「素材採取家の異世界旅行記」は飯テロ？島﨑信長「生きることとは、食べること」

TVアニメ「素材採取家の異世界旅行記」の放送直前特番が、去る9月20日にニコニコ生放送で生配信された。特番には、タケル役の島﨑信長、ビー役の伊藤彩沙、ブロライト役の小市眞琴が出演した。

異世界旅行記=ロードムービー、そして飯テロにご注意

10月6日にTOKYO MX、BS11で放送開始の「素材採取家の異世界旅行記」。ごく普通のサラリーマン・神城タケルが異世界転生し、価値のあるものを見つけ出せる“探査能力”など、与えられたチート級の力を駆使して仲間と冒険するさまを描く。特番では映像を交えながら、作品やあらすじ、それぞれが演じるキャラクターなどの話題を通して、作品の魅力を紹介していった。

島﨑が作品について、「（タケルは）チート級の力を得たりするんだけど、それで無双するとかバトルして名誉を得ていくとかではない。『異世界旅行記』と書いてロードムービーと謳っているように、いろいろ採取したり、美味しいものを食べたり、たまにはドキドキしたりしながら、本当に異世界を楽しんで旅行する感じなんだよね」と補足すると、伊藤は「私たちもこの中に入って、一緒に冒険したいってほんとに思う」と頷く。また島﨑が「あと飯テロもある（笑）。時間帯的にも深夜なので、夜食とともに楽しんでいただいても」と伝えると、小市は「リアタイ勢の人は大変でしょうけど、心して観ていただきたいですね」と続けた。

ブロライトは汚ければ汚く演じるほど、みんな喜んでくれた

伊藤が演じるビーは、タケルの旅の相棒となる古代竜（エンシェントドラゴン）の子供。アフレコの際はスタッフと話し合う中で、「少しでも動いていたら全部アドリブを入れよう」ということになったのだという。伊藤は「第1話の目の動きとかめちゃめちゃかわいいので、ピュイピュイ鳴いている姿をぜひ観ていただきたいですね」とコメント。島﨑も「ピュイですべての感情を表現しますから」と後押しする。

金髪で美しい顔立ちのエルフ・ブロライト役の小市は、「汚ければ汚く演じるほど、監督も音響監督さんも、みんな喜んでくださって」とアフレコ時を振り返り、ブロライトのビジュアルを見ながら「ここだけ見たら正統派ヒロインみたいな感じなんですけどね」と発言。それを受けて島﨑は、「ヒロインは（キービジュアルの）えげつない感じのきのこを普通は掲げてないと思うよ。別の手で持っている卵に見えるほうが、実はやばいんだけどね」と、すかさずツッコむ。またタケル、ビー、ブロライトの共通点として、食欲旺盛なことが話題に上がると、伊藤は「（作品の）テーマですね、これは」と言い、島﨑は「生きることとは、食べることでもありますから」と同意した。

明日を生きるためのポジティブなエネルギーをもらえる作品

最後に小市は、「まずは第1話を観てほしいですね。ゆったりと座りつつ、温かいカフェラテでも飲みながら観ていただいて、次の日もがんばろう、癒されたぞって思ってもらえたらうれしいです」とコメント。伊藤は「笑って、心温まって、前向きな気持ちになれて、お腹が空いて、かわいくて……と、明日を生きるためのポジティブなエネルギーをもらえる作品なので、周りの方にもたくさんオススメしていただけたら」とアピールした。

そして島﨑は、「タケルを演じていて面白かったのは、命にかかわるようなことや大きな出来事でグンと成長するのではなく、日常を過ごし、いろんな人と出会うことで、より地が出たり、日常会話のトーンが変わったりと、自然に少しずつほぐれていく点。人と人が出会って関係性が変わったり、仲良くなっていったりすると、こうなっていくよねというような、とても身近に感じられる成長や変化が各キャラクターごとにある。そこがこれまでにあまりない、面白い作品だなって思いました。よろしければ皆さんの日々のお供として、ぜひ最後までご覧いただけたら。きっと、いろんな背中を押してくれたり、楽しくしてくれたり、癒してもらえたりすると思います」と締めくくった。特番はニコニコ生放送のタイムシフトで、9月27日まで公開中だ。

TVアニメ「素材採取家の異世界旅行記」

放送情報

TOKYO MX、BS11：2025年10月6日（月）24:00～

配信情報

U-NEXT：2025年9月29日（月）24:30～ ※地上波に1週間先行して配信

スタッフ

原作：木乃子増緒（アルファポリス刊）
原作イラスト：海島千本、黒井ススム
漫画：ともぞ
監督：小高義規
シリーズ構成：市川十億衛門
キャラクターデザイン：渡辺まゆみ
プロップデザイン：荒牧園美、佐藤嘉洋（スターロイド）
美術デザイン：アトリエPlatz
サブデザイン協力：森亜紀子、カルトン株式会社
色彩設計：大野嘉代子
美術監督：松本浩樹（アトリエPlatz）
撮影監督：長野慎一郎（ライトフット）
編集：藤本理子（岡安プロモーション）
音楽：高木洋
プロデュース：ジェンコ
音楽制作：茂住亮介（フェイスミュージック）
音響監督：山本浩司
音響効果：明妻恭平
録音調整：武藤雅人
音響制作：Ai Addiction
アニメーション制作：タツノコプロ × SynergySP

キャスト

タケル：島﨑信長
ビー：伊藤彩沙
ブロライト：小市眞琴
クレイストン：森川智之
プニさん：佐藤聡美