「チ。―地球の運動について―」は、地動説の証明に命を懸ける人間たちを描いた物語。イベント冒頭でMCから観客に向けて、「この日『チ。』を初めて観る人はいますか」と質問がされると、何人かから手が挙がる。観客もキャスト陣も驚く中、小西が「ネタバレします!」と宣言して笑いを誘っていた。
一方で自身のキャラクターについての話題では、島袋が自身の演じるドゥラカが最新話から登場する新キャラクターということもあり、ネタバレしないように恐る恐るトークを進める。すると横にいた小西が「やばいなと思ったらあのおじさんを見ればいいから」とスタッフを指差し、以降じっとスタッフを見ながら話す島袋の姿に笑いが起こっていた。島袋が「ドゥラカはいろんな方と交流する中で自分の世界を広げていく子なので、その心の変化を描いていけたらいいなと思い演じています」と話し終え、スタッフが手で大きな丸を作ると会場が大きな拍手に包まれた。
日野は自身の演じるシュミットについて「自分と違う意見の人を完全に突っぱねるわけではなく、その人の意見というものを尊重するんです。言動ひとつとっても高貴な振る舞いをすることが多い」と印象を説明。また「(シュミットは)ヒゲをよく触るんですけど、演じるうえでもこの“ヒゲ感”をオーディションのときから常に心がけて、セリフになんとかヒゲの跳ねる感じを乗せたいなと思って注力していました。初登場シーンを観た(清水健一)監督にも『いいヒゲ感でした』と言っていただけてほっとしました」とこだわりを明かした。
アフレコ現場の話題では、仁見が出演していない第1話から勉強のために現場を訪れていたことが小西から明かされる。仁見はコロナ禍で増えた分散収録の現場がこれまで多かったことを話し、「1話まるまる一緒に収録するというのがこの作品が初めてでした。だからもっと時間がかかるものかと勝手に思っていたら、本当にどの回もスムーズに進んでいって。皆さんの台本の読み込みだったり、作品愛をすごく感じました」と現場で感じたことを伝える。
スタッフとのやりとりも「さくさく進み過ぎて逆に不安も感じていた」という仁見の言葉を受けて、小西は「音響監督に聞いたら、仁見さんにはOKが出た後に、もっとこういうふうな演技をお願いしたらどうなるんだろうというリクエストも出してたそうなんです。でもそれを全部簡単にクリアしてくるから『すごいな』って言ってました」と音響監督の言葉を紹介。いきなり褒められた仁見が「それはウソです! 簡単になんてクリアできてません。いっぱいがんばりました」と恐縮すると、MCから「研究熱心な方なんですね」とさらに褒められる。「私じゃないです! ヨレンタさんがです!」と慌てる仁見を見て、小西は「そういうところも(ヨレンタと)似ているところなのかなと思いますね」と話した。
明日1月19日の早朝4時45分頃まで行われる約8時間の上映が迫り、舞台挨拶も終わりの時間に。島袋は「ピャスト伯の『2000年だ』というセリフが好きで、そこには人々が研究してきた歴史だけじゃなくて、思いも乗っていて。それは地動説も同じことであって、みんなが研究してきたこと、つないできた思いというのを、誰がどういう経緯で受け取ることになるのか、そして、この地動説と彼女たちがどういった行く末を迎えるのか、ぜひ注目していただけたらうれしいです」と思いを伝え、「足腰に気を付けて、休憩には時間になったら立ってくださいね。ご健闘を祈ります」とこれから長時間の上映に臨む観客へ言葉をかけた。
「チ。 ―地球の運動について―」
放送情報
NHK総合:毎週土曜日23:45~
配信情報
見放題サービス
Netflix、ABEMA、dアニメストア、アニメタイムズ、DMM TV、U-NEXT、Hulu、Lemino、バンダイチャンネル、FOD、アニメ放題
都度課金サービス
バンダイチャンネル、Prime Video
スタッフ
原作:
監督:清水健一
シリーズ構成:入江信吾
キャラクターデザイン:筱雅律
音楽:牛尾憲輔
音響監督:小泉紀介
オープニング曲・主題歌:サカナクション「怪獣」
エンディング曲:ヨルシカ「へび」
アニメーション制作:マッドハウス
キャスト
ドゥラカ:
シュミット:
ラファウ:坂本真綾
ノヴァク:津田健次郎
フベルト:速水奨
オクジー:
バデーニ:中村悠一
ヨレンタ:
※島崎信長の崎はたつさきが正式表記。
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