パンダドラゴン「マジ☆まじない」インタビュー|ゴンアゲ必至の新曲で世界中にハッピーのおまじないをかける (2/2)

5人になっても、絶対毎日いい日にするんだ

──「マジ☆まじない」は4月に行われたパシフィコ横浜公演の第2部「7周年記念イベント~コングラッチュ!!~」の本編最後に初披露されましたが、そのときのお客さんの反応はどうでしたか?

なぎ とにかくみんなめっちゃ目を開いてた記憶がある(笑)。いろんな振りが詰まっているし、目が足りない感じで。自分たちが振り入れをしてもらったときも「これしてあれして」みたいなドタバタな感じだったから、ファンの人もちょっと引いて全体を見ようとしてるけど、見切れて見えないみたいな表情だった。

なぎ

なぎ

ようた 普段から僕らは新曲を初披露するとき、いい意味で客席がざわつくことが多いんですよ。今回はなるきの「白馬にまたがって」のパートで、「キャー!」じゃなくて驚きの声が上がってた(笑)。そういう反応も僕らの持ち味だと思ってます。

なるき 振りを付けてくれている槙田紗子さんと遊び心を持ってダンスを考えていて、メンバーそれぞれが別の振りを踊ることも多いんですよね。最初は「どこを見たらいいんだろう」と戸惑うかもしれませんが、あとからいろんな発見ができる振りになってます。

──パシフィコ横浜公演の1部はあづさんプロデュースの卒業公演、2部は新体制のお披露目といろいろな思いが去来する1日になったと思いますが、実際どうでしたか?

ぱっち もちろんメンバーが卒業する寂しさはありましたが、新体制一発目の新曲を披露する場でしたし、自分たちが寂しそうにしてたり、悲しそうに見えたりしたらファンの方も前に進む気持ちになれないから。とにかく明るく楽しく「マジ☆まじない」を届けて元気をあげようとメンバーと話したうえでライブに臨みました。

ぱっち

ぱっち

なぎ 歌詞が「明日もいい日だ!」で終わるので、僕は「今日から5人になっちゃうけど、絶対毎日いい日にするんだ」と思いながら歌ってましたね。いろんな感情が入り混じったけど、「よし! 5人で一緒にがんばっていこう」と思えたし、気が引き締まりました。

なるき 1日で2公演やることが決まったとき、皆さんにパンダドラゴンとしてどんな気持ちを届けていこうかとみんなで話して。1部は「思い出とありがとう」をたくさん詰め込んだ公演にして、2部は「これからも一緒に楽しい思い出をいっぱい作っていこう」という思いにあふれた公演にしようと決めたんです。だから2部は本当に楽しみながらパフォーマンスができました。

なるき

なるき

ようた パシフィコ横浜は僕らが目標にしていた場所でもあったので、まずそこにあづくんを含めて6人で立てたことがうれしかったです。目標の地であづくんが卒業して新たなスタートを切るということで、いろんな気持ちが入り混じってはいましたが、なるきが言ったようにあづくんプロデュースの1部ではファンの皆さんへの感謝の気持ちを詰め込みました。ただ、1部に参加した人が、2部で5人のパフォーマンスを観たときに気持ちが追いつかないかもしれないとはライブ前にメンバーで話して。とにかく「5人のパンダドラゴンとして前だけを見てがんばっていくぞ」という気持ちを伝えようと決めていたんです。2部には卒業したばかりのあづくんが声で出演してくれたし、最後に「マジ☆まじない」を5人体制初の楽曲として披露することで、明るく前に進んでいく僕らの決意を表しました。

ようた

ようた

たいが 「マジ☆まじない」に「いつだってウェルカム 君のホーム」という歌詞がある通り、あづくんの卒業で気持ちの整理がつかなかったとしても、時間が経ってまたこの曲を聴いてもらったときに「パンダドラゴンのライブにまた行こうかな」と思ってもらえたらうれしいですね。これまでのことも大切にしながら、ファンの方と一緒に新しい思い出を増やしていきたいですし、パンダドラゴンのライブをいつでも帰ってこれる、家のような場所にしたいと思います。

たいが

たいが

二十歳になったなぎの決意は?

──新体制になってから約3カ月が経ちましたが、今はどんなモードですか?

ぱっち いい意味であまり変わってないですね。ただ、1人減ったことでライブでの運動量は増えました(笑)。あと、メンバーの数が偶数から奇数になったことで、大きくフォーメーションが変わる楽曲もあって、ファンの方は1人抜けた寂しさを感じると思いますが、「このパートをこのメンバーが歌うんだ」とか「このメンバーがこの振りをやるんだ」という新たな楽しみ方をしてもらえているところもあるでしょうし、メンバーの新しい引き出しも生まれそうとポジティブに捉えています。結成して8年目になりましたが、まだまだ新しいパンダドラゴンの姿を見せていきたいです。

ようた あづくんを応援してくれていたファンの方が今も現場に遊びに来てくれているので、パンダドラゴンをより大切にしていきたいと思ってます。

なぎ 僕は最年少でいろんな部分で甘えてきたところがあるので、もうちょっとしっかりしようって思うようになりました。よりみんなを支えていけるようになりたいですね。

なぎ

なぎ

ぱっち 今のところあまり変化は感じてないので今後に期待かな(笑)。

なぎ これからね!(笑)

なるき でも、言葉に重みが出てきたと思います。

ぱっち 確かにインタビューで発言の感じが変わった気がする。

ようた 二十歳になったしね。

ようた

ようた

なるき そうだね。これまでもちゃんと気持ちを言葉に込めていたと思うんですが、去年二十歳になったときになぎが「俺がパンダドラゴンを引っ張っていく」と宣言していて。何気ないひと言だったかもしれないけど、言葉に重みを感じることが節々にあるので、「大人になったんだな」と感じてます。

ぱっち ママだね(笑)。

なぎ がんばります!

パンダドラゴン

パンダドラゴン

なるき 僕はあづくんが卒業することが決まったとき、「5人になったらどんな気持ちになるんだろう? 寂しくなったり不安になったりするのかな」と思ってたんですけど、パシフィコ横浜以降、活動を続けていく中ですごく気が引き締まったんですね。5人になったことで1人ひとりに目を向けられることが増えましたが、パンダドラゴンの強みはメンバーそれぞれが個性が強くて魅力があるところなので、自分のキャラクターやアイドル性をより考えるようになりました。今はすごく楽しくアイドル活動ができてるので、引き続きみんなで前を向いてがんばりたいですね。

なるき

なるき

たいが 8年目にしてこんなに目まぐるしい日々を送りながら、真剣に目指してる目標や夢があるのはすごいことだなと思うんです。1つのことを8年続けるのも簡単なことではないし、道半ばでいろいろな理由で別の道に進む方もいますが、夢に向かって走り続けられていることがうれしいです。今年3月に初めて武道館に立たせてもらいましたが、結成した頃はまさか自分たちが武道館に立てると思わなかったですし、みんなで「いつかアリーナツアーができたらいいよね」という話もして。これまで積み上げてきたものがあるからこそ、目指す夢が大きくなっているのもすごいことですよね。

たいが

たいが

──7月に始まるツアーの最終公演の会場は初の東京国際フォーラムホールAですが、どんなツアーにしたいと思っていますか?(※取材は7月上旬に実施)

たいが 夏にツアーをやりたいとずっと思っていて、それがようやく叶うんです。ファンの皆さんとたくさんの思い出を作って、超ゴンアゲの楽しい夏にしたいです。

ぱっち 国際フォーラムAには何度かライブを観に行ったことがあるんですが、僕は席運があまりよくなくて3階席になることが多いんです(笑)。ただ、3階でも客席全体を見渡せて、会場の大きさを実感しました。お客さん全員を巻き込んだ楽しいツアーファイナルにしたいと思ってます。

ぱっち

ぱっち

──そして、2026年1月には2度目の武道館公演が開催されます。

ぱっち 本当にありがたいです。1回目の武道館が本当に楽しかったので、メンバーと「2回目をやりたいよね」と話してたけど、思った以上に早くやらせていただけることになってびっくりしました。1回目の武道館は「初めてだから友達を連れて行ってみよう」とかご祝儀的な意味合いで来てくれた方もいると思うんです。2回目は自分たちの実力次第なので、責任も感じながら、パワーアップしたライブをしたいです。

ようた 僕たちはもともとアイドルが大好きでパンダドラゴンの活動をやらせてもらっていますが、8年目で新しいことに挑戦できて、武道館に再び立たせていただけるのはすごくありがたいことです。日々感謝の気持ちを忘れずに走り続けたいですね。

パンダドラゴン

パンダドラゴン

公演情報

パラゴンなつまちゅり~ゴンアゲ!PANDA⭐︎DISCO~

  • 2025年7月19日(土)大阪府 NHK大阪ホール
  • 2025年7月20日(日)大阪府 NHK大阪ホール
  • 2025年7月26日(土)福岡県 福岡国際会議場 メインホール
  • 2025年7月27日(日)福岡県 福岡国際会議場 メインホール
  • 2025年8月11日(月・祝)愛知県 アイプラザ豊橋
  • 2025年8月23日(土)東京都 東京国際フォーラム ホールA

パンダドラゴン 日本武道館公演

2026年1月17日(土)東京都 日本武道館

プロフィール

パンダドラゴン

2018年にMeseMoa.の弟分グループとして結成された6人組メンズアイドルグループ。これまで東京・Zepp Haneda(TOKYO)、中野サンプラザホール、豊洲PIT、日本武道館などでワンマンライブを成功させている。2023年に発表した楽曲「パLIFE!パLIKE!パLOUGH!パLOVE!」がTikTok上でブームに。この曲を使用した全動画の再生数が1億回を、全動画の投稿本数が2万本を超えている。2025年4月より、たいが、なぎ、なるき、ぱっち、ようたの5人で活動中。7月に12枚目のシングル「マジ☆まじない」をリリースした。