「takt op.」の出来栄えに出演者もただただ圧倒、内山昂輝「厳しい目にも勝てる」

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TVアニメ「takt op.Destiny(タクトオーパス デスティニー)」の先行試写会が、本日9月26日に東京・新宿ピカデリーで行われた。

左から内山昂輝、若山詩音、本渡楓。

左から内山昂輝、若山詩音、本渡楓。

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バンダイナムコアーツとDeNAによるプロジェクト「takt op.(タクトオーパス)」の一環として展開される「takt op.Destiny」。MAPPAとマッドハウス制作によるアニメーションで、クラシックの楽曲をモチーフにした少女たち“ムジカート”の運命が描かれる。先行試写会では第1、2話を上映。朝雛タクト役の内山昂輝、運命役の若山詩音、アンナ・シュナイダー役の本渡楓による舞台挨拶も行われた。

TVアニメ「takt op.Destiny」第2弾PVより、内山昂輝演じる朝雛タクト。(c)DeNA/タクトオーパスフィルハーモニック

TVアニメ「takt op.Destiny」第2弾PVより、内山昂輝演じる朝雛タクト。(c)DeNA/タクトオーパスフィルハーモニック[拡大]

若山は運命を彷彿とさせる赤い靴や薔薇のアクセサリーを着用し、本渡はアンナ風のジャケットとパンツ姿で登場。一方でタクトを思わせる黒を基調にした衣装で登場しながらも「特に意識はしていなかった(笑)」と語る内山は、「オリジナルアニメということで、ここから始まる作品です。僕たちもつい最近完成したものを観たんですけれども、そのときはパソコンでの視聴でした。音楽がキーになってくる作品なので、皆さんが(設備が充実した映画館という)宇宙で一番いい環境で最速で観たかなと思います」と挨拶する。また作品については「今、アニメの制作クオリティが上がっていて、視聴者の方の目が厳しくなっている中で、そういう厳しさにも勝てるなと感じましたし、圧倒されました。アクションも音楽もすごいし、いろんな観点から観る価値のある作品になっていると思います」と出来栄えに自信をのぞかせた。

TVアニメ「takt op.Destiny」第2弾PVより、若山詩音演じる運命。(c)DeNA/タクトオーパスフィルハーモニック

TVアニメ「takt op.Destiny」第2弾PVより、若山詩音演じる運命。(c)DeNA/タクトオーパスフィルハーモニック[拡大]

劇中でキャラクターが弾くピアノの鍵盤やハンマーの動きまで細かく作画されている「takt op.Destiny」。若山も映像を視聴して圧倒されたと興奮気味に話し、「アクションだけでも大変というか動きが多いのに、キャラクターがピアノなどの楽器を弾いたりっていう(作画)コストもすごくかかるじゃないですか。それを考えるととんでもないものをお作りになったと思います。隅々までスタッフの皆さんの心が行き届いているなと感じて、ただただ涙しちゃいました」と語る。本渡も2人と同じ意見のようで、「1話、2話でこんなすさまじいもの出してしまって、1クール大丈夫?って思うくらいです」と続けた。

TVアニメ「takt op.Destiny」第2弾PVより、本渡楓演じるアンナ・シュナイダー。(c)DeNA/タクトオーパスフィルハーモニック

TVアニメ「takt op.Destiny」第2弾PVより、本渡楓演じるアンナ・シュナイダー。(c)DeNA/タクトオーパスフィルハーモニック[拡大]

続いて会場はそれぞれが演じるキャラクターの話題に。音楽に情熱を傾け、ピアノ以外には目もくれることのない主人公のタクトについて、内山は「演じているときはそんなに思わなかったんですけど、映像になって一歩引いて観ると、偏屈というか性格に難ありな人物だなと思いました(笑)。タクト自身は音楽に対して一生懸命だし、(周囲に迷惑をかけることを)悪いと思ってなさそうな感じでしたね。自分に対して正直にいるだけだけど、周りの人からすると『なんなのこの人?』みたいな。そこは視聴者目線で観て気づいたところです」と分析する。若山は運命について、「目的に一直線で、1話を観た感じだと、赤ちゃんのようなキャラクター(笑)。自分のやりたいことしか見えない!みたいな感じに見えて面白いというか、かわいいなと思いました」とコメント。そんな2人の面倒を見るアンナについて本渡が「(内山と若山の演じるキャラクターが)作中でも口喧嘩をしたり衝突をしたりするので、アンナは実際の年齢感よりもしっかりしなきゃという気持ちがある。お姉ちゃんというよりお母さんのようにならなくちゃと思って、あれこれ行動してくれる子です。1話、2話の段階ではしっかりものだけど不憫な子、周りに振り回されて苦労を背負っちゃいますね(笑)」と説明すると、司会者からは「本渡さん、そういう巻き込まれ型のキャラクターにキャスティングされること多くないですか?」とツッコミが。これに対し本渡は「めちゃめちゃ多いですね。慣れてきました」と笑いながら回答した。

TVアニメ「takt op.Destiny」第1話より。(c)DeNA/タクトオーパスフィルハーモニック

TVアニメ「takt op.Destiny」第1話より。(c)DeNA/タクトオーパスフィルハーモニック[拡大]

クラシックを題材にした「takt op.Destiny」は劇中でさまざまなクラシック楽曲が流れるのもポイントの1つ。本渡は劇中の音楽について「この作品のために楽曲を録り下ろしているというか、新しく作っているのが贅沢だなと思います。あと効果音にもピアノの音色が使われていたりして、結構ピアノを大切にしていて(音楽で)遊んでいく気持ちがあるんだなと感じました」と聞きどころを解説した。

TVアニメ「takt op.Destiny」第1話より。(c)DeNA/タクトオーパスフィルハーモニック

TVアニメ「takt op.Destiny」第1話より。(c)DeNA/タクトオーパスフィルハーモニック[拡大]

最後にエンディングテーマ「SYMPHONIA」を歌う中島美嘉からのビデオコメントも上映。中島は「『SYMPHONIA』を歌わせていただくときに、言葉をすごく大事にしました。美しい音楽だったり、きれいな言葉だったりが出てくるので映像と一緒に聴いてもらえたらとてもうれしく思います」とアピールした。

「takt op.Destiny」は10月5日24時にテレビ東京系6局ネットとBSテレビ東京で放送開始。今後、アプリゲーム「takt op. 運命は真紅き旋律の街を」の配信も予定されている。

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TVアニメ「takt op.Destiny」

放送情報

テレビ東京系6局ネット・BSテレビ東京:2021年10月5日(火)より毎週火曜日24:00~

配信情報

Amazon Prime Video、ABEMA、dTV、dアニメストア、dアニメストア for Prime Video、dアニメストア ニコニコ支店、Hulu、J:COMオンデマンド メガパック、milplus、Netflix、Paravi、TELASA、U-NEXT、アニメカ、アニメ放題、スマートパスプレミアム、バンダイチャンネル、GYAO!、ニコニコ、DMM.com、GYAO!ストア、music.jp、ビデオマーケット

スタッフ

原作:DeNA、広井王子
監督:伊藤祐毅
シリーズ構成:吉村清子
キャラクター原案:LAM
キャラクターデザイン:長澤礼子
総作画監督:長澤礼子、菅野利之
アクションディレクター:岩澤亨
D2デザイン:原科大樹
武器デザイン:前並武志
美術監督:e-カエサル
色彩設計:末永絢子
3DCGモデリングディレクター:玉井真広
3DCGアニメーションディレクター:小野英希
撮影監督:伏原あかね
編集:木村佳史子
音楽:池頼広
音響監督:郷文裕貴
制作:MAPPA、マッドハウス

キャスト

朝雛タクト:内山昂輝
運命:若山詩音
アンナ・シュナイダー:本渡楓
巨人:伊藤美来
レニー:日野聡
天国:水瀬いのり
地獄:上田麗奈
シントラー:浪川大輔
ザーガン:花輪英司

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