この配信ライブは、羊文学が東京・伊勢丹 新宿店で実施中のイベント「羊文学presents〇△□」の一環として企画されたもの。「羊文学presents〇△□」では頭の中の“ひみつ基地”をテーマに、今の羊文学が表現したいファッション、アート、ライフスタイルを形にしたコラボレーションアイテムなどが販売されている。配信ライブは日本国内だけでなく海外からの視聴も可能で、羊文学は閉店後の伊勢丹新宿店から約1時間のパフォーマンスを届けた。
羊文学の3人はフロア中央に置かれた照明を囲むようにスタンバイすると、フクダヒロア(Dr)のドラムを合図に最新アルバム「POWERS」のエンディング曲「ghost」でライブをスタート。徐々に迫力を増していく演奏に、塩塚モエカ(Vo, G)が憂いを帯びたボーカルを乗せて画面越しの視聴者を釘付けにした。そのまま「POWERS」の楽曲を続けてプレイすると、最新シングル「ラッキー」では場内をさわやかなバンドサウンドで満たした。MCでは塩塚と河西ゆりか(B)が「羊文学presents〇△□」に出展しているブランドについて、各クリエイターとのエピソードを交えながら紹介した。
塩塚は「特にリリースがあってのライブじゃないから、自由にということで昔の曲、夏の曲をやります」と話して2018年発表の「ソーダ水」でパフォーマンスを再開。スローナンバー「優しさについて」では彼女の細やかで美しいボーカルと、リズム隊のタイトなグルーヴが相まって場内を神秘的なムードに染め上げていく。しかし、3人は続く「ブレーメン」でその余韻を断ち切るようにエモーショナルな演奏を繰り広げた。ライブ終盤のMCでは引き続きイベント出展者の紹介をしつつ、塩塚が「誰も言ってくれないけど、今日誕生日なの(笑)。メッセージください!」と笑顔で話して視聴者の笑いを誘った。そして最後は「祈り」をおだやかに歌い上げ、この日の公演の幕を降ろした。
ライブの配信チケットは「羊文学presents〇△□」の最終日である7月6日22:00までチケットぴあで販売されており、購入者は同日23:59までアーカイブを視聴できる。
羊文学presents〇△□
2021年6月30日(水)~7月6日(火)東京都 伊勢丹 新宿店 本館2階=ステージ#2
<出展参加者>
BELPER / harune.h / HATRA / jens / joy! little sis / 菓子 壱 / 片岡亮介 / malamute / mood_tokyo / nico ito / opnner / ritsuko karita / SANZOKU / Seri Tanaka / yushokobayashi
リンク
羊文学 @hitsujibungaku
[media]
羊文学「まる・さんかく・しかく伊勢丹」online liveのライブレポートが音楽ナタリーで公開されました!
https://t.co/C0iLOvc6Ao
オンラインライブのチケットは7/6(火) 22:00まで販売!