後悔しないように今はがんばるだけ

──夏にお話を聞いたとき（参照：超特急「Beautiful Chaser」特集）ユースケさんは「代々木第一に向けて体力を付けたい」と話していましたが、その後の体作りは順調ですか？

ユースケ　代々木第一まではライブ活動もないし、その期間メンバーはトレーナーさんの指示でトレーニングをしています。あとは僕、個人的に自分の体力を上げる練習をやり始めたんです。毎日どんなに遅い時間になっても、自宅の前で１～2時間はダンスを踊るっていう。

──すごい。

ユースケ　いや、ただの近所迷惑なんです（笑）。僕の中で「バッタマン」と「Burn!」を続けて踊るのが体力的にハードなんですよ。踊るだけじゃなくて叫んだりもするから。だから、その2曲の流れをひたすらやったり、あとはひたすら走ったり……。

リョウガ　え、実際に叫んでるの？

ユースケ　いや、さすがにそれはしてないよ！（笑） だけど叫んだフリはする。

コーイチ・カイ　それも十分ヤバいって（笑）。

ユースケ　だから僕「バッタマン」を踊るときはちゃんと周りを見ながら踊ってる。人が近付いてきたらいったん落ち着く、みたいな（笑）。

一同　あはははは（笑）。

──その練習は自分でやろうと決めたんですか？

ユースケ　はい。夏のツアーが終わったときから決めてました。今の自分の体力じゃ代々木第一のステージに立てないと思って、自分に喝を入れるために。代々木第一のライブを全力でやりたいから、後悔しないように今はがんばるだけです。

──皆さんそれぞれ、個人的にも準備を進めているんですね。

カイ　体力作りに関しては、1人ひとりがトレーナーさんから「ここを鍛えたほうがいい」っていうメニューをもらってトレーニングしています。それにプラスして、ユースケのように個人練習をしたりっていう感じです。

ユーキ　トレーニングはメニューをもらったら、あとは自分次第ですからね。超特急は甘くないですよ。僕も代々木第一の本番まではできるだけ踊っていたいなって思ってます。超特急の振りもいろいろあるし、それ以外に個人的にもダンスの練習に行けたらなって。

アーティストとして目指すべき目標

──今年の活動も少し振り返ることができたらと思うのですが、2015年は超特急にとってどんな年でしたか？

タクヤ　日々新しいことに挑戦するのが超特急ですけど、今年は特に新しい挑戦が多かったですね。初めてCMに出て、映画もやって……。ダンスや歌を届けるだけじゃなく、ほかの方法でも皆さんにエンタテインメントを届けられたのはうれしいなって思います。2015年はいろんな人に超特急の名前を知ってもらえたんじゃないかっていう実感があるし、それこそ“超特急”な年だったけど、代々木第一を成功させてこそ2015年が締めくくられると思うので。ここからさらに気を引き締めて行きたいですね。

──タクヤさんは夏のツアーの最終公演で「代々木（のワンマン）が不安で仕方がない」とそのときの気持ちを8号車さんに伝えていましたが、今の心境はどうでしょう？

タクヤ　今はすごく楽しみですね！ 早くリハーサルがしたいなって思います。不安はゼロではないですよ。ステージの作り方も違うし、それこそ初めてやることがたくさんあるから。その分、しっかりリハーサルで作り込んで当日を迎えたいです。

──タカシさんはこの1年を振り返ってみていかがですか。

タカシ　自分にとって2015年はこれまでで一番超特急のことを真剣に考えられた年だったなって。あと、周りから言われるだけじゃなくて、自分自身で自分のいいところやダメなところに気付けるようになりました。これからはそうやって気付いたところをどんどんブラッシュアップして、成長していきたいなって思ってます。

タクヤ　タカシは今年高校を卒業して超特急に専念できるようになったから、しっかりとこれからのことを考えられるようになったんじゃないかな。

──一人暮らしはもう慣れましたか？

タカシ　慣れましたね。というか楽しいんですよ、一人暮らし！ 一人暮らしを始めたら、超特急のことを考える時間が大阪にいたときの倍くらい増えた気がする。だから、今まで1人で変なふうに悩んでいたことが解決できるようになって、最近は何があっても冷静に対処できるのがうれしいです。

──コーイチさん、一人暮らしの先輩としてタカシさんの暮らしぶりはどうですか？

コーイチ　いやっ、もう素晴らしいですよ。彼の家に行ったんですけど、キレイもキレイ！ どうしたらこんないい子が育つんだろうなって。

ユーキ　ふふふ（笑）。

カイ　おそらくですけど、それはタカシがコーイチのことを見てるからではないでしょうか？

タカシ　（真顔で）コーイチのようにはなりたくないって思ってます。

一同　あはははは！（笑）

ユーキ　近くにいい見本がいるね。

コーイチ　（笑）。僕もいい先輩になりましたね。

──そして、これから先超特急はどんな“レール”を進んでいくんだろうって、8号車さんは気になっているんじゃないかと思うんです。代々木第一のライブの先のことを聞くのはまだ早いかな？ とも思いますが。

カイ　ライブの規模に関しては、これまでのように倍、倍……と増やしていけたらいいなあとは思っていますね。

──これからの活動のために、グループとして「ここをさらに強くしていきたい」というポイントはありますか？

ユーキ　「個」かな。個の力を強くするのは大事だよね。それぞれが個人でもしっかりと活躍できるようになりたいです。

──ではこの先はより一層個を磨いて、もっとたくさんの8号車さんを連れて大きな場所でライブをして……。

ユーキ　紅白に出て。

リョウガ　さりげなく言ったな!?（笑） 聞き逃すところだったわ。

ユーキ　ふふふ。

カイ　そこはね。アーティストとして目指すべき目標だよね。

コーイチ　そうだね。