ライブ情報
- Devil ANTHEM. SPRING TOUR 2021 Our Time Is Coming
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- 2021年3月28日(日)東京都 TSUTAYA O-WEST
- 2021年4月4日(日)愛知県 RAD HALL
- 2021年4月10日(土)福島県 clubSONICiwaki
- 2021年5月1日(土)広島県 広島CLUB QUATTRO
- 2021年5月3日(月・祝)愛知県 名古屋ReNY limited
- 2021年5月16日(日)大阪府 梅田CLUB QUATTRO
- 2021年6月5日(土)東京都 新宿BLAZE
- Devil ANTHEM.「SS」
- 2021年3月3日発売 / MUSIC@NOTE
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[CD] 税込2200円
MUTE-0043
- 収録曲
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- SS[作詞・作曲:今城沙々 / 編曲:Relect]
- UP[作詞・作曲:AILI、TSUGUMI / 編曲:AILI]
- ストレライド[作詞・作曲・編曲:山下智輝]
- ソラシド[作詞・作曲・編曲:AILI]
- VS[作詞・作曲:今城沙々 / 編曲:ツカダタカシゲ(Wee's)]
- 歪んだ世界がリアリティ[作詞:Kaito Satoh / 作曲:SHINZO / 編曲:蜜柑拉麺]
- シアワセクラップ[作詞・作曲・編曲:dirty magiq]
- Devil ANTHEM.(デビルアンセム)
- 竹越くるみ、安藤楓、橋本侑芽、竹本あいり、水野瞳からなる5人組アイドルグループ。「Make Some Noise」「沸ける正統派アイドル」をコンセプトに“楽しく沸けるライブ”を追求し、ステージ上から放つエネルギーとフロアの熱量で独自の世界観を構築している。2020年12月に東京・新木場STUDIO COASTで結成6周年記念ライブを開催。2021年3月にタワーレコードと「@JAM」によるコラボレーションレーベル・MUSIC@NOTEよりミニアルバム「SS」をリリースする。アルバムリリース後は毎年恒例の春ツアーを開催予定。
今回のミニアルバムは、今年からレーベルがMUSIC@NOTEさんになり、そこで2枚リリースしたシングルとレーベルを移す直前に配信リリースした楽曲、そして新曲を合わせたものになります。2020年3月に「Hang Out With Sound」というミニアルバムをリリースしたので、そこから約1年で作り上げてきた新曲たちをまとめたものという位置付けです。
個人的にはコロナ禍の中、1曲の配信、2枚のシングル、1枚のミニアルバムをリリースできたことには満足しています。当たり前ですがリリースをするたびにミュージックビデオを作ったり、アー写や衣装を変えたりとしっかりとした“発信”をする場が作れるので、アイドルグループにとってその“発信”、すなわち今グループはどういうことを伝えたいのか、何かワクワクさせられるコンテンツを提供できるのか?ということをシーンに示すことがコンスタントにできていることはプラスだと思っています。リリースに協力していただいた関係者やレーベルの皆様、そして受け止めてくれたファンの方々には感謝しています。
01. SS
今回のミニアルバムの表題曲で、グループの特徴でもあるダンスミュージックで新しいことに挑戦してみたかった、という考えが曲の始まりです。クロスオーバーという言葉を使うと、UKハードコアとハードスタイルを混ぜ合わせた楽曲になります。アップテンポのダンスミュージックの中にシンプルなメロ、抑揚や哀愁といったニュアンスを入れ込みたく、編曲をRelectさんにお願いしました。これまでもデビアンのダンスミュージックの楽曲をいくつか手がけていてくれているので、いわゆるその“ツボ”みたいなものは早々に理解していただき、また彼のアンテナに引っかかっているダンスミュージックの“今”の部分としっかり融合できたかなと思います。作詞作曲は「VS」に引き続き今城沙々さんにお願いしました。彼女が生み出すキャッチーかつどこか切ないメロディに、僕的にはドンピシャなイメージを持ちました。またそこにシンプルでメッセージ性の強い歌詞を乗せることで、グループ(メンバー)が持つ10代の女の子のまっすぐで力強い側面をしっかり表現できたと思います。
02. UP
ラップミュージックとフューチャーベースを融合した楽曲を作りたくなったのがそもそもの始まりです。普段のメンバーを見ている中で、ラップというものにあまり抵抗がない世代なんだなと感じていたので、音楽のジャンルレスをモットーにしているグループとしてはぜひ取り入れたいなと。でもやるからにはしっかりとしたサウンドにしたい、さらにライブで披露することを意識してキャッチーなサビが必須だと考えたので、ここは一気に展開させちゃおう、別ジャンルのサウンドを付けようと思い、AILIさんに相談しました。彼女はブラックミュージックにも精通しているうえ、ダンスミュージックも得意なのですぐに要点をわかってくださり、さらに歌詞も本格的なものにしようということでTSUGUMIさんという強力な助っ人まで呼んでくれました。ただデビアンの楽曲を作るうえでサウンドは本格的な一方、歌詞はどっか抜けた感じにする(すべてではないですが)という意識があったりするので、その流れで自己紹介ソングという形に落ち着きました。ゴリゴリのサウンドでも、砕けた歌詞をメンバーが歌うことによって入りやすい曲、アイドルソングとして完成できると考えました。歌詞を作るうえで1つ要望を出していて、「都会の女子高生の歌」というキーワードを伝えていたのですが、大サビに「渋谷原宿真っ直ぐ歩く」という「もろそれ!」みたいな歌詞があって、個人的にとても気に入っています。
03. ストレライド
シングル「VS」のカップリング曲です。デビアンでバンドサウンドの曲を作るときは蜜柑拉麺という名義で僕と山下智輝さん、SHINZOさんというメンバーで作っていくことが多いのですが、この曲はまさにその流れから生まれました。山下さんのスタジオにいるときにいろいろとYouTubeの動画を観ていく中でミクスチャーというジャンルの話になり、「あーでもないこーでもない」という雑談から曲が生まれていきました。バンドサウンドの中に電子音を組み込み、疾走感を大事にして作っていった感じです。楽曲を出すとありがたいことにいろいろと論評をいただく機会もあり、その際に「90年代のミクスチャー」という表現があったのですが、それは僕がその世代だから趣味が反映されているんだと思います(笑)。
04. ソラシド
これは「自粛期間に何かできることはないか?」という考えの中で配信で発表した楽曲です。「UP」を制作する前に、“ラップっぽい”という感じで試しに作り始めた気がします。さらに言うと、新しいことに挑戦したくて、ブレイクビーツでアイドル楽曲を成立させたいという思いがあり、「だったらラップにしますか?」というAILIさんとのやりとりで生まれた1曲です。ただそれだけだと面白くないので「曲中に展開を入れたい。ジャンルを変えてほしい」と要望を出したら、完全打ち込み楽曲だったものに生ギターとかが入り、大幅に振り切れた想像以上のものができて満足しました。こちらは配信限定だったこともあり、先行でステムデータを配信しました。ほかにアイドルでやっているグループもあまりいなかったので、音楽的にもいいアプローチができたと思っています。
05. VS
今のレーベル、MUSIC@NOTEになってから最初のシングルということで前作のミニアルバム「Hang Out With Sound」からちょっと印象を変えるものにしたく、わかりやすくノリノリでイケイケで楽しい楽曲がいいと考えていました。「Hang Out With Sound」には自分の中でちょっとカッコつけた作品が多く収録されていたので。この曲の作詞作曲は今城沙々さんにひさしぶりにお願いしました。デビアンの楽曲は初期の頃から約3、4年間は彼女の作品中心で、そこから少しずついろいろなクリエイターさんにお世話になってきたのですが、やはり天才だなと思いました(笑)。「ダンスミュージック的なドラムとベースを土台にハードロックorメタル調のギターを!」という昔よくやっていたジャンルをごちゃごちゃ混ぜる発注をして。リフで使用しているメロも最初はシンセだったのですが、ハーモニカに変えてちょっと個性を付けた感じです。ライブを意識して曲を作っていますし、本当はMIXとかコールとかバンバン入ってほしいのですが、今はフロアで声が出せない環境なので、元に戻ったらいろいろと入れていってもらいたいですね。それでこの曲は完成するんだと思っています。
06. 歪んだ世界がリアリティ
デビアンには「Dark"s" side」「Clover」という楽曲がありまして、僕の中ではその続編という位置付けの曲です。基本的には楽しいポジティブな歌詞を歌う曲が多いのですが、メンバーが全員高校生になった頃から10代の女の子たちが持つ“影”の部分も歌わせてみようと考え出しました。それでまず制作したのが「Dark"s" side」なんですけど、今回の「歪んだ世界がリアリティ」はコロナ禍でテレビやネット、人の声などさまざまな意見があり、何が正解で何がリアルなのかわかりづらい中、自分たちが見ていて体感しているものはリアルであること、そして情報とリアルの中で前に進んでいる彼女たちのことを歌った楽曲になっています。ギターのカッティングを前面に押し出した攻撃的な曲にしたかったので、その攻撃的なサウンドと前に進んでいる彼女たちのキャラクターがマッチしてくれたらと思って作りました。
07. シアワセクラップ
初めてお仕事したdirty magiqさんとの作品です。まだ若いんですよ、彼。20歳そこそこだったと思います。最近の自分のブームが若いクリエイターを積極的に起用することで、その一環で「1曲作ってみる?」という話になりました。ちょうど新木場STUDIO COASTで披露する新曲が欲しいタイミングだったのと、そのワンマンライブでオクタゴンスピーカーを使うことになっていたので、その音響システムを生かす楽曲を作りたくて、それならダンスミュージックがいいなと思っていたタイミングでした。そんなときにそういうものが得意なクリエイターさんと出会って、得意なジャンルがフューチャーベースだったので、「では、わかりやすいフューチャーベースのアイドル楽曲を」という発注になりました。さらに、今はライブでフロアに規制がかかってしまうご時世なので、振りコピをして楽しい楽曲にしようと思い、かわいい振り付けをお願いしました。あとはタイトルのごとくお客さんがいい感じにクラップを入れてくれたら最高ですね(笑)。