timelesz新体制初のツアーで8人の絆と愛あふれる、そして夢のドームのステージへ

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「タイプロ」の思い出の楽曲たち

メンバーが茶目っ気たっぷりにパーティの準備をするオープニング映像を経て、LEDとネオン管がふんだんに使用された光り輝くステージにtimeleszが登場。8人体制初の楽曲「Rock this Party」でファンと過ごす特別なパーティを華やかに始めた。情熱的なダンスナンバー「Do Me Do Me」で8人のエネルギーを爆発させたあとは、「Freak your body」をパワフルに歌い踊りながら花道を進んでセンターステージへ。さらにバックステージでファンキーなナンバー「Baby What's Your Name?」をグルーヴ感たっぷりに届けたあと花道に散らばり、オープニングブロックから会場のさまざまな場所へとファンに会いに行った。「We're timelesz」では8人がリレー形式のラップでメンバーを紹介。会場にはメンバーの名前を呼ぶオーディエンスの声が熱気とともに広がった。

「We're timelesz LIVE TOUR 2025 episode 1」神奈川・横浜アリーナ公演の様子。

「We're timelesz LIVE TOUR 2025 episode 1」神奈川・横浜アリーナ公演の様子。[拡大]

ピンク色の衣装にチェンジしたメンバーはオーディション「timelesz project」の課題曲を次々とパフォーマンス。まずは炎が吹き上がるステージでオーディションのオープニングテーマ曲「Anthem -episode 1-」を魂をたぎらせるように力強く踊った。「New phase」ではレーザーライトが交錯する中でクールにダンスが繰り広げられる。そして「人生遊戯」では熱のこもった歌声が全力で放たれたあと、8人は回転昇降式のセンターステージに立ち、「SWEET」を満面の笑顔でキュートに届けた。メンバーが8機のテレスコリフターに乗り、会場を見渡したのは「Cream」。シャボン玉が吹き上がるファンタジックな世界で、8人は会場中のオーディエンスの歌声を受け取る。さらに彼らは「Popcoooooooorn!」で弾けるような愛を伝えたあと、「スキすぎて」ではそれぞれ甘いセリフで場内を沸かせた。

タイトル忘れてるようじゃ無理か……

MCで猪俣が「熱気がすごいですね。みんな声を出してくれて、笑顔で手を振ってくれて、感無量です!」と声を弾ませると、メンバーから「最近『感無量』とか難しい言葉を使うよね」という声が上がる。猪俣は「75inchの大きいテレビを買ったので、ニュースをいっぱい見るようになって勉強した!」と報告した。篠塚は「僕たちもいっぱい準備をしてきましたけど、皆さんがうちわを作ってくれたり、おしゃれして来てくれたりするのを見るとすごくうれしいです」と挨拶してウインク。その姿を見たメンバーが一斉に「しのはいいなぁ」「お前はそのままでいいんだからな」としみじみと言葉にし、佐藤勝利と菊池風磨が「俺とのシンメのところで間違えたら俺が合わせて変えるからな」「お前が位置を間違えてたら、俺がバランスを取れるように変えるからな」と目尻を下げると、篠塚は「甘やかさないで……!」と必死に固辞した。

事務所の同期の寺西と菊池は、事務所に入って最初の仕事としてHey! Say! JUMPの横浜アリーナ公演のバックに付いたときのことを振り返る。原も「俺と勝利もよくバックで横アリに立ってた。衣装は袖なし。でも、勝利はエリートですぐに先に行っちゃったけど、俺なんてずっと袖なしだったよ」と笑いながら懐かしそうに当時を回想した。「横浜の皆さん元気ですかー!」と元気いっぱいに呼びかけたのは神奈川県出身の橋本。彼は菊池に「今日は封印してたライダーやっていいよ。安売りするのはよくないから普段は封印してるんですけど」と振られると、アリーナのステージの真ん中で仮面ライダーWの変身シーンを披露し、自らの殻を大胆に破ってみせた。

新メンバーがパフォーマンスの準備に移ると、オリジナルメンバーの3人のみでトークを展開。菊池が「この間、僕ら3人たまたま送りの車が一緒で。『このままちょっと飲む?』って3人で僕の家で飲んだんですよ。あれもいい時間だったね」と話を切り出す。「おしゃれだったなあ。あのライトが……」「あのライト、要るのかな? 人を照らすライトじゃなくて壁を照らすライトだった」と佐藤と松島聡が菊池の家にあったライトに笑いながら言及すると、菊池は「あれが一番要るよ! LAの空みたいな色してただろ?」と自慢げな様子。菊池は「2人の家にも行きたいよ」とアピールするも、2人に回答をごまかされ、「俺のことを家に入れてくれるのは将生しかいない。しかも将生が寂しい思いをしてるときにしか入れてくれなくて、都合のいい男みたいになってる」とぼやいていた。

ここで菊池が新メンバー5人による楽曲「君へ」の曲振りを行う段取りだったが、彼は「それでは聴いてください、『手紙』」とタイトルを間違えてしまった。珍しい菊池のミスに佐藤と松島は慌てふためき、菊池は膝から崩れ落ちる。菊池からは「タイトル忘れてるようじゃ無理か。タイトルはね、入れとかないと」という言葉が飛び出した。仕切り直しを経て、寺西、原、橋本、猪俣、篠塚は「タイプロ」の映像をバックにオーディションを通じて感じた友情や感謝の思いを歌に乗せて表現する。オリジナルメンバーの佐藤、菊池、松島はファンへの愛が詰まった3人体制のラストシングル曲「because」を歌唱。その後、8人はオレンジのライトに彩られながら「I'm Home」でオーディエンスの心に寄り添うように温かな歌声を響かせた。

サプライズで伝えられた夢のドーム公演

「ワンアンドオンリー」がさわやかに披露されたあと、メンバーの個性を生かしたコーナーが設けられた。まずは佐藤が奏でるアコースティックギターの音色に乗せて、寺西が華麗にダンスを披露。前職で塗装業の経理を担当していた猪俣は音楽に合わせてスプレーアートを行い、焼肉店で働いていた橋本はステージ上でおいしそうな肉を焼いてみせた。そこに松島が加わり、橋本と松島が息ぴったりのダンスパフォーマンスを展開。菊池と原はオリジナルのラップを繰り広げて会場を盛り上げ、「飲み干す drinking up」というフローで締めくくる。すると篠塚がペットボトルを手にしてステージ下から姿を現し、ラップのフローで受け取ったメッセージそのままに特技の水の早飲みを披露して歓声を浴びた。

「Flavor」をささやくように歌い上げたあと、妖艶な空気をまとった8人はイスを使いながら「本音と建前」をパフォーマンス。美しくしなやかに踊り、「3, 2, 1…」を経て橋本が艶やかな眼差しで「sexy」という言葉を放ち、会場を大きく沸かせる。「タイプロ」課題曲「革命のDancin' night」では事務所の伝統を感じさせる華麗なターンやステップが展開された。timeleszとオーディエンスがクラップで心をつなぎ合ったのは「手をたたけ愛ならせ」。ピースフルなムードの中、8人は「ぎゅっと」で優しいメッセージを届けた。

「We're timelesz LIVE TOUR 2025 episode 1」神奈川・横浜アリーナ公演の様子。

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本来なら「ぎゅっと」が終わったあとに挨拶をする予定だったが、ここでスクリーンを通してメンバーにサプライズでドームライブの開催が発表された。寺西は「びっくりした。目標の1つではあったけど、こんなにすぐにやらせてもらえるなんて、本当にひとえに皆さんのおかげだと思います。まだ受け止めきれないです」と目を潤ませ、篠塚は「一旦整理がつかないですね……マジか……でも、ファンの皆さんもそうだと思うんですけど、楽しみな気持ちが今は強いかもしれません。その日までによりスキルアップしてがんばろうと思います!」と意気込む。橋本は「言葉が出ないですね……」とあまりのうれしさに呆然とし、猪俣も「びっくりしてポカーンとしています」と率直な思いを言葉にした。

原は「うれしいですね。去年『タイプロ』に出るまで、アリーナに立つことも皆さんのペンライトの海を見ることもあきらめていたので。今ここに立ってることも夢のようで、家に帰るとあれは夢だったんじゃないかとか思うこともあるんですけど……ドームかあ……絶対成功させます!」と大泣き。松島は「そもそもグループを続けることってそう簡単じゃないのは我々3人が一番わかってる。僕らがメンバーを募集すると決めたときに、大きな目標として5大ドームを挙げさせていただいたんですね。もちろんドームに立つことがすべてではない。僕らで言うと今回は『タイプロ』期間中とか、もっと前から言うとデビュー当時から今日という日までのこの期間に、何があってどういう道のりを皆さんと一緒に歩んできたかという過程がすごく大事で。新メンバーにとってはちょっと急だったかもしれないし、僕らも急すぎて整理ができていないんですけど、とにかく素敵なものにしていきたいと心の底から思っていますので、ぜひとも温かい声援をいただけるとうれしいなと思います。ありがとうございますということを一番に伝えさせてください」と真摯に語った。

佐藤は「ただでさえ8人でステージに立ってるだけで、8人で楽しく過ごしてるだけで泣きそうな毎日。それぐらい素敵な仲間に出会えたし、これからも前を見て進んでいけるんだなと思うとすごく楽しみです。ドームが決まって一緒にこうやって感情を共有できる素敵な仲間が横に増えたというのはうれしい。secondz(timeleszファンの呼称)とminutez(timeleszのスタッフの呼称)も含めて、同じ気持ちを一緒に持ててるのもうれしいことだなと思います。ドーム公演も8人で最高のステージにするので、一緒に楽しんでほしいなと思います」と伝えた。

菊池は「僕もびっくりしてるんですけど……とにかく『timelesz project』をやってよかったねって、成功だったねって言ってもらうには、僕らがこれから最後のそのときまで精一杯駆け抜けるしかないと思ってやってる。その中でこうして大きな夢を皆さんと叶えられることがありがたくて、幸せに思っています。僕らもSexy Zoneから14年やらせてもらってますけど、いろんなことがあって、いろんなことを見てきて、やっぱりグループって限りあるものなんですよね。いつかきっと別れのときがくるんですよ。ただ、その限られた時間の中で僕らがどれだけ皆さんと一緒に夢を追いかけられるのかというのは、僕らが十何年やってきたからこそ今身に染みてわかってることなので、ここから先は僕らも後悔がないように、それから応援してくださる皆さんにも後悔がないように、支えてくださるスタッフの方にもこいつらを支えてきてよかったと思ってもらえるように、そんなtimeleszであり続けたいと思います」とまっすぐに宣言した。

エメラルドカラーの新たなマイク

さらにオリジナルメンバーの3人が新メンバーにおそろいの新たなマイクをサプライズで贈呈。マイクは新体制の始まりの土地であるハワイの海をイメージしたエメラルドカラーで統一された。最後の挨拶で佐藤は「ドーム決まったね。もちろん会場の大きさではないと思うし、今日のこの公演もたくさん思い出があるし、きっとドームでもいろいろな思い出ができると思う。びっくりしましたけど、またたくさんみんなと思い出が作れる機会が増えて本当にうれしいです。改めてですけど、8人全員を好きになってもらえるように、これからも一生懸命パフォーマンスを届けていきたいと思います。そんな僕たちを見て、笑顔になってくれてたらうれしいです。ドームでお会いしましょう」と話す。猪俣は「すべての人のおかげでこのドーム公演が決定しました。すごくうれしいなと思うと同時に、怖さもあるんですけど、でも8人みんなで絶対成功させるので楽しみに待っててください」と涙で声を詰まらせながら率直な思いを言葉にした。

橋本は「1人ずつハグしていっていいですか?」と涙を流しながら7人それぞれとハグを交わし、「ドームは1つの夢だったので、こうして叶えていただいて本当にありがとうございます。これからたくさんがんばります。皆さんのことを愛しています」と伝える。原はマイクを使わずに「俺は今、幸せだー!」と叫び、「これからもっともっと大きな目標に向かって走り、足並みをそろえてがんばっていきます。『タイプロ』を経て複雑な思いを抱えてる方がこの中にはもちろんたくさんいらっしゃると思います。その気持ち、僕たち8人全員わかってますから。でも、誰1人置いていかないので、ゆっくりでいいので自分のペースで僕たち8人に付いてきてください。この8人でよかったなって、この8人がやっぱりtimeleszだよねって思われるように背中で見せていくので、どうかこれからも応援してください」と熱く呼びかけた。

寺西は「初めてのお仕事がこの横浜アリーナで、今こうしてまた最高のメンバーと最高の景色を一緒に見ることができて幸せです。本当にありがとうございます。もちろん当たり前なんかじゃ絶対なくて、ちゃんとドームでライブをできるグループにこれからもっとなれるように日々精進していきたいと思います。本当にあなた方のおかげです」と感謝の思いを述べる。松島は「周杜の『ちょっと怖さがある』というリアルな声も痛いほどわかる。でも僕と風磨くんと勝利は、そんな怖いという思いを抱いている新メンバーをちゃんと守っていく、支えていくという覚悟で今このステージに立っています」と言い切り、「僕はSexy Zone時代に末っ子のほうで、守られてばっかりだったんですけど、もう今この立場に立って、守りたいメンバーがたくさん増えたことがすごくうれしくもある。でも、そんな僕に対して風磨くんと勝利は『そのままでいいんだよ。松島らしくていいんだよ』と言ってくれるのもありがたく思っています。これから8人で成長しながら、皆さんにいろんな景色を見せていきたいなと思っているので、ドームで会えることを楽しみにしています」と語った。

篠塚は「ドームが決まりましたね。今は本当にこの大きすぎる事実を受け取れるのに精一杯で、家に帰ってからいろんな感情が押し寄せると思います。将生がタイプロのときからずっと『ドームに立ちたい』と言っていて、僕もそれを聞いてから意識するようになって。本当にすごい速さで進んでるなと思います。ただ、その速さに自分の実力が伴ってるのかと言われると、正直伴ってるとはまったく思ってませんし、そこが自分の弱さでもあると思っています。これからアリーナ、ドーム、バラエティ番組だったり、いろんなところで皆さんのお目にかかると思うんですけど、絶対に今日より魅力的なアイドルになるように毎日がんばるので、これからもよろしくお願いします」とまっすぐな眼差しで話した。

菊池は「ドームというステージがまだ早すぎるんじゃないかという声もきっと出てくるかとは思います。アリーナのときもそうでした。ただ、今回このアリーナに挑むにあたって、新メンバーが僕らが仕事してる間に毎日レッスンに通って、足を痛めても腰を痛めても、弱音1つ吐かずに精一杯真摯に向き合ってくれていたことを僕たちは知っています。それに負けじと僕らも焚き付けられて、夜中に集まって遅くまでみんなでコマ送りの映像を見ながらリハーサルをしたりしました」と日々を振り返り、「まだまだ風当たりも強い瞬間がありますし、課題も山積みです。ただ、大丈夫です。全部うまくいきます。1つひとつの夢を皆さんとスタッフ、timeleszで追いかけられたらと思います」と未来を見据えた。

そして8人は日本テレビ系バスケットボール応援ソングに決定している新曲「Steal The Show」を新しいマイクで初披露。アグレッシブなダンスとラップを通して、逆境を超えて夢に向かって進んでいく意思を表現した。最後に8人は「RUN」で花道を全力ダッシュ。グループにとって大切な楽曲で8人の絆と未来への決意を示し、ステージを去って行った。

アンコールでは3階席にメンバーが8台のトロッコに乗って登場。オーディエンス1人ひとりの顔を見ながら「VIVID SUMMER DAYS」「Head Up」を明るく届ける。そして「Rock this Party」をパートを変えながらにぎやかに歌唱し、8人とオーディエンスの「We're timelesz!」という言葉でパーティは大団円を迎えた。

なおエコパアリーナで行われるツアーの最終公演の模様が、ファミリークラブオンラインで生配信されることが決定した。

timelesz ドーム公演

2025年12月26日(金)~27(土)大阪府 京セラドーム大阪
2026年1月7日(水)~8日(木)東京都 東京ドーム

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2025年12月26日(金)~27(土)大阪府 京セラドーム大阪
2026年1月7日(水)~8日(木)東京都 東京ドーム

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