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小林薫が「続・深夜食堂」の存在意義語る「こういう映画が1つはあってもいい」

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「続・深夜食堂」公開記念イベントの様子。

「続・深夜食堂」公開記念イベントの様子。

11月24日、「続・深夜食堂」の公開を記念したイベントが東京・丸の内TOEIにて開催された。

「続・深夜食堂」は、安倍夜郎のマンガをもとにしたヒューマンドラマ。にぎやかな街の路地裏に佇む小さな食堂「めしや」を舞台に、小林薫扮するマスターと個性豊かな客たちとの交流を描く。

イベントには主演を務める小林のほか、キャストの安藤玉恵宇野祥平金子清文須藤理彩小林麻子吉本菜穂子オダギリジョー、監督の松岡錠司が登壇した。小林は「雪の降る中、こんなにたくさんの方に集まっていただいて。ありがとうございます」と挨拶。松岡は「このシリーズが始まってから約7年が経ちました。今回もなんとかやり遂げることができたと思っています」と述べ、本編鑑賞前の観客に対し「皆さんお腹が鳴るという不思議な空間になると思います」と呼びかける。

韓国、台湾、香港での公開が決定している本作。松岡は「日本独特の話を作ってるつもりなんですけど、人気が出るとはね。謎めいてます」と笑顔を浮かべ、「地味だし、何か劇的なことが起こることもない。そんな作品でも、言語や食文化の異なる国で観てくれる人がいるんだなと。うれしいですね」と感慨深げに語った。

お気に入りのエピソードについて、安藤は「私と同い年くらいのアラフォーの女性が、15歳くらい年下のカッコいい男性に好かれるエピソードがあって。それいいなって思いました」と無邪気に語り、観客の笑いを誘う。須藤は「渡辺美佐子さんのエピソードが大好きです。常連客のおせっかいな感じも色濃く出ていて」と明かした。

温かいエピソードがちりばめられている本作にちなみ、最近ほっこりしたことを聞かれた登壇者たち。オダギリは「実は今日、トイレで吐いたくらい二日酔いなんですよ。今からご飯の映画を観るのに申し訳ない」とマイペースに述べる。松岡から「慎重に話してね(笑)」とツッコミが入るも、オダギリは下痢にまつわるほっこりエピソードを披露し会場を盛り上げた。

最後に小林は「そんなに深刻なドラマをやってるわけじゃないんですよ。息子の彼女のこととか、若い頃にしでかしたことを話してるだけで。でも市井の人からしたら、そういうものが一番大きなドラマなんですよね。こういう映画が1つくらいはあってもいいんじゃないかな」と作品に対する思いを語った。

(c)2016 安倍夜郎・小学館/「続・深夜食堂」製作委員会

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