「ターザン：REBORN」が極めた大迫力アクションと映像美

アクション

ターザンと一体化できる圧巻のスイングシーン

ターザンといえば、「アーアアー」と雄叫びを上げながらツタからツタへと飛び移り、ジャングルを移動するおなじみの光景。そんなスイング描写は、過去作品と比べて格段の進化を遂げ、豪快さが増した。空中移動するターザンの視点に近い映像が盛り込まれ、猛スピードでの落下と浮上のダイナミズムを満喫できる。約10kg増量するほどのトレーニングをこなし、鋼のような肉体を手に入れたスカルスガルドがスクリーン狭しと飛び回る。この爽快感、ぜひ劇場で味わってほしい。

映像美

圧倒的なスケールと臨場感で、観客をジャングルへ誘う

ほぼ全編をスタジオ撮影とCGで構成。30種類の植物を6500本も使用し、14週間かけてスタジオ内にジャングルのセットを作り上げ、薄暗い密林の冷気を肌で感じさせるような圧巻の映像美を生み出した。数万の動物たちが地響きを轟かせ迫るシーンや、毛並みや表情などのリアルさが目を見張るゴリラの存在感、寒色系と暖色系の衣装や照明でも表現したターザン夫妻の感情。「ハリー・ポッター」シリーズでもタッグを組んだ監督デヴィッド・イェーツと美術監督スチュアート・クレイグによる、こだわりが随所に感じられる。

本編以外にも注目！「ターザン：REBORN」日本版主題歌を[Alexandros]が担当

気持ちよく映画館をあとにできるはず（川上）

今年2月、第30回日本ゴールドディスク大賞で「ニュー・アーティスト・オブ・ザ・イヤー」を獲得し、ワンマンライブや国内外のフェスに参戦するなど活躍を続けるロックバンド[Alexandros]。彼らが本作のために書き下ろした楽曲が「Nawe, Nawe」（ナーウェ ナーウェ）だ。スワヒリ語で「with you＝あなたとともに」を意味する新曲について、ボーカル&ギターの川上洋平は「僕の映画愛を、ここぞとばかりに詰め込みました。歌というよりサントラの気持ちで仕上げたので、気持ちよく映画館をあとにできるはずです」とコメントを寄せた。さらに「大好きな映画の曲を作るのは、昔からの夢。『Nawe, Nawe』は素晴らしい出来なんです」と自信をのぞかせる。

川上はさらに「（ターザンの舞台）アフリカの言葉を歌詞に盛り込みたくて、コーラスに参加してくれたケニア出身の女性に、『サビに合う言葉がないかな？』って聞いたら、いくつか候補を挙げてくれました。その中に『Nawe』という言葉があったんです」と明かした。

ジャングルの王者ターザンのリアルな感情を歌い上げたエモーショナルで壮大な楽曲。「カッコいい曲だね。サビの歌唱がターザンみたいだ」「ストーリーにピッタリ合った楽曲だ」と、主演スカルスガルドや監督イェーツも絶賛する「Nawe, Nawe」を聴かずして、「ターザン：REBORN」は締めくくれない！

[Alexandros]「Swan」 2016年8月24日発売 / UNIVERSAL J

初回限定盤 [CD+DVD] 2484円 / UPCH-7143

通常盤 [CD] 1404円 / UPCH-5881

CD収録曲

1. Swan
2. Nawe, Nawe
3. ワタリドリ（live at 大阪城ホール 2016.6.26）

初回限定盤DVD収録内容

2016年3月に米国テキサス州オースティンで行われた「SXSW 2016」の模様をドキュメントタッチで構成した約40分の映像

CONTENTS INDEX

「ターザン：REBORN」作品情報

桐谷健太インタビュー