超特急のライブってこんなに派手だったんだ

──2014年のクリスマスライブから、1年を経てのBlu-ray化ですね。

カイ　ライブのあった1年後にこうして映像作品がリリースされるというのは、なんだか感慨深いです。1年前の自分たちの姿を観返す機会ができるのはいいことだなって思います。

──完成した映像を観て、どんなことを感じましたか？

タカシ　超特急のライブってこんなに派手だったんだなって思いました。プロジェクションマッピングがあったり、演出がとにかくすごすぎますよね。自分のグループのライブなのに観ててびっくりした（笑）。でも8号車の目線で観てみたら、予想がつかないようなすごい演出は超特急のライブの面白いポイントのひとつなのかなって。僕はそんな自己分析をしながら観ていました。

──幕が開いた瞬間の、ペンライトの光で埋め尽くされた客席がすごくきれいでしたね。ステージに立っている皆さんからは、このときどんな景色が見えていたんですか？

ユーキ　最高の“イルミネーション”が見えてましたね。めちゃくちゃ気持ちよかったです。

タクヤ　すごかったよね。もう、1曲目のコーイチの歌声を聴けばどれだけテンションが上がってるかよくわかりますよ（笑）。わけわかんない声出してるもん！

一同　あはははは！

コーイチ　おもちゃ箱から飛び出したようなイメージで歌ってるんやって（笑）。僕たちがおもちゃになって、8号車にプレゼントを届けようとしてたんです。

全力でキメに行った「Listen!」

──タカシさんの言っていたプロジェクションマッピングだったり、この日限りの演出だったりと見どころがたくさんあるライブだったと思うので、皆さんそれぞれで作品を観る人に注目してもらいたいポイントを教えてくれますか？

タカシ　僕はクリスマスメドレーですね。ここには超特急のメンバーにしか出せない、超特急なりのクリスマスの表現が詰まってると思う。

ユースケ　僕はアンコールの「Bye Bye Bye」を観てほしいな。僕が振り付けを考えて、このライブで初めて披露させてもらったんです。こんなにすてきな会場で初披露できたことがすごくうれしかったから、この曲かなって思います。

ユーキ　僕は「No More Cry」を披露しているときのみんなの表情が注目ポイントだと思います。ライブ映像って、会場で観てるときよりも表情がよくわかるものだと思うんですよ。踊っているときに表情で見せている細かい表現だったり、メンバー1人ひとりがステージに立っているときの緊張感だったりが鮮明に伝わってくると思うので、そういうところを観て感動を一緒に味わってもらいたいですね。

タクヤ　僕はすごい細かいんですけど、「Snow break」の「♪3度目の冬が終わる」のところ。ダンサーが動きを止める振りで、僕は客席に背を向けて止まっているんですけど……そのときの僕の後ろ姿と、後ろのステンドグラスの雰囲気がめちゃめちゃカッコいい。

一同　あはははは！

コーイチ　何、オーラ出てた？（笑）

タクヤ　もうヤバい。背中で語ってますから。むしろそこだけですね、僕がカッコいいのは。

カイ　全部カッコいいよお前は！

──リョウガさんはどうでしょう？

リョウガ　うーん、そうですね……。やっぱり、「STYLE」で「Listen！」っていう決めセリフを言ったところかなあ。

リョウガ以外全員　ああー！

カイ　それは完全にカッコいいよ。そこダントツじゃん。

リョウガ　もうここは「全力でキメに行こう」と思ってがんばったんですよ。自分がセリフを言ったあとに8号車のみんなが反応してくれる声もすごく聞こえたから、それもうれしかったし。まさか自分がこの役を任されるなんて思わなかったけど（笑）。

タクヤ　リョウガさん、このセリフのために発声練習はしたんですか？

リョウガ　そうですね、お風呂で何回も「Listen! Listen!」と……っておい！

コーイチ　いや、実際けっこう練習してたやん（笑）。

リョウガ　ええ、してましたね（笑）。「発音は『リッスン』なのか『レッスン』なのか、どっちなんですか？」って先生に聞いたり。

タクヤ　「レッスン」は絶対違うだろ（笑）。

コーイチ　でもホントに、このときは8号車が沸いたよな。

──カイさんはどうですか？

カイ　僕はやっぱりプロジェクションマッピングの演出です。このライブではいろんな場面でプロジェクションマッピングを使ったからすごく印象的だし、新しいライブの見せ方ができたポイントでもあるかなと思うので。

コーイチ　僕は「FLASHBACK -vocal edition-」を歌ったところかな。プロジェクションマッピングを使って、セット全体に壮大な景色が広がって……そういう景色を眺めながら、僕とタカシは舞台セットの高いところからすごく気持ちよく歌うことができたんですよ。なので、バックボーカル的にはここを観てほしいなって思います。