松居大悟、池松壮亮、尾崎世界観が5年ぶりの再会「ちょい思」ができるまでに密着

松居大悟監督作「ちょっと思い出しただけ」のメイキングムービーが、YouTubeで公開された。

本作は、尾崎世界観（クリープハイプ）がジム・ジャームッシュ監督作「ナイト・オン・ザ・プラネット」に影響を受け制作した楽曲「ナイトオンザプラネット」に着想を得たラブストーリー。別れたあとの男女の姿から始まり、1年ごとに時をさかのぼりながら2人の二度と戻らない日々が紡がれる。けがでダンサーの道をあきらめた照生を池松壮亮、タクシードライバーの葉を伊藤沙莉が演じた。

この映像は、本作になぞらえてクランクアップからさかのぼっていく構成。池松が松居とハグをする姿をはじめとして、彼らの日々が映し出されていき、松居、尾崎、池松の5年ぶりの再会で締めくくられる。

撮影は2021年7月から約2週間で行われた。松居は「2021年から過去に遡っていく物語なので、観客に嘘をつきたくなかったんです。マスクやアルコール消毒、タクシーの飛沫防止用のビニールシートなど、今では生活に欠かせなくなった当たり前の景色があって、粛々と東京五輪が行われていて、現実にフタをしないように気をつけました。2021年7月にしか撮れない映画になったと思います」と手応えを語った。

「ちょっと思い出しただけ」は全国の劇場で上映中。