第57回ギャラクシー賞の贈賞式が本日8月3日に東京・セルリアンタワー東急ホテルで行われ、テレビ部門の個人賞を獲得した
テレビ・ラジオの番組や関係者に贈る賞として57年の歴史を誇るギャラクシー賞。伊藤は主人公の浅草みどりに声を当てたアニメ「映像研には手を出すな!」、AV撮影現場で唯一の女性スタッフとして働くメイク担当・小瀬田順子を演じたドラマ「全裸監督」、ハライチの岩井勇気とドラマパートで共演した「ETV特集『反骨の考古学者 ROKUJI』」などでの演技が評価された。詳細な受賞理由は下記の通り。
伊藤は「今日ここに来るまでこの賞をいただいた実感がまったくなくて……」と緊張気味。「この賞のきっかけになった作品は、思い入れのあるものばかりです」と述べつつ、テレビアニメの声優に初挑戦を果たした「映像研には手を出すな!」の現場を「本当に未知の世界だったんですが、すごく楽しみながら演技ができました」と振り返った。
最後は「作品やお芝居を褒めていただいたときや、こういう賞をいただいたとき、本当にたくさんの方に支えられていると実感します。すごく当たり前のことなんですけど、その当たり前の気持ちと感謝を忘れずに、好きなお芝居を続けていけたら。そしてこれからも皆さんにまだ見せきれてない、いろんな伊藤沙莉を見せていきたい」と意気込み、壇上をあとにした。
伊藤の出演映画「ステップ」と「劇場」は全国で公開中。2020年の待機作には「蒲田前奏曲」「小さなバイキング ビッケ」「とんかつDJアゲ太郎」「タイトル、拒絶」「十二単衣を着た悪魔」「ホテルローヤル」がある。
なお贈賞式にはテレビ部門の選奨作品に選ばれたドラマ「スカム」の監督・
伊藤沙莉 受賞理由
これまでも多くのドラマで印象的な役を演じてきた伊藤沙莉さんですが、アニメ「映像研には手を出すな!」では特徴的なハスキーボイスを活かし、浅草みどりというキャラクターの魅力を最大限に引き出す見事な「声」の演技を見せてくれました。
「これは経費で落ちません!」では、彼女のはまり役のひとつとも言える、ヒロインをときに振り回し、ときに支える職場の同僚役を好演。「ペンション・恋は桃色」で演じた父親と二人でペンションを営む娘・ハル役の、わかりやすく喜怒哀楽を表に出すのではなく、ふとした表情で気持ちの揺れを伝える豊かな感情表現も見事でした。
「全裸監督」でのAV撮影現場で紅一点として働くメイクさん役、ドキュメンタリー作品「反骨の考古学者 ROKUJI」のドラマパートでの好演など、出演する作品をきりりと引き締めるスパイス的な役どころも印象に残ります。主役・脇役のどちらもこなせる貴重な存在感に敬意を表します。
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