夢眠監督が“わかり手”に捧げる特典映像

──それともう1つ。今回発売されるDVDボックス「ビリセブン」には「リラクゼーションサロン夢眠」というタイトルの映像が特典としてBlu-ray Discで同梱されています。恒例となりつつある夢眠監督のフェチ作品ですね。

夢眠　いえいえ。純粋に、今までメンバーのいい表情を撮らせてもらったから感謝の気持ちを込めて、純粋にリラクゼーションを楽しんでもらおうと思いまして。私がプロにボディケアの方法を習って、皆さんに施術するという企画でした。

成瀬　メチャクチャ気持ちよかったです。ホント上手で、体もよくなったし、幸せな気持ちでした。最高ー！

古川　え、私すごく痛かったんだけど。

一同　（笑）。

夢眠　未鈴だけだよ！ ボディケアのやり方はでんぱ組.incのトレーナーの方に教わったので、それぞれの凝ってるところとかをあらかじめ教えてもらってたんですよ。未鈴ちゃんに関しては、そもそもマッサージがダメな人って聞いてたので、あれは私のせいではないです。

相沢　未鈴ちゃんがやってもらってるシーンを、私たちは外でモニターを通じて観てたんだけど、未鈴ちゃんが痛がるとねむが腕を押さえつけて「うるせえ！ 黙れ！」って感じになってて。

古川　「騒ぐな!!」って言われたもん。

夢眠　トレーナーさんに言われたことを忠実に再現してるわけですから。ちゃんと最後までやらないと帰せませんから。

──その一部始終が定点カメラで撮影されているのが、何か観てはいけないものを観ているようなムードがあって……。

夢眠　大丈夫です。純粋なリラクゼーションサロンですので。

──5人がボディケアを受けている姿を観る機会もなかなかありませんが、施術をする側の夢眠さんの格好もレアですよね。専用の質素なユニフォームで、髪をしばっていて。

夢眠　そうなんです。そういうこだわりを“わかり手”の方に観ていただけると、私もうれしいです。

「神神」を観るのが老後の楽しみ

──すでに4年以上も番組が続いている「でんぱの神神」はどこまでいくんでしょうね。

夢眠　こういう長寿番組の終わり方っていうのがわかんないですよね。私たちも「神神」の収録に慣れすぎて、完全に活動の一部になっちゃってますから。

──そうは言っても、収録のために早く起きたりとか、そういうこともありますよね。忙しいツアーの合間を縫って収録もして、外から見ると大変なように見えますが。

最上　大変かどうかはその日の企画によります。

夢眠　「朝イチで修学旅行企画です！」って言われたらテンション高くなりますし。まあ「1日中スタジオです」って言われても喜ぶんですけどね（笑）。

相沢　逆に「神神」の収録がなくなったら寂しいかもしれないです。

古川　確かに。

夢眠　この番組がなくなったら、うちらが活動しているのを信じてもらえなくなりそう。「神神」があるおかげでライブをやる前にちゃんとみんなで考えているところとかを見てもらってるわけですから。生存確認じゃないですけど、うちらの活動記録が「神神」なんです。

相沢　SNSとかブログを使えば自分たちの言葉をいつでも発信できますけど、文字だけだと受け手のその日の気分とかで違う解釈をされちゃうときもあるなって思うんです。だからライブ以外の映像で、私たちの生の声を届けられる、見せられる場所があるってことが幸せなことで。自分たちがライブやSNSで伝えきれないことを番組で感じ取ってくれたらいいですね。

成瀬　何十年か経って「神神」のDVD観たらさ……。

夢眠　泣くね！ これは老後の楽しみだわ。

古川　私たちにとってもいい記録になってると思います。