「ドラゴンクエスト ユア・ストーリー」佐藤健×有村架純×波瑠×山崎貴|ビアンカ派、フローラ派?結論は「2人とも最っ高です」

ゲーム「ドラゴンクエストV 天空の花嫁」をフル3DCGアニメーションで映画化した「ドラゴンクエスト ユア・ストーリー」が、8月2日に公開される。

「STAND BY ME ドラえもん」のスタッフが再結集した本作では、山崎貴が総監督と脚本を担当。八木竜一と花房真が監督を務める。さらに「ドラゴンクエスト」の生みの親である堀井雄二が監修として参加し、ゲームシリーズの人気を支えてきたすぎやまこういちが音楽を手がけた。

映画ナタリーでは、山崎のほか主人公リュカ役の佐藤健、ビアンカ役の有村架純、フローラ役の波瑠にインタビューを実施。日本を代表するゲームの映画化に向けた思いや、2年前に収録したプレスコの様子などについて話を聞いた。「ビアンカとフローラのどちらを選んだ?」というおなじみの質問に対する、キャストたちのエピソードも紹介する。

取材・文 / 山里夏生 撮影 / 佐藤類

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大切な人や罪のない人々を助けるのが勇者であり、ヒーロー(佐藤)

山崎貴

──監督は当初「ドラゴンクエスト」映画化のオファーを断られたそうですね。その理由として「ゲームと映画は似ているようですごく違うメディアだから」とおっしゃっていました。

山崎貴 「ドラクエ」は主人公のキャラクターと一緒になって旅をして、自分の思うところに行けるというインタラクティブ性がありますよね。映画というのは一方通行ですし、壮大な物語を2時間くらいに収めないといけない縛りもあるので、同じ感覚を再現するのは難しいとお話ししたんです。

──そこからどういった経緯で映画化に踏み切ったのですか?

山崎 ネタバレになるので詳しくは言えないんですけど、あるアイデアを思い付いたんです。あと、キャラクター開発をしたりデモリール(ダイジェスト的に編集した映像)を作っていくうちに、主人公リュカのイメージが固まっていきました。その後パイロット版に佐藤くんの別作品の声を入れたら、監督の八木(竜一)、花房(真)たちと「リュカじゃん!」ってなったんですよ。佐藤くんの声は、華があるというか主人公感があるんですよね。それでお願いをしたんですが、その頃にはもうすっかり作る気になっていました(笑)。

──佐藤さんは主人公リュカを演じると聞いていかがでしたか。

佐藤健

佐藤健 お話をいただいたときにパイロット版の映像を観て、クオリティの高さに驚きました。ハードルの高いことをやろうとしているのは重々承知だったんですが、それを観たときに「これだったらいけるんじゃないか」と思ったんです。断る理由はなかったですね。

──勇者など広い意味での“ヒーロー”を演じるときに、意識していることはありますか?

佐藤 そもそもマンガや映画などのヒーローものが好きなんです。だから、自分なりの“ヒーローはこうあるべき”というイメージは持っているかもしれないですね。一番大切なのは、守るべきもののために“やるときはやらなきゃいけない”っていうところかな。大切な人や罪のない人々を助けるのが勇者であり、ヒーローだと思うんです。本作の脚本にはそういった要素がすべて入っていたので、するりと共感できました。

ビアンカに近付くために、いくつもテンションを上げました(有村)

──有村さんと波瑠さんが演じたビアンカとフローラは、ゲーム発売当初からファンの間で“花嫁論争”が繰り広げられるくらいどちらも魅力的なキャラクターです。演じることへのプレッシャーはありましたか?

有村架純

有村架純 とても愛されているキャラクターと作品なので、その世界観を邪魔しちゃいけないと思っていました。お話をいただいた当時は「ひよっこ」の撮影期間中だったんですが、NHKの食堂に山崎監督やプロデューサーさんが皆さんで来てくださったんです。

山崎 圧迫面接ですよね(笑)。

有村 そこで不安なこともすべてお伝えしつつ、いろいろお話ししていくうちに挑戦したいなと思いました。監督からはビアンカの元気な感じを出すように指示をいただいたんですが、彼女に近付くためには普段の自分よりいくつもテンションを上げないといけなかったです。あとは「ドラゴンクエスト」の世界をよく知っていらっしゃるスタッフの方々の言葉を信じて、自分ができることを一生懸命やろうとしていました。

波瑠 私も自信がなかったです。声のお仕事は経験が少なかったですし、フローラを演じるのはすごく難しそうだなと思いました。最初はおしとやかな女性を想像していたのですが、いざプレスコをしてみると「もう少し強めの声でお願いします」と演出を受けて。慣れない筋肉を使いながらも、フローラの芯の強い部分を出すように心がけました。手探りでのプレスコでしたが、振り返ってみるとすごく特別な時間でしたね。

──お互いの声を聞いていかがでしたか?

波瑠 有村さんがフローラだったらよかったのにって思いました!(笑)

有村 え!

山崎 ははは(笑)。

波瑠 初めてお会いしたのがプレスコ後だったんです。去年「コーヒーが冷めないうちに」の撮影でお話ししたときに、お嬢様ってこういうことだなと思って。ふわっとした優しい雰囲気を持っていらっしゃるんですよ。プレスコ前にお会いしたかったです……!

有村 (手を振りながら)そんなそんな。波瑠さんもご自身の凛とした佇まいが、まるで鏡のようにフローラに映っていて。とっても素敵でした。

佐藤 演じているときは自分のことで精一杯でしたが、完成した映画を観たときはもう最っ高でした。2人とも最っ高です(親指を立てる)。

一同 (笑)

──ちなみに佐藤さんがゲーム「ドラゴンクエストV 天空の花嫁」をプレイしたときは、ビアンカとフローラのどちらを選びましたか?

佐藤 普通にゲームを進めていくと、普通はビアンカを選びますよね? いや、2巡目以降フローラを選ぶ気持ちはわかるんですよ。ただ1巡目からフローラにする人は……ひねくれ者なんだと思いますね(笑)。

山崎 坂口(健太郎)くんだ(笑)。

──ヘンリー役の坂口さんはフローラ派だったんですね。

山崎 一応プレイした方に「ビアンカとフローラどっちだった?」と聞きました。もともと堀井雄二さんが狙って作っているので、圧倒的にビアンカ派が多いはずなんですよ。でも坂口くんだけフローラで全員びっくりしましたね。しかも逆に「えっなんでフローラじゃないんですか?」って言ったという(笑)。

「ドラゴンクエスト ユア・ストーリー」
2019年8月2日(金)全国公開
ストーリー

少年リュカはゲマ率いる魔物に連れ去られた母を取り戻すため、父パパスと旅をしていた。ゲマと激しい戦いを繰り広げるも、パパスはリュカの目の前で無念の死を遂げる……。それから10年、天空のつるぎと勇者を探し出すため、リュカは再び冒険へと旅立つのだった。

スタッフ / キャスト

原作・監修:堀井雄二

音楽:すぎやまこういち

総監督・脚本:山崎貴

監督:八木竜一、花房真

声:佐藤健、有村架純、波瑠、坂口健太郎、山田孝之、ケンドーコバヤシ、安田顕、古田新太、松尾スズキ、山寺宏一、井浦新、賀来千香子、吉田鋼太郎ほか

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佐藤健(サトウタケル)
1989年3月21日生まれ、埼玉県出身。主な出演作にはドラマ「ROOKIES」、「るろうに剣心」3部作、「バクマン。」などがある。2018年から2019年にかけて「いぬやしき」「億男」「ハード・コア」「サムライマラソン」などの映画や、NHK連続テレビ小説「半分、青い。」、ドラマ「義母と娘のブルース」に参加。主演を務める白石和彌の監督作「ひとよ」が11月8日に、「『るろうに剣心』最終章」が2020年夏に公開される。
有村架純(アリムラカスミ)
1993年2月13日生まれ、兵庫県出身。NHK連続テレビ小説「あまちゃん」をきっかけにブレイクし、2017年には「ひよっこ」でヒロインを演じた。「コーヒーが冷めないうちに」「かぞくいろ―RAILWAYS わたしたちの出発―」「フォルトゥナの瞳」などの映画や、「思い出のマーニー」「くるみ割り人形」といった劇場アニメにも参加。WOWOWドラマ「連続ドラマW そして、生きる」が8月4日から放送され、モノローグを担当する映画「駅までの道をおしえて」が10月18日に公開される。
波瑠(ハル)
1991年6月17日生まれ、東京都出身。2010年に「マリア様がみてる」で長編映画初主演を飾り、2015年にNHK連続テレビ小説「あさが来た」でヒロインに抜擢される。近年はドラマ「あなたのことはそれほど」「未解決の女 警視庁文書捜査官」「サバイバル・ウェディング」や、映画「流れ星が消えないうちに」「オズランド 笑顔の魔法おしえます。」で主演を務めた。「24時間テレビドラマスペシャル『絆のペダル』」が8月24日に、主演ドラマ「G線上のあなたと私」が10月に放送開始。
山崎貴(ヤマザキタカシ)
1964年6月12日生まれ、長野県出身。2000年に「ジュブナイル」で監督デビュー。「ALWAYS 三丁目の夕日」シリーズや「永遠の0」「STAND BY ME ドラえもん」などを手がける。現在、菅田将暉の主演作「アルキメデスの大戦」が公開中。3DCGアニメーション「ルパン三世 THE FIRST」は、12月6日に封切られる。