韓国映画「
1987年、レバノン内戦下のベイルートが舞台の本作。外交官ミンジュンが現地で働くタクシー運転手の韓国人パンスと手を組み、捕らわれた外交官を救うべく街を突き進むさまが描かれる。身代金を手に現地へ向かうミンジュンに
コメントを寄せたのは、ジャーナリストの丸山ゴンザレス、写真家の佐藤健寿、フォトグラファーのヨシダナギ、アドベンチャーレーサーの田中正人、お笑い芸人の
また解禁された映像には、ミンジュンとパンスがレバノンの武装組織から銃撃されるシーンを収録。監督を務めたキム・ソンフンは「観客の皆さんがパンスのタクシーに乗り込み、レバノンのベイルートを駆け巡りながら彼らの物語と感情に共感してもらえる映画になったなら、それ以上望むことはありません」と本作について述べている。
「ランサム 非公式作戦」は東京・新宿バルト9ほか全国で上映中。
韓国映画「ランサム 非公式作戦」本編映像(銃撃戦シーン)
丸山ゴンザレス(ジャーナリスト)コメント
海外の危険地帯で孤立無援になると圧倒的な絶望が襲いかかる。その瞬間、潰されるか抗うかの選択が迫られる。抗おうとしても、現実には立ち尽くして潰されることが多い。しかし、一度潰された時に見えるのが人間の本性であり、そこに向き合い、抗い続けた者にだけ生存の福音が訪れる。本作は、まさにその抗う者たちの物語である。
佐藤健寿(写真家)コメント
理不尽な言いがかり。凶暴な野犬の群れ。現場判断で無意味になる許可証。愛想はいいが、とにかく金をせびるドライバー。海外僻地ではすべてあるあるで、自分の旅とも重なった。随所に散りばめられた細かなリアリティは、実話を元にした映画だからこそなのだろう。最悪の中で最善を探し続ける外交官ミンジュンの胆力に脱帽。
ヨシダナギ(フォトグラファー)コメント
「袖振り合うも他生の縁」なんてレベルじゃない運命的出会いを果たすのが、この映画に登場する外交官と彼の地でたくましく生きる同胞。そんな2人が中東という一筋縄ではいかない土地で挑む極秘ミッション。政治・金・野望、さまざまな思惑の渦巻く中で使命を果たす姿には憧れにも近い感覚を覚えた。来世が勉強アレルギーのない人生であったならば、次回は外交官を目指してみようと思う。
田中正人(アドベンチャーレーサー)コメント
富でもなく名声でもない、ただ一途に自分の職務を全うするために命を懸けて同朋の救出に努めるハ・ジョンウの姿が、時々カッコ悪く、時々痛々しく、底なしにカッコいい!
外交官とタクシードライバーという他業種の二人が手を組んで、互いに欠けた部分を補う理想のチームへ。そんな二人のチームワークをぜひ観て欲しい!!
みなみかわ(お笑い芸人)コメント
実際の事件をモチーフにしてるシリアスな拉致事件で監督の過去作「最後まで行く」でみせたような展開に次ぐ展開。なのに上を目指す優しき外交官ハ・ジョンウとしたたかなタクシー運転手役のチュ・ジフンのバディ感のやり取りが次第にオアシスのように沁みていく。それが事件の結末への疾走感と相まって素晴らしい形に! 皆様是非!
日野聡(声優)コメント
この映画は、実話をベースに韓国エンタメの魅力がふんだんに盛り込まれた白熱のアクション映画となっております! 外交官とタクシー運転手2人が繰り広げるユーモア溢れる台詞の応酬。そして観る人の心を大きく揺さぶり、ぐっと掴んで離さない緊迫の展開。この2人の任務と友情の結末をぜひ映像でご覧ください。
内田夕夜(声優)コメント
いつもながら、ハ・ジョンウさんの演技は素晴らしい。こんなにも人を信じられなくなる。自分という人を含めて。もし、人が人を信じる心を視覚化できたら、こんな映画になるのだろう。新しい戦前の今、事実を基に作られたこの映画は、何人の命を救うのだろう。
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映画ナタリー @eiga_natalie
危険地帯!孤立無援!「ランサム 非公式作戦」を丸山ゴンザレスらが推薦(鑑賞コメント / 本編映像あり)
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