TBS系の連続ドラマ「不適切にもほどがある!」が、第61回ギャラクシー賞のテレビ部門特別賞と、一般視聴者の投票によるマイベストTV賞のグランプリを受賞。主演の
宮藤官九郎が脚本を手がけた同作は、“昭和のダメおやじ”が令和にやって来ることで展開する“意識低い系タイムスリップコメディ”。1986年から2024年の現代へタイムスリップする中学の体育教師・小川市郎に扮した阿部は「ロバートの秋山(竜次)さんが司会を演じた昭和のバラエティ番組のシーンが、セットも素晴らしかったし、楽しかったですね」と撮影時を回想する。金子は「私は阿部さんが大好きで、やっと阿部さん主演のドラマを撮れる!と撮影前からワクワクしていました。彼は裏切らないんです。絶対に面白くしてくれるので、毎日楽しくて幸せでした」と述べた。
磯山は「1話の初稿に書かれていた『おい、起きろブス! 盛りのついたメスゴリラ!』という(市郎の)最初のセリフを読んだときはドキドキしました。宮藤さんのこの攻めの姿勢を大事にしなきゃいけないと思いましたし、とにかく守りに入らなくてよかったなと、今日改めて思いました」と口にする。主人公が昭和と令和を行き来する設定については、「宮藤さんが脚本を担当された大河ドラマ『いだてん~東京オリムピック噺~』で阿部さんが演じたまーちゃん(田畑政治)が、令和にいたらすごく迷惑だろうなと感じて思い付きました(笑)」と明かした。
続編が制作される可能性に関して質問が飛ぶと、磯山が「宮藤さんはこの企画について『大きい声では言えないことを代弁して、溜飲を下げることを目指す』と話していたので、そんなことが見つかれば、また作りたいと思っております」と回答。阿部も拍手を送っていた。
映画ナタリーでは、贈賞式の様子を引き続きレポートする。
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motori もとり @momrim
間接的に新潟のけん玉プレイヤーNOWAも受賞
【贈賞式レポート】「不適切にもほどがある!」ギャラクシー賞で2冠、主演・阿部サダヲは“裏切らない男” https://t.co/uAFpi66HhB