「STUDIO HISASHI with Anime」特集|HISASHIが掘り下げる、唯一無二のアイナの魅力 (2/2)

HISASHIは信頼できる大人

──HISASHIさんとアイナさんは以前から交流がありますが、HISASHIさんから見たアイナさんの印象は?

HISASHI アイナ・ジ・エンドは生き様がステージに表れているんだよね。こんなに正直で不器用な人っていない、と思うくらい。その感じが歌とパフォーマンスに全部出てる。いつだったかステージ上で、声帯手術を受けることを発表したことがあったでしょ?(参照:BiSHアイナ・ジ・エンドが声帯手術、活動休止前にフリーライブ決行

アイナ よく覚えてますね!

HISASHI 自分にとって一番の表現手段である歌を控えなければいけない状況も赤裸々に告白していて、すごいなと思った。アイナちゃんは、人生を懸けてアーティストとして生きているところが魅力的でもあり、ちょっと危なっかしくて。長く歌い続けてほしいなと思っているから、少しでも手助けをすることができたらいいなと思ってるんです。

アイナ ありがたいです。HISASHIさんはびっくりするくらい飾らないんですよね。出てくる言葉とか、浮かべていらっしゃる表情とか、すべてにおいて飾らない。でもステージに立たれているときは、ロックスターの“GLAYのHISASHI”になる。そのギャップがすごいし、ものすごく信頼できる大人に出会えたと思えました。初めてお会いした頃、私は20歳くらいだったんですが、あんまり周りの人のことを信頼できなくて。でもHISASHIさんは違ったんです。自分の写真展を開催したときも、実はあまり先輩をお誘いしていなかったけど、HISASHIさんには絶対お声がけしなきゃと思って、本当にひさしぶりにDMをお送りしました。

──アイナさんにとって特別な先輩なんですね。

アイナ はい。

左からアイナ・ジ・エンド、HISASHI。

左からアイナ・ジ・エンド、HISASHI。

一緒に火鍋を

HISASHI 番組にちなんでだけど、アイナちゃんは好きなアニメのジャンルってあるの? 「ハム太郎」が好きというのは今日の収録でわかったけど。

アイナ ジャンル問わず好きで、最近だと「呪術廻戦」にハマってましたね。「いちご100%」も好きですよ。HISASHIさんは最近どんな作品が好きなんですか?

HISASHI 「闇金ウシジマくん」!

アイナ へえ!

HISASHI 俺、クズ人間が出てくれば出てくるほどいいんだよね。

アイナ あはははは。

HISASHI ところで、アイナちゃんはアーティストとしてこれからやってみたいことはある?

アイナ 去年、初めて日本武道館でライブをやったんですが、ちゃんと大きな規模で自分が表現したいことができた手応えがあって。次はもっと大きい規模で実現できるようにファンの方を増やしたいです。

HISASHI そういう気持ちは大事だね。

HISASHI

HISASHI

──GLAYは20万人ライブも、ドーム公演も成功させている大先輩ですから、いろいろ伝えられることもあるのでは?

アイナ ホント、すごすぎますよね!

HISASHI そうだ、今度LUNA SEAと東京ドームで対バンするんだよ、25年ぶりに。

アイナ ……こんなビッグアーティストの方にアドバイスをいただくとかおこがましいですよ。

HISASHI いやいや、俺にできることならなんでも言って。

アイナ じゃあ、一緒に火鍋を食べに行きたいです。

HISASHI え、なんで?

アイナ なんか、火鍋だったら食べてくれるかなあって。

HISASHI アイナちゃんの中で、俺ってどういうイメージなの!?(笑)

左からHISASHI、アイナ・ジ・エンド。

左からHISASHI、アイナ・ジ・エンド。

プロフィール

HISASHI(ヒサシ)

北海道函館市出身の4人組ロックバンドGLAYのギタリスト。高校2年生の頃に同じ高校に通っていたTAKUROと出会い、GLAYに加入した。個人としてもさまざまアーティストの作品に参加し、藍井エイル、遠藤ゆりか、三森すずこ、緒方恵美、日笠陽子らに楽曲を提供。メディアに関心があり、アニメや映画などサブカルチャーに造詣が深い。バラエティ番組に幅広く出演し、自身のYouTubeチャンネル「HISASHI TV」でも精力的に活動中。2012年に結成されたバンドACE OF SPADESのリーダーおよびギタリストも務めている。GLAYとしては、デビュー30周年を迎える2024年5月にアニバーサリーシングル「whodunit / シェア」をリリース。6月に埼玉・ベルーナドームでワンマンライブ「GLAY 30th Anniversary GLAY EXPO 2024-2025」を開催した。10月にはニューアルバム「Back To The Pops」を発表し、同作を携えてアリーナツアーを行った。2025年4月にベストアルバム「DRIVE 1993~2009-GLAY complete BEST」「DRIVE 2010~2026-GLAY complete BEST」をリリースし、5月から6月にかけてドームライブ「GLAY 30th Anniversary GLAY EXPO 2024-2025 GRAND FINALE」を実施する。

アイナ・ジ・エンド

2015年から2023年まで“楽器を持たないパンクバンド”BiSHのメンバーとして活躍。2021年に1stソロアルバム「THE END」を発表し、本格的にソロ活動を開始する。2022年に日本初上演となるブロードウェイミュージカル「ジャニス」で主演のジャニス・ジョプリン役を務め、2023年に岩井俊二監督による映画「キリエのうた」で映画初主演を務めた。2024年1月に東京・LINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)でBiSH解散後初のワンマンライブ「BACK TO THE(END)SHOW」を行い、3月からはワンマンツアー「Grow The Sunset」を実施。9月には東京・日本武道館で単独公演「ENDROLL」を成功させた。同年11月に3rdソロアルバム「RUBY POP」をリリース。2025年1月から全国8都市を巡るツアー「ハリネズミスマイル」を行っている。

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