──「テルネロファイター」を最初に聴いたときの感想を教えてください。

「攻めたなあ！」と思いました。イントロがジャーンと鳴って「牛乳を飲みなさい」ですよ？ 実は、この曲をもらう前に、スタッフさんに「6枚目のシングルは、これまでとは違うから」って言われていたんです。5作シングルを出したタイミングで、これまでとは違う一面を見せていこうっていう話になっていたから「どうなるんだろう？」と思っていたら「こういう変え方か！（笑）」って。でも僕はすごく好きです。ここまで振り切ってくれると、逆にやりやすいというか。「やってくれた！」って、うれしい気持ちになりましたね。

──では、仁人さんがこの曲を表現するうえでこだわっていることは？

「夢はどデカい牛になる」って歌っているんですけど、そういった野心は持たないと！と思うので、熱を持ってパフォ―マンスしている意識はあります。もう、闘志むき出しで！

──仁人さんの思い描く“どデカい男”って、どんな人でしょう？

仲間を大切にして、本当に大事な人のことは自分を犠牲にしてでも守れる人ですね。

──では次は、作品全体を通してお気に入りの曲やポイントを教えてください。

本当に全部いい曲なんですよね……自分の中では「テルネロファイター」が一番刺さっているんですけど、次にグッと来るのは「ボクノアカシ」かなって思います。今までのM!LKにはなかったような曲。ダンスパートがすごくカッコいいです。だから、パフォーマンスを観てほしいのは「ボクノアカシ」。曲は「テルネロファイター」がイチオシです！（笑）

──それでは最後に、仁人さん個人の夢と、M!LKとしての夢を教えてください。

この間、地元の鹿児島の小学校時代の恩師に「地元に帰って来なくても、東京での活躍が伝わってくるような人になってください」と言われて「そうなりたい」と思ったんです。例えば地元の皆さんが「鹿児島出身の有名人って誰がいる？」って聞かれたときに、自分の名前を挙げてもらえるようになりたいですね。長渕剛さんや山田孝之さん、哀川翔さんといった皆さんの中に僕も入ることができたら、もう幸せです（笑）。M!LKとしては、武道館や横浜アリーナと目標にしているライブ会場があるんですけど……そこにこだわってない自分もいて。いつまでも、M!LKがM!LKらしく、どこでも楽しく笑い合えるグループでいられたらいいなって思います。お互いに「楽しいね」って言い合えて、会話が絶えない感じ……というか、そういうグループでいられたら、おのずと“結果”も付いてくるのかな、と思っています。