【今年のコミックナタリー】2024年の注目記事を振り返る

わんぷり、ハイキュー!!、推しの子、呪術廻戦…各月のトップ10を公開

2024年12月31日 15:00 25 4

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7月：「HUNTER×HUNTER」2年ぶりの新刊

「HUNTER×HUNTER」38巻

7月の1位は、「HUNTER×HUNTER」の最新38巻が、9月に発売されるというニュース。新刊の発売は約2年ぶりとなった。

また「らんま1/2」の“完全新作的アニメ”で、メインキャストが過去のアニメシリーズから続投となるという発表も反響が大きかった。乱馬役の山口勝平、らんま役の林原めぐみ、あかね役の日高のり子らが登壇して思いを語った発表会のレポート記事が2位、続投が決まったというニュース記事が3位になっている。

アクセスランキング：2024年7月1日～7月31日

1位「HUNTER×HUNTER」約2年ぶりの新刊が9月4日に発売
2位「らんま1/2」乱馬役を譲りたくない山口勝平　林原めぐみは自分の影を追いすぎないように
3位アニメ「らんま1/2」新作キャスト発表、山口勝平・林原めぐみ・日高のり子らが続投
4位映画「先生の白い嘘」ヒリつく会話収めた冒頭映像、鳥飼茜が思いを語るコメント寄稿
5位「劇場版ハイキュー!!」もう1回がない全国一斉上映、ステッカーのプレゼントも
6位ニャンコ先生と仕事猫が一緒に「ヨシ！」　アニメ「夏目友人帳」×仕事猫コラボグッズ
7位ドラマ「Shrink―精神科医ヨワイ―」第2話のテーマは双極性障害、ゲストキャスト発表
8位映画「はたらく細胞」新キャストに山本耕史、仲里依紗、松本若菜、マイカ・ピュ
9位伊藤潤二とサンリオが異色コラボ、「ギャル富江」「浮遊する四つ辻の美少年」など
10位 本日7月6日（土）放送開始の2024夏アニメ

8月：「鬼太郎誕生真生版」上映決定

映画「鬼太郎誕生ゲゲゲの謎真生版」ポスタービジュアル (c)映画「鬼太郎誕生ゲゲゲの謎」製作委員会

2023年11月に公開されたアニメ映画「鬼太郎誕生ゲゲゲの謎」。同作が327カットにリテイクを加えた「真生版」として、R15+指定で10月に上映されるというニュースが8月の1位に。古賀豪監督は「鬼太郎を大人向けのホラー映画にする」という挑戦において、「真生版」が「本来作りたかった姿」であると綴った。

また7月12日に公開された実写映画「キングダム」シリーズの4作目「大将軍の帰還」が、4作連続で興収50億超えを果たしたというニュースが9位にランクイン。「大将軍の帰還」はこの後も記録を伸ばし、現在では80億円を突破している。

アクセスランキング：2024年8月1日～8月31日

1位「鬼太郎誕生」R15+指定の「真生版」が上映決定、古賀豪監督「本来作りたかった姿」
2位ヒロアカ×earthのコラボ新作　デクと爆豪のブルゾン、お茶子のヘアクリップなど
3位「クレヨンしんちゃん」夏の終わりにホラーSP、「変な家」の雨穴が脚本・声優出演
4位アニメ「ONE PIECE」サボ役を入野自由が担当　8月18日放送回に登場
5位「しん次元！クレヨンしんちゃんTHE MOVIE」明日TV放送、シリーズ初の3DCGアニメ
6位「ONE PIECE」再アニメ化企画「THE ONE PIECE」監督は肥塚正史、スタッフ情報公開
7位「呪術廻戦」残り5話で完結、最終話は9月30日発売号に掲載　245話までの無料開放も
8位逢田梨香子がVTuberデビュー、「りきゃこ」として近日中に配信予定
9位映画「キングダム」4作連続興収50億超え、山崎賢人＆大沢たかお並ぶメイキング写真も
10位 「東京喰種」“体験没入型”展示会、金木とヤモリの戦いを全身で体感できるシアター

9月：「葬送のフリーレン」2期制作決定

TVアニメ「葬送のフリーレン」2期のティザービジュアル (c)山田鐘人・アベツカサ／小学館／「葬送のフリーレン」製作委員会

9月の1位は、アニメ「葬送のフリーレン」2期の制作が決まったというニュース。2023年9月29日に金曜ロードショーで初回2時間スペシャルが放送されてから、ちょうど1年後というタイミングでの発表となった。

2位には「ルパン三世カリオストロの城」が、公開45周年を記念してリバイバル上映されるという記事がランクイン。通常の上映だけでなく初のIMAX上映も行われ、入場者プレゼントも用意された。3位には桂正和「ウイングマン」が、作品の誕生40周年を記念して実写ドラマ化されるというニュースが続いている。

アクセスランキング：2024年9月1日～9月30日

1位「葬送のフリーレン」アニメ2期制作決定！ビジュアル公開　制作は引き続きマッドハウス
2位「ルパン三世カリオストロの城」全国でリバイバル上映、宮崎駿の映画初監督作
3位桂正和「ウイングマン」実写ドラマ化！制作はテレ東＆東映ビデオ、ティザー映像も
4位「〈物語〉シリーズ」阿良々木暦がついに登場、「忍物語」のPV＆ビジュアル公開
5位「〈物語〉シリーズ」最新作の地上波放送が決定、9月29日よりTOKYO MXほかで開始
6位「負けヒロインが多すぎる！」あえて水道水にしか見えないコラボドリンク提供
7位「鬼滅の刃」初の“柱”にフォーカスした大規模展覧会、今秋オープンの新施設で開催
8位とあるお婆さんとどんくさいギャルの一夜を描くホラー読切がジャンプ＋に
9位「SPY×FAMILY」と「かまいたちの夜」がコラボ、14巻収録話の惨劇を体感できる
10位 「宇宙戦艦ヤマト劇場版 4Kリマスター」をテレビ初無料放送、50周年記念企画で

10月：「ハイキュー!!」高校2年生の日向たち

「ハイキュー!!」の描き下ろしイラストを使用したアクリルパネル。 (c)古舘春一／集英社

ジャンプGIGA（集英社）の付録を紹介した記事が10月の1位に。「ハイキュー!!」の古舘春一が、高校2年生となった日向、影山、月島、山口が2013年の東京遠征に訪れたワンシーンを描き下ろしたもので、大学生の黒尾、最上級生となった研磨の姿も描かれている。

「ハイキュー!!」が月間アクセスランキング1位を獲得するのは、これで今年3回目。1月から12月まで、10本ずつ合計120本の記事をピックアップしているが、そのうち実に6本が「ハイキュー!!」関連だった。なお「〈物語〉シリーズ」「僕のヒーローアカデミア」も同じく6本ずつと登場回数が多い。

アクセスランキング：2024年10月1日～10月31日

1位「ハイキュー!!」日向たちが高校2年生に！東京遠征の様子描いた付録がジャンプGIGAに
2位 TVアニメ「【推しの子】」第3期の制作決定！新ビジュアルにカミキヒカルの姿
3位「ヒロアカ」LINEスタンプが誰でも制作・販売可能に、堀越耕平はある絵柄をリクエスト
4位「ONE PIECE FILM RED」「MONSTERS」本日フジテレビで地上波初放送
5位アニメ「ONE PIECE」エッグヘッド編は充電期間に　クオリティアップした魚人島編放送
6位新海誠監督初の長編映画「雲のむこう、約束の場所」明日19時よりBS-TBSで放送
7位「銀河鉄道999」続編がREDで約2年ぶりに連載再開、最後の戦いが始まる
8位「僕のヒーローアカデミア」FINAL SEASONが2025年に放送！ティザービジュ公開
9位「葬送のフリーレン」ヒンメルの剣＆フリーレンの杖を模したガラスペン発売
10位 「夏目友人帳」ニャンコ先生が冬にぴったりな半纏に、昔ながらの和柄に肉球がペタペタ

11月：「【推しの子】」約4年半の連載に幕

週刊ヤングジャンプ50号 (c)週刊ヤングジャンプ2024年50号／集英社

年間アクセスランキング1位の記事がここで登場。「【推しの子】」は昨年、TVアニメの主題歌「アイドル」が世界的ヒットを記録し、世間に“【推しの子】旋風”を巻き起こしたが、今年も1月に実写化が発表され、7月からはアニメ2期を放送、10月にはアニメ3期の制作決定もアナウンスされるなど、話題に事欠かなかった。

国民的作品という意味では、「【推しの子】」などと並んで「サザエさん」が5位にランクインしているのも興味深い。「サザエさん」は今年10月にアニメ放送55周年を迎え、ギネスレコード社が「最も長く放映されているテレビアニメ番組」のギネス世界記録更新を認定。11月末には「祝・放送55周年秋のサザエさんウィーク」と題して特別な放送が行われた。

アクセスランキング：2024年11月1日～11月30日

1位「【推しの子】」約4年半の連載に幕、最終16巻で“とある真相”明らかに
2位劇場版「進撃の巨人」新作映像は進撃のスクールカースト！エレンたちが映画の感想語る
3位「僕のヒーローアカデミア」最終42巻の表紙を初公開、原画展のキービジュアルも
4位新作「ガンダムSEED FREEDOM ZERO」制作決定！映画以前の物語を描く
5位「サザエさん」明日から平日夕方に傑作エピソード放送、52年前の初期作品も
6位「ガンダムSEED FREEDOM ZERO」特報をWeb公開、キッチンに立つキラとラクスの姿も
7位「銀魂展」人気投票の結果発表！新八の順位に空知英秋「そこにおったんかワレ!!」
8位アニメ「リゼロ」第3期“反撃編”、大罪司教とスバルたちが勢揃いしたビジュアル
9位「聖闘士星矢 THEN 廃墟の花」フルカラーで週チャンに登場、名シーンの全サも
10位 「ルパン三世」完全新作！30年ぶりの2D劇場アニメが2025年公開、特報も

12月：「呪術廻戦」最終巻発売、新聞広告も

読売新聞の朝刊に掲載された五条悟のイラスト。 (c)芥見下々／集英社

12月の1位は、「呪術廻戦」の最終巻発売に合わせて展開された新聞広告のニュース記事。新聞広告といえば、2020年12月に「鬼滅の刃」の完結記念で展開されたものも大きな話題になったが、今年1月の月間アクセスランキング2位にも「呪術廻戦」の新聞広告のニュース記事がランクインしており、2024年は「呪術廻戦」の新聞広告で始まり「呪術廻戦」の新聞広告で終わったとも言えるのかもしれない。なおコミックナタリーでは、「呪術廻戦」を含む、今年完結を迎えた“長期連載マンガ”をまとめた記事を公開している。

10月からのTVアニメ放送で人気を拡大したであろう「ダンダダン」が10位までに2本ランクイン。ほかにも1月4日にアニメが放送開始となる「メダリスト」、4月開始の「ヴィジランテ」、「その着せ替え人形は恋をする」や「MFゴースト」の続編など、2025年の訪れが楽しみになるようなラインナップが揃った。