真っ白なキャンバス インタビュー|「ここがみんなの居場所」一心不乱に駆け抜けた2021年を振り返る (3/3)

再加入メンバー2人の変化

──ちなみに、麦田さんと鈴木さんは約1年間グループを離れていたわけですが、ブランクを感じることはなかったですか?

橋本 私たちからすると、全然ブランクは感じないですね。以前のえまはすごく儚い感じだったんですけど、ちょっと元気になりました(笑)。

鈴木 ちょっと太って儚さがなくなりました(笑)。あと、ライブで笑うようになりました。

橋本 それはすごくいいことで、表情の幅が広がったなと思います。

麦田 私は以前と比べて踊れなくなってるなと感じました。

小野寺 え? 梓は近くで見てて、ひかるは昔以上にできてると思ったけど。

麦田 ホント? でも、なんか体が動かないなと感じることがあるんです。

橋本 それは、ソロパートが増えたことで頭がわーってなってるからじゃない?

麦田 それもあるかも。でも、辞めたあとはホントに何もしてなかったんですよ。運動も全然してなかったし。

麦田ひかる

麦田ひかる

──まだまだポテンシャルがあるということなのかもしれませんね。

小野寺 そうです。まだまだ上にいけますね。ひかる、ダンスがめっちゃうまいんですよ。

橋本 体全体で踊ってる感じなんです。しかも、しなやかで。

麦田 やめて、プレッシャーだ(笑)。

小野寺 (笑)。あと私から見ると、6人時代、5人時代を経て西野と橋本がすごく成長したように感じるんです。そこに再加入メンバーが加わったことで、グループとしてもっともっと伸びていけたらいいなと思ってます。

2022年は勝負の年

──では最後に、2022年の白キャンの目標を聞かせてください。

小野寺 白キャンは結成5年目に突入しましたが、アイドルにとって5年って節目なんですよね。なので、自分たちのいい部分をもっと強化していきたいです。5人時代にファンになった方が、まだ今の7人を受け入れてくれていない部分もあるので、すべての人に「この7人がいい」と思ってもらいたいし、白キャンをもっと多くの人に知ってもらいたいです。

──7人体制の白キャンの知名度を高めていきたいと。

小野寺 あと、梓は大きい会場でライブすることが夢なので、ホールやアリーナに胸を張って立てるようなパフォーマンスをしていきたいです。グループとしては幕張メッセのステージに立つという目標があるんですけど、個人的には日本武道館でライブをやりたいという夢があるんです。まだコロナ禍でお客さんが声を出せない状況なので、まずはそれが元の状況に戻ったらうれしいですね。

浜辺 私、去年の7月に加入したので、1回もファンの方のコールを聞いたことないんです。

橋本 自分がどんなふうに呼ばれるかも知らないんだよね。

小野寺 浜ちゃんじゃない?(笑)

浜辺 えー、もっとかわいいのがいい(笑)。来年はコールがいっぱい入るアツアツのライブができたらいいですね。

鈴木 私は2月に生誕祭があるので、そこで披露するカバー曲を今から考えています。ただ、自分の心情的に1人でステージに立つのが怖いんです。

橋本 後ろに立ってようか?

鈴木 そういう問題じゃない(笑)。

西野 みんなで見守ってるよ。

鈴木 ありがとう(笑)。怖いけどがんばろうと思います。

鈴木えま

鈴木えま

麦田 私はダンスだけじゃなく、しゃべりに歌、もっといろんなことができるようになりたいです。それに常識を持ちたいです(笑)。

西野 最近新しくスタートしたこととしては、普段ライブをメインで活動している中、YouTube番組をやり始めたんですよ。

橋本 「白キャン応援委員会」というスパルタ育成バラエティ番組が始まりました。お笑い芸人さんとさまざまな企画をやって一緒に成長していこうという番組なんです。その中で、いろんなことを挑戦してみたいよね。

西野 うん。例えば食レポをやるとかして、ライブ以外のいろんなスキルも上げたいです。

三浦 そんな中、私は白キャンに入って3年経つんですけど、それから何も変わってない気がしていて……。

小野寺 そんなことないよ。

西野 もともとできるからだよ。

三浦 いやいや。でも、さっきみたいに今年を振り返ったときに記憶がないと感じるのは、普段何も考えてないからだと思うんです。もともと、自分でこうしたいという思いがあまりない人なんですよね。たぶん言われた通りにやってるだけで、それが身になってないのかなって。なので来年は、歌でこう表現したいとか、いろいろなことをしっかり考えて成長する年にしたいです。

──結成5年目の今、結成当初に思い描いていた未来と現在の状況を比べて何か感じるものはありますか?

小野寺 結成当初から考えると、想像以上に大きくなってると思います。私たちはゼロからスタートして、当時はプロデューサーさんが話す将来像とかも、正直、夢物語を言ってるなという感じだったんです。こうしてメジャーレーベルに所属していることも考えられなかった。なので、ちゃんと階段を上がっていってる感覚はありますね。ただ、コロナ禍で足踏みしちゃったかなって思いもあって。来年は勝負の年になると本気で考えているので、この7人でもっともっとがんばっていきます!

真っ白なキャンバス

真っ白なキャンバス

ツアー情報

2021年もありがとうございました!大感謝祭~無料東名阪ツアー~

  • 2021年12月18日(土)愛知県 名古屋CLUB QUATTRO
  • 2021年12月26日(日)大阪府 umeda TRAD
  • 2021年12月31日(金)東京都 Spotify O-WEST

プロフィール

真っ白なキャンバス(マッシロナキャンバス)

「あなたと一緒に、大きな夢を描いていきたい。この真っ白なキャンバスに。」というキャッチコピーを掲げて活動しているアイドルグループ。2017年9月に結成され、11月にお披露目公演を行った。2018年3月に東京・CHELSEA HOTELで1stワンマンライブ「ENDING IS BEGINNING」を実施。同月に1stミニアルバム「White Canvas」、2019年3月に1stシングル「闘う門には幸来たる」をリリースした。2020年3月にキングレコードよりシングル「桜色カメラロール」でメジャーデビューし、2021年2月にメジャー1stアルバム「共創」を発表。約1年前にグループを卒業した麦田ひかる、鈴木えまが7月に再加入し、既存メンバーの小野寺梓、三浦菜々子、西野千明、橋本美桜、浜辺ゆりなと合わせて7人体制になった。12月に東名阪ツアー「2021年もありがとうございました!大感謝祭~無料東名阪ツアー~」を行う。