安田成美「風の谷のナウシカ」リメイク版のレコード発売、細野晴臣のコメントも

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スタジオジブリ作品「風の谷のナウシカ」のテーマ曲で安田成美が歌唱する「風の谷のナウシカ」の、リメイク版を収録した7インチレコードが7月31日に発売される。

「風の谷のナウシカ(2024 ver.)」 / 「銀色のハーモニカ(2024 ver.)」7インチレコードのジャケット

「風の谷のナウシカ(2024 ver.)」 / 「銀色のハーモニカ(2024 ver.)」7インチレコードのジャケット

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レコードは「風の谷のナウシカ」の劇場公開40周年を記念してリリースされるもの。楽曲は細野晴臣プロデュースのもと、細野が作曲を手がけた安田の4thシングル「銀色のハーモニカ」とともにリメイクされ、1月にデジタル配信が行われた。レコードはA面に「風の谷のナウシカ」、B面に「銀色のハーモニカ」を収録し、税込2200円で発売される。

細野は「安田成美さんから『風の谷のナウシカ』に再挑戦したい、というリクエストを頂いたのは2023年の夏だった」と明かし、40年の歳月を経た安田の歌声を「歌声を聴けば、母性と少女性が重なっているような、不思議な気持ちになる」と表現した。そして「何度もミックスをやり、磨いてはまた磨くということをやり続け、(自分の中に狂気を感じたほどだ。だがこれは職人気質なのだと思い直し、)ついにやり遂げたという日が来た。その結果がここにある」とコメントを寄せた。

細野晴臣コメント

細野晴臣

細野晴臣[拡大]

安田成美さんから「風の谷のナウシカ」に再挑戦したい、というリクエストを頂いたのは2023年の夏だった。あのシングルが発売されたのが1984年なので、今年が丁度40周年だということが、安田成美さんを突き動かしたのだと思う。17歳だった成美さんは今も変わらず当時の面影のままだが、家庭を守り育てた母親でもある。そしてその歌声を聴けば、母性と少女性が重なっているような、不思議な気持ちになる。それにしてもこの2曲の再録音は自分にとって大事な仕事になった。(数年前に自分のデビュー盤だった「Hosono House」を再録音して以来の難関だ。)80年代の音楽を今の時代にどう表現できるのか、そのため今回ほど没頭したことはなかった。何度もミックスをやり、磨いてはまた磨くということをやり続け、(自分の中に狂気を感じたほどだ。だがこれは職人気質なのだと思い直し、)ついにやり遂げたという日が来た。その結果がここにある。そして今、そこに残ったのは音響というよりも、「人はなぜ傷つけ合うの?」という問いであり、それは「安田成美」が時を経て届ける手紙なのだと思っている。

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