「続・BLドラマの主演になりました」阿部顕嵐×阿久津仁愛、渡部秀×小越勇輝、古屋呂敏×押田岳インタビュー (3/3)

古屋呂敏×押田岳 インタビュー
左から古屋呂敏、押田岳

キャラクター紹介

古屋呂敏演じる灰原龍之介

灰原龍之介(古屋呂敏)

人気イケメン俳優であり、青柳が子役時代からお世話になっている先輩。青柳と久しぶりに共演することになり、赤藤のライバルに……!?

押田岳演じる山吹若葉

山吹若葉(押田岳)

“カンヌに一番近い男”と言われている新進気鋭の映画監督。赤藤主演のドラマで演出を担当するが、役者との距離が近く情熱的なため、青柳から嫉妬を買う。

阿部&阿久津は「あったかいし、人懐っこい」(古屋)

──「続・BLドラマの主演になりました」に出演することが決まったときの心境を教えてください。

押田岳 前作を拝見して、恋愛は甘酸っぱく描かれており、かつコメディ調のところもしっかりしていて、ギャップが面白い作品だなと思いました。その続編に参加できると思うと、うれしかったです。

古屋呂敏 僕もうれしかったです。4人(赤藤、青柳、黄島、紫)の恋模様に自分がどんなスパイスを加えられるのかなと思うとワクワクしました。

──古屋さんは人気イケメン俳優・灰原龍之介を、押田さんは新進気鋭の映画監督・山吹若葉を演じました。それぞれご自身のキャラクターをどのような人物だと思い、どのように演じましたか?

押田 僕が演じた山吹若葉は“直球勝負”という感じの人。まっすぐで熱い人物です。僕の中では「自分が世界の中心だと思っていたけど、赤藤と青柳と出会って“そんなことないんだ”ということに気付く」というのをサブテーマに演じました。あとはもうふざけ倒しました(笑)。

押田岳

押田岳

古屋 僕が演じる灰原龍之介は萌ちゃんへの気持ちが大きく、赤藤のライバル的な存在。いかに僕の存在が赤藤の心をチクチクさせられるのかを常に意識して灰原という役を作っていきました。実は、クランクイン初日が赤藤との直接対決のシーンの撮影だったんですよ。僕はジトッとしたもので考えていたんですが、顕嵐くんから返ってきたものがすごくポップな芝居で。この作品ではそっちのほうが合うなと感じたので、ポップに返しているうちに、どんどんポップな役になっていきました。でも感情をむき出しにするところはむき出しにして。そういうところは灰原らしさが出せたかなと思います。

──今お話にもありましたが、共演シーンの多かった阿部さん、阿久津さんの印象を教えてください。

押田 僕は顕嵐くんとお芝居をすることが多かったのですが、対応力がすごいなと思いましたし、僕とは真逆ですごく器用な役者さんだなと感じました。カメラが回っていないときの人との付き合い方とか現場の盛り上げ方も器用で、いい役者さんだなって。

──特に印象的だったやりとりを挙げるなら?

押田 顕嵐くんと仁愛の2人の撮影が終わったあと、先に撮影が終わっていた僕の部屋を2人が「ゴンゴンゴン!」ってノックしてきて。「何?」って出たら、近くのファミレスに誘ってくれて。かわいかったです(笑)。

古屋 僕はこの作品に入ったときに最初に感じたのが、この組で仕事をしている方はどの部の方も素敵な方ばかりだなということ。すごくあったかい空気なんですよ。それは主演があの2人だからなんだろうなって思いました。

古屋呂敏

古屋呂敏

──阿部さん、阿久津さんがそういう空気を作っているんですね。

古屋 はい。2人ともあったかいし、人懐っこくて。人たらしな2人です。それと……ロケバスから5分くらい離れた撮影場所に行くときに、僕と仁愛と顕嵐くんの3人で歩いていたんですが、突然仁愛が顕嵐くんの腕にパッと抱きついたことがあって。オフでですよ? 「カメラ回ってる?」って僕がびっくりしちゃったくらい(笑)。撮影の前だったからシーンを温めるために意識してやっていたことだったと思うんですが、そういう瞬間があるからこそカメラが回っているときに醸し出せる空気ってあるんだなと思いました。

これまでに出会った監督さんを参考にさせてもらっている(押田)

──そんな阿部さんと阿久津さんが作り上げる赤藤と青柳の仲をかき乱すのが、お二人です。

古屋 そうですね。観ている人に「灰原、もうやめてよー。どっか行って」と思ってもらえれば本望です。

古屋呂敏

古屋呂敏

押田 でもまずは4人の物語の続きを観ていただきたいですよね。

古屋 そうね。そのうえで“異物”の僕たちも観てもらえるとより楽しめると思います。

押田 僕が演じたのは、監督という、俳優部にとって一番親身でいてくれる職業の人。ということで、実際に僕がこれまでに出会った監督さんのいいなと思ったところを参考にさせてもらっているので、そんなところも見ていただけたらうれしいです。

──具体的に「こういうものをちりばめた」というものがあれば教えてください。

押田 (立ち上がって再現しながら)待っているときにこうやって手を大きくたたくとか、謎のシャドーボクシングをしているとか。

古屋 そんな監督おる!?(笑)

押田 いるんですよ! めっちゃ面白いなと思って「いつか芝居で使えたら」と思っていたんです。

押田岳

押田岳

──古屋さんは、そういうちょっとしたこだわりや注目ポイントなどはありますか?

古屋 どこまでもポップにしたとはいえ、ほかのキャラクターにない色っぽさみたいなものは大事にしたいなと思って、ところどころで湿度の高い芝居を入れています。萌ちゃんに触れるシーンは、あえていつもよりゆっくり触れたり。灰原は売れっ子役者で、自信もあるだろうし、自分の見せ方もわかっているだろうから。大人の色気を意識した“紫色の光”のようなものを感じられるところは、ぜひ注目していただけたらうれしいです。

「続・BLドラマの主演になりました」

「続・BLドラマの主演になりました」

「続・BLドラマの主演になりました」

TELASA配信ページはこちら

TELASA(テラサ)

TELASAは、テレビ朝日の人気番組をはじめとした動画を配信するサービス。ドラマ、バラエティ、アニメ、特撮、スポーツ番組に加え、国内外の映画、ドキュメンタリーなど、新作やオリジナルを含む、豊富なラインナップを視聴できる。スマホやPCはもちろん、テレビの大画面でも視聴可能。なお初回登録時、30日間無料でおためし視聴できるキャンペーンをナタリー限定で現在実施中だ。

TELASA関連記事まとめはこちら

プロフィール

阿部顕嵐(アベアラン)

1997年8月30日生まれ、東京都出身。俳優として映画、ドラマ、舞台と幅広い作品に参加。代表作は、主演映画「ツーアウトフルベース」、ドラマ「スメルズ ライク グリーン スピリット」、舞台作品「『ヒプノシスマイク-Division Rap Battle-』Rule the Stage」、PARCO劇場開場50周年記念シリーズ「ラビット・ホール」など。

阿久津仁愛(アクツニチカ)

2000年12月23日生まれ、栃木県出身。2014年、第27回ジュノン・スーパーボーイ・コンテストで準グランプリを獲得。「ミュージカル『テニスの王子様』3rdシーズン」の越前リョーマ役で注目を集めた。主な出演作は映画「邪魚隊/ジャッコタイ」、ドラマ「未来への10カウント」「around 1/4(アラウンドクォーター)」「家政婦クロミは腐った家族を許さない」、舞台「HUNTER×HUNTER」など。キューブ所属の若手俳優によるサポーターズクラブ・C.I.A.のメンバーとしても活動中。

渡部秀(ワタナベシュウ)

1991年10月26日生まれ、秋田県出身。2008年に第21回ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト準グランプリを受賞。2010年に特撮ドラマ「仮面ライダーオーズ / OOO」で初主演を果たす。主な出演作に連続テレビ小説「純と愛」、ドラマ「科捜研の女」シリーズ、「バツコイ」、映画「進撃の巨人 ATTACK ON TITAN」「BRAVE STORM ブレイブストーム」「おみおくり」「ペルセポネーの泪」「ひみつのなっちゃん。」、舞台「有頂天家族」などがある。

小越勇輝(オゴエユウキ)

1994年4月8日生まれ。東京都出身。2010年よりミュージカル「テニスの王子様」2ndシーズンにて、主人公・越前リョーマ役を4年にわたり務める。そのほか出演作に「仮面ライダーキバ」、舞台「ロック☆オペラ『サイケデリック・ペイン』」「東京喰種トーキョーグール」「弱虫ペダル」「『呪術廻戦 0』WITH LIVE BAND」、ミュージカル「刀剣乱舞」シリーズ、映画「人狼ゲーム デスゲームの運営人」「わたしの幸せな結婚」「帰ってきた あぶない刑事」など。

古屋呂敏(フルヤロビン)

1990年6月2日生まれ、京都府出身。2014年に俳優活動をスタート。日曜劇場「VIVANT」、映画「恋をするなら二度目が上等~special edition~」、恋愛リアリティショー「オオカミちゃんには騙されない」に出演。ROBIN FURUYA名義でフォトグラファー・映像クリエイターとしても活躍中。写真展「MY FOCAL LENGTH」が東京で2025年6月17日~30日、大阪で2025年7月10日~23日に開催される。

押田岳(オシダガク)

1997年4月9日生まれ、神奈川県出身。2016年に第29回ジュノン・スーパーボーイ・コンテストでグランプリに輝く。2018年より放送された特撮ドラマ「仮面ライダージオウ」で2号ライダーの仮面ライダーゲイツ / 明光院ゲイツ役を務める。そのほか、映画「一礼して、キス」「サムライせんせい」「水平線」「ファストブレイク」「Moirai」、ドラマ「コスメティック・プレイラバー」、舞台「巌流島」「西遊記」、MMJプロデュース公演「しばしとてこそ」などに出演している。