映画「アリータ:バトル・エンジェル」 PR

「アリータ:バトル・エンジェル」|武田梨奈、樋口真嗣、水島精二、山戸結希が目撃した新時代のヒロイン

「アバター」「タイタニック」で世界中を興奮の渦に巻き込んだハリウッドの巨匠ジェームズ・キャメロンが惚れ込み、25年もの構想を経て、木城ゆきとによる日本のSFマンガ「銃夢」をついに実写映画化。そのキャメロンにメガホンを託された「シン・シティ」のロバート・ロドリゲスによる「アリータ:バトル・エンジェル」が、2月22日に全国で公開される。

ナタリーでは本作の公開を記念し、映画、コミックの2ジャンルにて3日連続で特集を展開。第2弾では、いち早く本作を鑑賞してもらった女優の武田梨奈、映画監督の樋口真嗣、山戸結希、アニメーション監督の水島精二による応援コメントを紹介する。またキャメロンやロドリゲスの発言を交えながら、「アリータ」の見どころを解説したコラムも掲載。

文 / 渡辺麻紀

COMMENTS

武田梨奈
武田梨奈

アリータの静と動。
少女が戦士へと覚醒されていく瞬間にドキッとゾクッとしました。
派手なアクションシーンも満載だが、私のお気に入りは、鏡の前に立ち1人で黙々と型をしているところ。武道、武術を極めた人にしか出来ない構え、呼吸、本物だ。
私の理想のヒロインに出会ってしまった。

武田梨奈(タケダリナ)
1991年6月15日生まれ、神奈川県出身。10歳で空手道場に入門。2009年に「ハイキック・ガール!」で映画初主演を務めた。主な出演作に映画「デッド寿司」「祖谷物語―おくのひと―」「進撃の巨人 ATTACK ON TITAN」やドラマ「ワカコ酒」シリーズ。現在、セゾンUCカードやグンゼ・SABRINAのCMに出演中。2019年には「いざなぎサンセット」、日米印合作「Shambhala-シャンバラ-」が公開予定。
樋口真嗣
樋口真嗣

ジェームズ・キャメロンもさることながら、これはやはりロドリゲス映画だッた!
新薬の治験で稼いだ金で作ッたデビュー作の頃から俺たちが大好きなロドリゲス!
同じメキシコでもオスカー独占、チャチャチャ・フィルムの3人とはテンションの濃さが違うぜ!
ジャンクに巣食う下品でばっちい荒くれ者には容赦ないロドリゲス節が炸裂!
ハンターの溜まり場はまさにフロム・ダスク・ティル・ドーン(後半)!
相手はサイボーグだからゴア描写も遠慮会釈ナッシング!
本人出演してなくても不滅のダニー・トレホ・スピリッツ!
そして全編に漲る、まさかのデトロイト・ロボコップ魂!
しかもどっちかといえばロボコップ2トリビュート。最高!
集え! マリアッチども!
集まれ! ロボコッパー!

で、ダニー・トレホは、なンで出てないの?

樋口真嗣(ヒグチシンジ)
1965年9月22日生まれ、東京都出身。1984年「ゴジラ」に造形助手として参加し、映画界入り。「平成ガメラ」3部作などで特撮監督を担当したのち、「日本沈没」「進撃の巨人 ATTACK ON TITAN」2部作、「シン・ゴジラ」といった作品で監督を務める。2018年には、岡田麿里とタッグを組んだオリジナルアニメ「ひそねとまそたん」が放送された。
水島精二
水島精二

原作の要素をギュッと凝縮しつつも、キャラクターの魅力もアクションのキレも増幅させていて、見終わった後も尾を引く面白さが素晴らしい!!
改めて原作を読み返して、早くも続編に期待している自分がいます!!

水島精二(ミズシマセイジ)
1966年1月28日生まれ、東京都出身。アニメーション監督。1998年「ジェネレイターガウル」で初監督を務め、以降「シャーマンキング」「鋼の錬金術師」「大江戸ロケット」「機動戦士ガンダム00」「コンクリート・レボルティオ~超人幻想~」といったテレビアニメを手がける。劇場公開作には「鋼の錬金術師/シャンバラを征く者」「楽園追放-Expelled from Paradise-」など。
山戸結希
山戸結希

アリータの眼の潤度はいつでも極限まで高く、1つ足を踏み外したならば、一度でも振り向いてしまったならば、すぐにでも涙が溢れてしまいそうなままで闘い続ける姿が、子どもの頃に憧れた、力強いヒーローと美しいヒロインの結合体のようでした。

山戸結希(ヤマトユウキ)
愛知県出身。2012年、初監督作「あの娘が海辺で踊ってる」で劇場デビュー。その後、「おとぎ話みたい」「5つ数えれば君の夢」「溺れるナイフ」などを発表する。現在は初めて企画・プロデュースを担当したオムニバス映画「21世紀の女の子」が公開中。自身も1編「離ればなれの花々へ」でメガホンを取った。2019年6月には乃木坂46・堀未央奈主演の東映配給作品「ホットギミック」の封切りを控える。

COLUMN

ハリウッドキング×オタク監督、まさかのコラボが生んだ“超大作ジャンルムービー”

文 / 渡辺麻紀

発表する映画すべてが超大作にして映画史を塗り替える大ヒット作。まさにハリウッドキングのジェームズ・キャメロンと、発表する映画すべてが趣味全開にして我が道を行くハリウッドのオタク監督ロバート・ロドリゲス。ハリウッドでの立ち位置がまるで異なるこの2人が手を組み「アリータ:バトル・エンジェル」を生み出した。

果たして2人の息は合っているのか? これが映画ファン的にはもっとも気になるところだが、うれしいことに見事にマッチ。オタクっぽさ&ジャンルムービーの楽しさを残しつつ、ハリウッド大作らしい豪華さをあわせ持った、ある意味、奇跡のようなSFアクションになっているのだ。

「俺はジム(ジェームズ・キャメロン)になったつもりでこの作品を作った。なぜなら、この企画はジムが心底作りたいものだったからだ。俺はジムのドラマの紡ぎ方を大切にしたし、それを俺自身、学ぶことができたと思う」

そう言うのはロドリゲス。確かにストーリー的にはまさに王道だ。少女の成長物語に加え、サイボーグ少女と人間男子の恋がある。ティーンの初々しさと、運命を感じさせる2人のドラマに「タイタニック」のジャックとローズを重ねる人もいるだろう。

ところが、これがアクションになると突如、ロドリゲステイスト。サイボーグという設定を生かしまくって、アリータたちの身体をこれでもかと引き裂き、まさに「グラインドハウス」を思い出させる激しさ&デンジャラスさ。ただし、VFXや美術などにしっかりお金をかけ“世界”をきっちり作っているのでチープさとは無縁なのだ。

ちなみにロドリゲスにメガホンを任すとき、キャメロンたちが交わした約束は「自分で全部やらない」「VFXはWETAデジタルに頼む」の2点だけだったそう。ご存知の通り、ロドリゲスは撮影も編集も美術も、自分でやってしまう場合が多いからだ。ロドリゲスはこれに関しても「大作映画の作り方を学んだ」とうれしそうだった。

コントロールフリークとも言われるキャメロンだが、ロドリゲスにバトンタッチした時点で口出しはなかったという。曰く「なぜなら、これはロバートの映画だから」。

アリータをパフォーマンスキャプチャーで演じたローサ・サラザールも「最初にもらったジムの長いメールには、アリータへの愛がありったけ書かれていた。でも、『これからアリータは君のものだ。君が育て上げてくれ』って。私、感動しちゃったし名誉だと思った」と言っている。

ということは、みんなが一緒になってキャメロンの熱い思いに応えようとしたということ。だからきっと、キャメロンもロドリゲスやローサに愛し続けた少女を預けることができたのだ。

素晴らしいコラボレーションが生まれた理由はここにありそうだ。

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