本日4月24日に30歳の誕生日を迎えた
昨年映画「
宮沢は2020年に初主演映画「
この10年の活動を振り返ってもらうと、宮沢は「20歳のときはまだ学生で、このお仕事もしてませんでした。まさか自分が(鈴木)亮平さんと共演するとか、9年後にAFAで受賞するとか、これから大河に出演するなんて、思ってもみなかった。何もないところから少しずつ、毎年がんばって、今ここにいるのが感慨深いですね。たった10年ですけど、こんなにも自分の人生が変わるのかと経験できた10年だと思います」と語る。
30代に向けた今の心境は「楽しみ」と率直だ。宮沢は「20代は若さもあって、まだ甘えられる。何かができなくても『若いから仕方ないよね』とまだ言い訳ができた」と思い返しながら、「自分の中ではただの数字という思いもありますが、30歳になるとできて当たり前とされることが増えてきて。それなりに経験を積んでいるからこそクオリティを求められる。失敗が怖くなって挑戦ができなくなって」と、あくまで冷静に先を見据える。
そして「見え方として30歳は節目の年。でも自分が60歳まで働くとしても、まだまだ半分。僕も仕事を始めて10年も経ってない。まだまだ若い(笑)。まだ、たくさん失敗をしたいですし、萎縮して行動しないのはもったいない。年齢を重ね、いろんな経験を積むことは、成長することでもある。だから今のスタンスは変えずに、挑戦して失敗して。その中で自分のやりがいを見つけて、貫いていく。それは30代のミッションです」と、さらなる飛躍を誓った。
今後コラボしてみたい監督には、香港映画「離れていても」を手がけたサーシャ・チョクの名前を挙げた。今回の滞在中に交流する機会もあったそうで、「予算がかかっているわけではないんですが、シンプルで素晴らしい映画でした。彼女がスクリプトを書き、ディレクションもして、主演もされていて。すごく才能にあふれている方。ぜひ、お仕事ができたらうれしいですね」と期待を込めて話す。
これから実際に演じてみたい役を尋ねると、「今までも、そんなに役にこだわってきたわけではないんです。物語が面白い、脚本がいい、監督やプロデューサーの熱量で仕事を選んできたところはあります。『こういう役をやりたい』と言ってしまうと、すごく狭い世界でやらなければいけなくなる。面白い映画、ドラマ、舞台。そして何かしら意味を持った作品に出ていきたい」と力を込める。
では、劇場公開から1年以上が経った「エゴイスト」は、宮沢にとってどういう意味を持つ作品になったのか。宮沢は「もちろん関わってきたすべての映画が大事ですし、思い入れがあります」と前置きつつ、「『エゴイスト』はまたちょっと違うベクトルと言いますか、僕自身が一番その役になり切れた作品。僕が演じた龍太という人物の喜びや悲しみ、苦しみ。僕自身がいろんな感情を龍太とともに感じられた。自分の人生の一部、大きなピースになってますね。今の自分があるのは『エゴイスト』に出たからとも言えるし、それぐらい僕の人生にたくさんの影響をもたらしてくれたと思います」と深い思い入れを明かした。
昨年「エゴイスト」で主演男優賞にノミネートされた鈴木亮平も、今年はアジア映画界における業績と貢献をたたえるExcellence in Asian Cinema AwardでAFAに再び参加。宮沢は「『また2人で戻って来てAFAに参加できたらいいね』と直接言葉にはしてないんですけど、僕は約束みたいな、希望を抱いていたので。今回、亮平さんが香港で受賞されるのは、とてもうれしいです」と喜びを口にした。
なお宮沢が出演するNHKの大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺(つたじゅうえいがのゆめばなし)~」は2025年1月に放送スタート。
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