“今年の映画トップ10”に選出、イーストウッド新作「陪審員2番」U-NEXTで配信開始

クリント・イーストウッドの監督最新作「陪審員2番」の独占配信が、本日12月20日17時にU-NEXTでスタート。予告編がYouTubeで解禁された。

本作は恋人殺害の容疑で被告となった殺人犯の裁判をめぐり、陪審員の男性が深刻な道徳的ジレンマに悩まされる法廷スリラー。ジャスティン・ケンプは、ある雨の夜に車を運転中に何かを轢いてしまうが、周囲を確認しても何事もなかった経験をしていた。その後、殺人罪に問われた男の裁判で陪審員を務めることになったジャスティンは、やがて「事件当事者」としての強迫観念に苦しみ始める。

「マッドマックス 怒りのデス・ロード」のニコラス・ホルトがジャスティンを演じたほか、トニ・コレット、J・K・シモンズらが出演。主人公を含む12人の陪審員キャストには、「47RONIN-ザ・ ブレイド-」や「テラスハウス ALOHA STATE」で知られる福山智可子も名を連ねた。

映画は10月下旬にアメリカのAFI映画祭でのプレミア以降、アメリカやヨーロッパの一部地域で劇場公開。公開初週ながら6カ国で興行収入500万ドルを記録した。ナショナル・ボード・オブ・レビュー（米国映画批評会議）が毎年発表する「今年の映画トップ10」にも選ばれている。今年94歳を迎えたイーストウッドの引退作になるという見方もあり、日本では、劇場公開を求めるオンライン署名活動も行われている。

映画「陪審員2番」予告編