スタジオジブリ作品「
レコードは「風の谷のナウシカ」の劇場公開40周年を記念してリリースされるもの。楽曲は
細野は「安田成美さんから『風の谷のナウシカ』に再挑戦したい、というリクエストを頂いたのは2023年の夏だった」と明かし、40年の歳月を経た安田の歌声を「歌声を聴けば、母性と少女性が重なっているような、不思議な気持ちになる」と表現した。そして「何度もミックスをやり、磨いてはまた磨くということをやり続け、(自分の中に狂気を感じたほどだ。だがこれは職人気質なのだと思い直し、)ついにやり遂げたという日が来た。その結果がここにある」とコメントを寄せた。
細野晴臣コメント
安田成美さんから「風の谷のナウシカ」に再挑戦したい、というリクエストを頂いたのは2023年の夏だった。あのシングルが発売されたのが1984年なので、今年が丁度40周年だということが、安田成美さんを突き動かしたのだと思う。17歳だった成美さんは今も変わらず当時の面影のままだが、家庭を守り育てた母親でもある。そしてその歌声を聴けば、母性と少女性が重なっているような、不思議な気持ちになる。それにしてもこの2曲の再録音は自分にとって大事な仕事になった。(数年前に自分のデビュー盤だった「Hosono House」を再録音して以来の難関だ。)80年代の音楽を今の時代にどう表現できるのか、そのため今回ほど没頭したことはなかった。何度もミックスをやり、磨いてはまた磨くということをやり続け、(自分の中に狂気を感じたほどだ。だがこれは職人気質なのだと思い直し、)ついにやり遂げたという日が来た。その結果がここにある。そして今、そこに残ったのは音響というよりも、「人はなぜ傷つけ合うの?」という問いであり、それは「安田成美」が時を経て届ける手紙なのだと思っている。
【漫画家】田中ユタカ【愛人[AI-REN]、笑うあげは】 @tanakayutak_c
安田成美「風の谷のナウシカ」リメイク版のレコード発売、細野晴臣のコメントも(コメントあり) https://t.co/eUeBgNK5TS