ノーライフキング
ノーライフキング
上映時間:106分 / 製作:1989年(日本) / 配給:サントリー=ニュー・センチュリー・プロデューサーズ=新潮社
解説 プロデューサー集団“アルゴ・プロジェクト“製作映画の第2作で、CM界出身の、市川準の監督第3作。ファミコン・ブームやパソコン通信によって、独自のネットワークを持ち、終末感を背負いながらも生き続けなくてはならない、現代の子供たちの思いを描いている。大ヒットしたファミコンソフト“ライフキングの伝説“、その中の“ライフキング4“には、呪いがかかっていて、最後まで解けなくては死んでしまうという噂が広がる。子供たちが、次々にソフトを手にすることをやめるなか、一人、まことだけがソフトに挑戦する……。セリフを抑え、無言の中でどこからともなく襲ってくる重圧に耐えるまこと。希望を見出せない中で踏み止まり、ファミコンという虚構ではなく、自分が生きる街とリアルに出会い直面した時、彼の中の意識が変わる。子供たちに託した今の大人たちへの、市川監督のメッセージとも言える作品である。
スタッフ |
監督:市川準 |
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キャスト |