「アリス・イン・ワンダーランド」ミア・ワシコウスカ来日、和のおもてなしに大感激

本日6月20日、「アリス・イン・ワンダーランド／時間の旅」の来日お茶会見が東京のザ・リッツ・カールトン東京にて行われ、キャストのミア・ワシコウスカ、監督のジェームズ・ボビン、プロデューサーのスザンヌ・トッドが出席した。

ティム・バートンが製作を務めた「アリス・イン・ワンダーランド／時間の旅」は、小説「不思議の国のアリス」のその後を描く「アリス・イン・ワンダーランド」シリーズの最新作。悲しい過去にとらわれたマッドハッターを救うため時間をさかのぼるアリスの冒険を描く。

この会見は、アリスのティーパーティを和のテイストで再現したもの。壇上のテーブルには、日本各地の特産品や茶器が並べられた。ワシコウスカら登壇者たちは感激しながら机上の品々を眺め、興味津々の様子で通訳に質問していた。

サシャ・バロン・コーエン演じる時間の番人タイムと、アリスの戦いが描かれる本作。ワシコウスカは「アリスがタイムから学ぶことは多い。映画の冒頭でアリスは自分の過去を変えようと思っているのですが、タイムとのやりとりを経て、過去を受け入れることや周りのものを大切に思うことを学ぶんです」とコメントし、「アリスの成長をどう感じながら演じたか？」という問いには「本作でのアリスは、いろんな経験を重ねていて自信もあります。私自身も、色々な映画に参加し多くのことを学んで、作品に対する深い理解を持つことができました。アリスと私の道のりが重なっていることは、今回の演技にとても役立ちましたね」と答えた。

続いて「バートンの世界観をどのように引き継ぎ、新しくしたか？」と質問が飛ぶと、ボビンは「前作で彼が作り上げた美しい世界を基礎として、私がアリスの原作のイラストから影響を受けた要素を取り入れました」と真摯に述べる。またトッドが「ティムとはあらゆることを話しました！ 彼は話し合いの中でいろいろな絵を描いてくれましたね」と製作の裏側を明かす場面も。

終盤に、ワシコウスカは「アリスがワンダーランドに迷い込むのは、現実世界で危機に瀕しているとき。彼女はワンダーランドでもあらゆる問題にぶつかりますが、それを乗り越えて現実に戻ると、改めて自分と向き合うことができるんです」とにこやかに話した。

「アリス・イン・ワンダーランド／時間の旅」は、7月1日より全国ロードショー。