昨日2月10日、東京・アニメイト池袋本店 アニメイトホールで
「Sweet Tears」と「Bitter Kiss」は同日にリリースされた内田の“コンセプトアルバム”。「Sweet Tears」の収録曲はエレポップ、「Bitter Kiss」はロックをテーマに彼女によってセレクトされている。MCのレーベルスタッフにステージに呼び込まれた内田は、あいさつもそこそこにステージ傍らの抽選箱から数字の書かれたカードを引き、そのトラック番号の楽曲について語る、両アルバムのセルフレビューコーナーをスタートさせる。
まず選ばれた楽曲は「Sweet Tears」6曲目の「Party Hour Surprise!」。「6」のカードを引いた内田は、アルバムラストナンバーから語ることについて「空気読めないな、私」と苦笑いを浮かべるも、“パーティ”感あふれるこの曲を、かわいらしさや軽やかさを目指した「Sweet Tears」のカーテンコール的な1曲であり、また自身がアニメのキャラクター名義で歌う楽曲群とも地続きの「私らしい楽曲になった」と表する。そして3曲目、1990年代ハイエナジーテイストの「リードを外して」では歌詞に着目。強すぎる思いが自身を束縛することもあるとした彼女は「全部がうまくいく恋愛なんてくそ食らえじゃないですか」と爆笑を誘うと、続けて「Bitter Kiss」6曲目の「絶望アンバランス」を「恋愛という名の戦場でバッタバッタと倒れているみんなが再び立ち上がるための曲」と表現。デモのイントロを聴いた瞬間「はい! これ歌いたいです」と即決したという4曲目「キリステロ」は「このイントロのコーラスをみんなでシンガロングしたい」と、ライブを想定してセレクトしたことを明かした。
この日のイベントには、アルバムリリースを記念してスペシャルゲストが登場した。そのゲストとは内田の出身地・群馬のご当地キャラにして、2014年の「ゆるキャラグランプリ」でNo.1に輝いた、ぐんまちゃん。「都内にある群馬県のアンテナショップまで、ぐんまちゃんに会いに行くことがある」と語る彼女は、その姿を認めるやハイトーンで「ぐんまちゃーん」と繰り返し、ぐんまちゃんからプレゼントされた、曰く「県民なら誰でも知ってる」郷土かるた・上毛かるたに“2人”で挑戦。読み札を手にしたスタッフの「平和の使徒(つかい)」の声に「新島襄」の肖像画が描かれた絵札を取った彼女は客席に掲げつつ「新島襄はおじさんなんだよ」「上毛かるたにはおじさん(が描かれた絵札の)シリーズがあってね」とローカルルールを解説し、「つる舞う形の」と聞いて「群馬県」の札を取っては“2人”してツルの羽のように手を広げて群馬県を形態模写するなど、かるた取りを楽しんだ。
そして「2014年11月のデビュー当時は『アーティストデビュー』と言われるたびに『えーっ』となっていたが、この1年3カ月さまざまな経験をしたことで今回、楽曲制作にも積極的に参加しながらアルバムを作れた」「それができたのは聴いてくれる人がいるから、みんなと私の積み重ねがあったから」と、彼女がファンへの感謝を改めて言葉にしたところでイベントはお開き。と思いきや、ファンの拍手に手を振って答えながらステージをあとにした内田は、その直後「ちょっと待ったー」の声とともに帰還する。イベントを締めくくろうとするレーベルスタッフの誕生日が今日であることを明かした彼女は、ぬいぐるみをプレゼント。拍手とともにスタッフを送り出し、自ら「今日は平日にかかわらず、たくさんの皆さんにお越しいただき、本当にありがとうございました」とイベントに幕を引いた。
内田彩「Sweet Tears」収録内容
CD
01. Floating Heart
02. color station
03. リードを外して
04. 笑わないで
05. Sweet Dreamer
06. Party Hour Surprise!
DVD
・Floating Heart Music Video
・Music Videoメイキング映像
内田彩「Bitter Kiss」収録内容
CD
01. afraid...
02. シリアス
03. MELODY
04. キリステロ
05. Ruby eclipse
06. 絶望アンバランス
DVD
・afraid... Music Video
・Music Videoメイキング映像
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