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デジタル・ロードショー特集「Love, サイモン 17歳の告白」|辛口批評サイトも絶賛!全米が共感したLGBT青春ドラマ

20世紀フォックス ホーム エンターテイメント ジャパンによるサービス、デジタル・ロードショーが9月12日にスタートした。映画ナタリーでは、日本未公開の外国映画をいち早く配信する同サービスの特集を展開。ゲイの高校生の葛藤や成長、恋をみずみずしく描いた第1弾配信作「Love, サイモン17歳の告白」の魅力を、原作であるYA(ヤングアダルト)小説「サイモンvs人類平等化計画」の翻訳者・三辺律子へのインタビューなどを通して紹介する。

取材・文 / 平野彰 撮影 / 入江達也

20世紀フォックスが贈るデジタル・ロードショー第1弾「Love, サイモン 17歳の告白」

見逃し厳禁!本国アメリカで圧倒的高評価を受けた青春ドラマ

アメリカの辛口映画批評サイト・Rotten Tomatoesにて批評家から92%、観客から89%の支持率を得ている(2018年9月26日時点)本作。これは、同時期にアメリカで公開された「レディ・プレイヤー1」や「パシフィック・リム:アップライジング」などを上回る数値だ。また観客からは、同じく青春や同性愛をテーマとした「レディ・バード」「君の名前で僕を呼んで」「ムーンライト」「キャロル」など映画賞レースをにぎわせた作品よりも高い評価を受けている。

主人公サイモンの恋の行方は──二転三転するストーリー

主人公はゲイであることを隠して生きる平凡な高校生サイモン・スピアー。メールのやり取りを通して自身と同じくゲイである匿名の同級生“ブルー”に恋をしたサイモンは、悩み、間違い、傷付きながらも成長していく。ブルーの正体は誰なのか、サイモンは友人や家族にゲイであることをカミングアウトするのか、そしてサイモンの恋は成就するのか。往年の青春学園コメディのように、ときにコミカルに、ときにシリアスに展開する先の読めないストーリーから目が離せない。

三辺律子 インタビュー

“高校生様”に「いいんじゃね?」と言っていただけるなら大丈夫かと(笑)

──まず、「Love, サイモン 17歳の告白」の原作である「Simon vs. the Homo Sapiens Agenda(邦題:サイモンvs人類平等化計画)」を翻訳することになった経緯を教えていただけますか?

「サイモンvs人類平等化計画」書影

自分で作品を持ち込む場合と出版社さんから依頼をされて受けるケースがあるんですけど、この小説は出版社さんから「ちょっと読んでみてください」と言われたことがきっかけです。で、読んでみたら面白かった。その前からタイトルだけは知っていたんですけど。

──翻訳をするにあたって、原著者と連絡を取り合ったりすることはあるんでしょうか。

作品にもよるのですが、原著者のベッキー・アルバータリさんとはメールで連絡を取りました。現代の高校生が使うスラングも出てくるので、そういう言葉を確認したりしましたね。日本語にするとき、ある程度は今っぽい言葉を使わないと原作のテイストが削がれてしまいます。でもその一方で、あまりにも今っぽい言葉を使ってしまうと、5年後に読んだ読者が「イタい」と思ってしまう。それから、実際の話し言葉と文学に出てくる言葉はやはり違うので、そのあたりにも気を付けました。今回は特にサイモンの1人語りという形式なので、今の日本の若い人に「違う」と思われてしまうと困るなと。普段はあまりやらないことなんですけど、訳した文章を知り合いの高校生に読んでもらいました。

──どういう反応がありましたか?

三辺律子

「いいんじゃね?」って言われました(笑)。“高校生様”にそう言っていただけるなら大丈夫かなと(笑)。

──若者の言葉がすぐに移り変わっていくというのは、どこの国でも同じなんですね。

だと思います。でも、あまり意識はしすぎないようにしています。無理をすると絶対にわかるんですよ、訳文を読むだけで。自分自身が普段の生活やSNS上で使わない言葉は、訳文にもなるべく使わないようにしていますね。

デジタル・ロードショーとは?

日本の劇場で上映される機会のない海外映画をいち早く日本で配信する、20世紀フォックス ホーム エンターテイメント ジャパンによるサービス。スクリーンで日の目を見ることのない珠玉の作品や話題作を発掘し、映画ファンにお届けする。ビデオパスやU-NEXT、dTV、Amazonビデオなど各種プラットフォームで対応。

第1弾配信作品「Love, サイモン 17歳の告白」
2018年9月12日(水)より配信中
「Love, サイモン 17歳の告白」
ストーリー

サイモン・スピアーは明るく仲の良い両親、妹とともに暮らす高校生。友人にも恵まれているが、彼にはゲイであるという秘密があった。ある日、自分が通う高校に匿名のゲイの同級生がいることをインターネットで知ったサイモンは、“ブルー”と称するその相手に思い切って連絡を試みる。メールでのやり取りを通して、ブルーに心惹かれていくサイモン。その正体を知ろうとする中でサイモンが犯した小さなミスをきっかけに、事態は思わぬ方向へ転がっていく。

スタッフ / キャスト

監督:グレッグ・バーランティ

原作:ベッキー・アルバータリ著 / 三辺律子訳「サイモンvs人類平等化計画」(岩波書店)

出演:ニック・ロビンソン、ジェニファー・ガーナー、ジョシュ・デュアメル、キャサリン・ラングフォード、アレクサンドラ・シップ、ジョージ・レンデンボーグ・Jr.、ローガン・ミラーほか

第2弾配信作はスティーブン・ソダーバーグ監督のサイコサスペンス!

「アンセイン ~狂気の真実~」
2018年9月26日(水)より配信中
「アンセイン ~狂気の真実~」
ストーリー

ストーカーから受けた精神的ダメージを回復させるため訪れたカウンセリング施設に強制入院させられてしまった女性ソーヤー。よき理解者である患者ネイトからアドバイスを受けひそかに母親と連絡を取って脱出を試みるソーヤーだったが、彼女をストーキングしていた男デヴィッドが施設の職員として姿を現す。

スタッフ / キャスト

監督:スティーブン・ソダーバーグ

出演:クレア・フォイ、ジョシュア・レナード、ジェイ・ファロー、ジュノー・テンプル、エイミー・アーヴィング、マット・デイモンほか

三辺律子(サンベリツコ)
東京都生まれ。英米文学翻訳家。フェリス女学院大学や白百合女子大学で講師を務める。クリス・ダレーシーによるファンタジー「龍のすむ家」シリーズや、マイケル・ボンドの「パディントン、映画に出る」、キャット・クラークの「パンツ・プロジェクト」、デイヴィッド・レヴィサンの「エヴリデイ」などの訳書で知られる。また、金原瑞人とひこ・田中が監修を担当した「今すぐ読みたい!10代のためのYAブックガイド150!」にも執筆者として参加。翻訳を担当した、ジョン・ベレアーズの同名小説を原作とする映画「ルイスと不思議の時計」が10月12日より公開される。