人物デザイナー:柘植伊佐夫 / 作品の全キャラクターを統括し、世界観を作り上げる…「描いたものが出てくる」仕事を続けて得た“予知性”
1本の映画が作られ、観客のもとに届けられる過程には、監督やキャストだけでなくさまざまな業種のプロフェッショナルが関わっている。連載コラム「映画と働く」では、映画業界で働く人に話を聞き、その仕事に懸ける思いやこだわりを紐解いていく。第19回となる今回は、「岸辺露伴」シリーズや「シン・仮面ライダー」、大河ドラマ「どうする家康」などに携わってきた人物デザイナー・柘植伊佐夫にインタビューを実施。あまり聞きなじみのない肩書だが、衣装デザインやメイク、小道具に至るまで全キャラクターのイメージを統括する、作品の世界観を作り上げるのに欠かせない存在だ。美容師からキャリアをスタートさせた柘植が映画業界に入って感じた疑問や、「岸辺露伴」の擁する衣装パターンの自由さ、公開中の映画「翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~」で多様なキャラクターを調和させるうえでのこだわりを語ってもらった。