ～足ながおじさんより～」で共演する坂本真綾、そして第1夜に続き小池修一郎もゲスト出演する。なお井上、中川、そしてリーヴとエヴァからのコメント全文は下記の通り。

井上芳雄 コメント

第一夜から約1カ月経ち、劇場の再開などのいいお知らせも増え、まだまだ日々状況は安定しませんが、少しずつ希望が見えてきた中でのパフォーマンスとトークができました。普段から仲がいいアッキー（中川晃教）と真綾さんとデュエットさせて頂いたのですが、アッキーとあの曲を歌えたのは感慨深く、そして普段はあまりテレビ出演されない真綾さんが来てくださって、本当に嬉しかったです。

今回ソロで「愛した日々に悔いはない」という「コーラスライン」の曲を歌わせて頂きました。これはもし舞台を去らなくてはいけなくなったとしても、“本当に好きな仕事だからこそ、努力が報われなくても悔いはない”と歌う曲なんです。今この曲が僕にはすごく沁みるんですよ。苦しい状況や不安を抱えている仲間たちと励ましあい、一緒に一歩ずつでも前進して行きたいという思いを込めて歌いました。第二夜も多くの方に楽しんで頂けることを心から願っています。

中川晃教 コメント

「モーツァルト！」という演目はクラシックな要素もありながら、ポップス、ロックな要素を兼ね備えた演目なんです。今回披露した「影を逃がれて」は本来はソロの曲。モーツァルトの苦悩が描かれた曲だと僕は思っています。情熱がほとばしったような真っ赤な炎と地を這うような青い炎、激しさとは真逆の冷ややかな深い声が必要なんだなと今日芳雄さんと声を合わせて初めてわかりました。この二人だからこその唯一無二のハーモニー！ さすが僕たち!!（笑） 2002年の初演からオリジナルキャストとして演じてきた同志、芳雄さんとのデュエットを皆さんに是非聞いて頂きたいです。

リーヴ・カーニー＆エヴァ・ノブルザダ コメント

初めて大陸を超えて皆さんにお届けできることを嬉しく思っています。

本当は日本に伺いたいのですが、このパフォーマンスをきっかけに、次回は日本でお会いできるといいなと思います。

皆さんが私たちの歌を楽しんでくれると嬉しいです。